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【実話怪談ですよ13】限界集落 日曜大工

 とうとう2025年(令和7年)となりました。
 年明けの滑り出しから、色々と(誤解・勘違いと思うのだけど)怒られることの多い始まりで、すでにめげそうになっております(笑)。
 ということで、年末年始頃から家の片付けをようやく始めたのですが…まだ少し時間がかかりそうです。


山小屋での日曜大工


 ひょんな経緯からいただきました机。御年93歳の元職人さんが作ってくれました。頑丈そうで、とても使い勝手の良い高さでした。いただいた時に、ニスを塗って磨くところまでは体力的に出来なかったから自分でしてねとおっしゃっておられましたが、コレは自分好みにしていいからねということだったのでしょう。とてもありがたいことでした。

 そうなったものの…こういうことは、学生時代の授業以来したことありませんから、自分で調べて色々と道具や材料を揃える日々。


いざ!

  実際にニスや道具も揃い、ニス塗り開始。
  なかなか一度塗りでは思うような色になることはなく、乾かしては右塗りをしていく日々。それでも納得いかないと、今まで塗ったニスをグラインダーで剥がしては、塗り直し。
 何度したのかおはっきりとお覚えておりませんが、恐らく4〜5回はそんなことをしたと思います。

 そんな真っ最中。
 件の山小屋に半分キャンプ状態で泊まりながらの作業にも慣れ始めたこともあったのですが、真夜中に塗り直し作業をしていた時に出来事です。

 ガンッ!

 という音が背後で聞こえたと思うと、何と私のiPhoneが机の上からぶっ飛んで、ありえないぐらい離れた床の上に落ちていました。
 もちろん作業中は、山小屋のリビングにあるテーブルの上に置いているのですが…。


咄嗟に出た言葉は…

 人間、あり得ないことが起きた時に出る言葉というものは、その人の性格が凄い出ると思っています。かく言う私から出た言葉は…

「iPhoneだけは、やめて!」

 と、怖いとか何とか、本当に何もなくそんな言葉が出ておりました。
 その後、見えない何かと同じ部屋にいることを何となく気配で感じながら、私は日々のスケジュールもあったので、黙々と作業を何もなかったようにしておりました。


余談

 このことが皮切りになったとは言いませんが、この後もこの山小屋に泊まっていると、色んなポルターガイストがありました。それでもめげずに楽しく山にいる野生動物、山小屋を縄張りにしている野良猫、野良犬たちと生活する日々を過ごしておりました。

  またこの山小屋のお話、思い出したら書きますね。


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【実話怪談ですよ14】何が起きても


八山さん家の怪談
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(注意)
この作品は八山家の怪談…八山法龍が個人的に体験したことや聞いたお話になります。登場人物などは特定されないよう、偽名・イニシャルなどを使用しています。また場所や地域・ご神仏などを特定されないためにしておりますので、これを読んで勝手な憶測で他人様のご迷惑などないようによろしくお願いいたします。

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