推し活における同担拒否の薦め 【同担拒否は自己防衛】
これは三度の飯より、いや…偶に食べるご褒美スイーツレベルにアイドルが好き。そして現場、所謂ライブ参戦が趣味である私による同担拒否の薦めである。
そもそも同担拒否とは?
"同担拒否"というと、言葉を知っている人ならネガティブなイメージを持つ人も多いだろう。だが、知らない人も少なからずいると思うのでここに軽く説明を残そうと思う。
○同担とは、推しがおんなじ人の事を言う。
つまり、同担拒否とは?同担=推しがおなじ人を拒否している人の事である。更に簡単に言えば、好きな人が被っていることを嫌だという人の事だろう。
同担拒否のパターン
同担拒否と一言に言っても私はタイプが3つあると思っている。
同じ人を推している人が苦手なタイプ
これは、いちばん多い同担拒否だと思う。このタイプは、同じオタクと触れ合うことは大丈夫だけど愛が強くて、純粋に好きな人が被っている人とは敵対してしまう、もしくはギスギスしてしまうタイプである。解釈違いが嫌なタイプ
これは、好きな人が一緒であることが嫌というより推しに対しての解釈が違うことが嫌であるタイプ。簡単に言えば、かっこいいと思っている人を可愛いと言う人とは分かり合えない。というように自分の正解と違うことが許せないタイプ。厄介オタクと関わりたくないタイプ
同じ人が好きであっても、同じオタクであっても全員が等しく純粋に応援している訳では無い。ということが分かっていて、そういう人と同志として、関わりたくないというタイプ。これは同担だけでなく繋がり自体を遮断している人もいる。
ちなみに私は全てかねそなえた拗らせタイプである。
ただ、同担拒否とは私は自己防衛のために壁を引いているだけだと思っている。なる前は同じ人を好きなのになんで、同じように応援できないのだろう?と思っていたが、何となく同じ人を好きな人に嫉妬を覚えてしまったり、同じ人のことを言っているはずなのに自分と違うような発言をしていたり、違和感を覚え始めた時期がある。
そして、その日は突然訪れた。
他担の友人(以下aちゃん)とポップアップに行った際の事。aちゃんから「私、同担無理で…」と打ち解けられた時にあれ?、私も彼女のように言ってしまったり、自分で情報を遮断してしまった方が楽なのかな??と思って「私もなんか違和感あるんだよねー」と告げたら、aちゃんはその発言に嫌な色を示さず、ただ一言「もうそれはなりかけてるよ」と。
その日、家に帰ってからすぐsnsの情報収集用のアカウントで違和感があるなと感じた同担の大手垢を何となくミュートしてみた。
最初は申し訳ないな、相手も同じ好きを発信しているだけなのに……と思っていたが、それから数日に渡って好きなグル自体のマイナスな発言をしている人をミュートしたり目について違和感を覚えるものを全てミュートした。
すると、驚いたことに滅茶苦茶に快適に推し活ができるようになったのだ。
これは、"sns社会でなんでも発言出来て勝手に好きなことと同じくらい、嫌なことも目に入るからそれを防止するフィルター"なんだ。そう気づいて、私は同担拒否と認め、簡単にミュートするようになった。
同じ人が好きだからと言って同じ形の爱だとは限らないし、所詮同じ消費者であるだけだから無理に繋がったり分かり合う必要は無い。嫌な気持ちになる可能性が少しでもあるなら防衛策として同担拒否という壁を築いてみることはどうだろう?
それにそもそも同担より他担の友人が居た方がメリットが大きい。ランダムグッズも他担となら楽に譲渡や交換ができたりする。つまり同担拒否でもオタク活動は困らない。
これが、私の同担拒否を薦める理由である。