【実話怪談・スピ寄り03】正体の答え合わせ
その日に泊まったかどうかは別として。こういう時のY山は、本当によく尽くす女なんだろうな…といい加減に感じたことは、深掘りしないでおこう。
まさかの!?
とりあえず、スマホの電話帳を検索…あれ?と登録していなかったことに気づく(笑)。あー…そうそう。出会いがビジネスの場だったので、直接連絡先ではなく…仕事用のアプリに入れていたことを思い出す。相変わらずよねーとY山は私の検索している姿に納得している。
ということで、無事に尼僧さんにつながり、私が掻い摘んだあらまし説明していると「全部言わなくていいから…」と尼僧さんは言う。ちなみにこの尼僧さん、ビジネス出会いスタート、ウマが合ってノラ猫話で盛り上がってからのー…「実は尼僧なんです」「えええー!」という知り合い。結構なお年で、私はどこぞの社長か社長夫人なのかな?と勝手に思っていたのだが、人とは分からないものである。
そににね…
もういちゃってるなぁ…と言うやいなら、尼僧さんいわくY山のその部屋にはすでに仏さまがいるという。幽霊とかではなく、仏教の仏さま。
また機会があると言うか、時期が来たら勝手に?自動的に?ご供養するように仏さまがするから、そこでお祀りしてていいとのこと。
私の知識では「魂を入れる」「開眼する」とか、そういうことしなくていいのかってことが気になる。もちろん、そのままそれをぶつけてみたのだけど…呼ばれたというか、その仏さま、彼女のことが気に入った。仏さまがとにかく彼女の元に来るために、今回はかなり強引に彼女を呼んだ。その背後に彼女を守護する仏ではなく、神がお手伝いしましたとさ。
え?Y山に神さま…それも守護神が!!
件の仏像より、Y山に守護「霊」ではなく守護「神」がいることに驚き。
やっぱできる女は違うな…と思う出来事でした。
今のところ
その話を聞いたY山はどうすればいいのかなど散々、尼僧さんに質問している。色々とアドバイスを受けて、今はリビングではなく彼女の仕事部屋に鎮座している。なぜか分からないが、私の手作りの台座に鎮座している。それでいいらしい…というか、それが私の役目だったらしい。
別に仏師とかでもないし、普段は普通の会社員…100均で買って来た木材め簡単な台座を作りました。お気に召しているのだろうか…今のところ、仏さまからのクレームは入っていないのが救いである。
これは2024年7月に起き、現在進行形の話。まだホヤホヤで…実は先週、進展があったのだが、それはまた別のお話で。
おまけ
怖くもない、大した話でもないですが、不思議なお話だと今でも思っています。
呼ばれて、不運になる話はよく聞きますが…呼ばれて、仏さまとの縁結び。Y山がコレ以上できる女になるのか、否か(笑)。
Y山も同じ年なので、半世紀近く生きているのだけど…不思議な体験はこれだけと言う。学生時代から連れやっていますが、お前、ソレは嘘だろーというぐらいよ〜く耳を澄ますと、ポロポロある仲間です。
大きな進展があったら、またこれの続きは書きますね。
次は…「柱時計と幽霊と…(1)」です♪
八山さん家の怪談
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(注意)
この作品は鉢山家の怪談…八山法龍が個人的に体験したことや聞いたお話になります。登場人物などは特定されないよう、偽名・イニシャルなどを使用しています。また場所や地域・ご神仏などを特定されないためにしておりますので、これを読んで勝手な憶測で他人様のご迷惑などないようによろしくお願いいたします。