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リペアマンになった流れ 1

私は吹奏楽で使うような楽器をメインで修理するリペアマンという職についています。
なぜそのような仕事を選んだのか、
そしてリペアマンになる過程をお話します。
これから音楽系の仕事を目指す人の参考になればとも思います。



リペアマンになろうと思ったきっかけ

※以下から「リペアマン」とは管楽器専門のリペアマンのことを指します。

はじまりは…

高校3年生の私は秋になっても進路が決まっていませんでした。
生徒会役員と吹奏楽部の部長もやっていたので、文化祭が終わるまでは進路はさておいてました。

でも大学進学はしないというのは決めていました。
好きな勉強は“古典”だったのですが、大学で学んだところでそれを活かした仕事には興味がありませんでした。
司書?教師?うーん、つまらなそうだなー。
という、人と違ったことをしたいおバカちゃんでした。


自分ができることってなに?

人と違った仕事がしたい!と思ったものの、
でも何が出来る?と今更疑問に。
その頃の私は(今もですが)突出して得意なことも、興味があることもありませんでした。
そこで、私が得意なこと、続けてきたことを整理することにしました。

【私が得意なこと・続けてきたこと】
・書道
 妹の方が上手で、特別得意でもありませんでした
・吹奏楽
 中学1年生からクラリネットをやっていました
 こちらも特別上手いわけではありませんでした
・漢検2級
 高校2年生で取得。
 でもこれ、クイズ番組でしか活かせなくない?笑
・記憶力が良い
 授業で内容を覚えつつ前日勉強でどうにかなるタイプ

以上3点。
少ない…!薄い…!圧倒的希薄さ…! 
書道は道を極められるくらい上手くはなかったし、漢検だって「すごーい」で終わるだけの資格。
なんかやっとけ昔の自分…!やらせとけ親…!
伸び伸び育ててくれてア、リ、ガ、ト!!!


はちみ(18)悩む

私「 “吹奏楽”かあ…音楽系良いかも…。でもピアノは弾けないし、絶対音感も演奏の才能もないしなあ…。どんな職業があるのか調べよ!ポチポチ」

と、ネットで音楽に関わる職業を調べました。
その中にあったリペアマンという職業。

そこで、私もリペアマンに助けてもらったことを思い出しました。
サックスのネックを留めるネジが回らなくて、思いっきり回して折れたことがあります。
「やばい…怒られる?弁償?やばいやばい」
と冷や汗まみれになりながら、正直に顧問に告白。
怒られはしませんでしたが、楽器は入院。
すると2日くらいで返ってきました!
そこにはピカピカのネジがついたサックスが!
あの時の安心感は絶大で、とても救われた気持ちになりました。
(リペアマンになってから思えば、ネック留めネジ折れはあるある修理で作業も難しくないのです)

それを思い出し、吹奏楽部の子どもたちの活動を支えたいと強く思うようになりました。
そして地元で働きたい気持ちもあったため、リペアマンなら地元の楽器店に就職できるのではと考えました。
(高校生ならではの浅はかな考え)


おわりに

私がリペアマンを目指した理由は以下3点です。

①自分が続けてきたことの1つが吹奏楽だった
②ありふれた職業を目指すのは嫌だった
③吹奏楽部の子どもたちを支えたいと思った

次回は進路決定から専門学校に進むまでを書きたいと思います。
ではまた!

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