2022.07.01/ユネスコセミナーに参加してきました
「いのちと平和の文化」を考えるユネスコセミナー
ヒトが "人間" になるために 〜人として花を咲かそう〜
講師 : 播磨 靖夫さん (一般財団法人たんぽぽの家、理事長)
播磨さんは、新聞社などでのキャリアを経て、取材を通した出会いから社会の課題に取り組んでこられました。
活動は長年また多岐にわたりここでは講演でのお話しと配布資料からのご紹介としますが、「人間が人間らしく幸せに生きられる社会を作りたい」テーマが根底にあるとのことです。
今から50年くらい前に、奈良県において重度障害児の母親たちによる(子どもたちの)居場所づくりをサポートされたそうです。
昨日の講演のくくりにおっしゃったこと「絵を描くことや、歌をうたうこと、障がい者の特性にマッチした環境を与えれば人は開花する」
障がい者の人々がもつエネルギーは、行き場が無いために奇声を上げるなど手に負えないことが往々にあった。
ある青年は絵を描き始めると、情緒が落ち着き(エネルギーの起伏がなだらかになった)、素晴らしい絵を表現した。
見る側の人との間にコミュニケーションが生まれ、絵が売れることや絵を描く仕事が入ることが増えてきた。
今では、(精神・知的・身体)障がい者の方々の特性にマッチした居場所やアート活動が播磨先生の関わる法人を始め日本各地に増えているのだそうです。
「特性にマッチした環境」は(障がい者に対する表現として)健常者にも必要なものだと私は感じました。
「生きづらさ」という言葉にうまく表現されていると思うのですが、大小を問わず世の中の流れに乗れない要素を持つ一人ひとりにも、働く組織の中で、家庭の中で、配慮に富むマッチした環境が増えていくなら、よりたくさんの人が開花していくでしょう。
文中にふさわしくない表現や表記があればお詫びします。ご指摘いただいた際には訂正したいと思います。
ユネスコって世界遺産だけではなかった!
<ユネスコ憲章>
https://www.unesco.or.jp/hiroshima/text/UNESCO%20Constitution.pdf
<一般財団法人タンポポの家>
https://tanpoponoye.org