「はちたん」フィールドワーク①【1年】
皆さんこんにちは。 今回は1年生の探求学習のフィールドワークの様子をお届けします。
4月からテーマを「八幡平の観光大使になろう」として、八幡平市観光協会海藤さんのご協力で八幡平の観光についてキックオフした1年生!そしてFWに出向く際の心得として、岩手日報八幡平支局牛崎さんにもご協力いただきました。
課題や興味を持ってFWをすることで充実はするものの、まずは「知らない」を「知っている」に変えながら気づいてもらおうという魂胆です。
ということで、リアルタイムではなく、だいぶ遅くなってしまいましたがFWの様子を数回でお届けします!
なぜ?どこから?どうして?
こんなに人気の「八幡平ドラゴンアイ」
2024年5月23日、駐車場にはすでに大型バスが数台。
平舘高校の同窓生であり、山岳ガイドの田中耕一さんが生徒たちの専属ガイド!なんて贅沢なんでしょう! ガイドがついてくれるということに、あまりピンとこない生徒たちもいるようですが、この意識が少しでも変わってくれるといいなと思います。「ガイド」も大切な存在ですし生業でもあります。
歩き始め! スノトレ用意したほうがいいよ!肌寒いから羽織るの持ってきたほうがいいよ!と事前に伝えたのですが。そのあたりは、高校生ですから自己管理で‼
自分で見て楽しむ旅もいいですが、ガイドさんが持っている知識は「そうなんだ?!」と新たな発見につながることが多く、また、その人柄に触れることが旅の思い出にもなります。 しっかりとインプットしようとメモを取る生徒もいました。
ガイドの田中耕一さんは、知識量はもちろんですがお話上手!お客さんの興味を引き出すプロです。「ガイド」という職業に触れ、地域の身近なガイドから話を聞き、別の場所でもまた経験することで、この八幡平の良さ、課題がふと見えてくるかもしれませんね。
見えてきました!八幡平ドラゴンアイ! 登ってくるときにも多くの人たちとすれ違いましたが、上の散策路にもまだまだ人がいます。
そして、高校生がここに来たのは単に「わー!すごー!」と見るだけではないのです。ミッション開始!
ミッションは、八幡平ドラゴンアイに訪れた人にインタビューをすることです。内容は班ごとに事前準備しました。自分たちの「疑問」から「問い」に替えて、八幡平ドラゴンアイの魅力に気づくとともに、課題も発見できた班もあったようです。
特に「どうやってここまで来ましたか?」と質問した生徒は、日ごろから八幡平市の交通の利便性が上がれば観光客もくるのでは?移住者も住みやすいのでは?と思っていたようです。
また、「なぜ、ここを知ったのか?」と質問した生徒は、情報をもっと発信するべきだけど、どんな形で届けるのがいいのか?という疑問を持っていました。
インタビューの数としては確証的なデータにはなりませんが、それぞれが考えるキッカケにはなったのではないでしょうか。
もちろん、お客さんだけではなく、ガイドさんにもインタビューした生徒もいました。
声を掛けたらなんと90歳! 冥途の土産にというものの、ここまで歩けているならまだまだ元気。来年も見に来てほしいです。顔は載せないので、記念に一枚お願いしたらOKをくださり、きれいな景色だけではなく、若い子たちの笑顔に出会えてすごくうれしいとのこと。
コミュニケーション力と人ができることとは?
自然しかない八幡平。交通の便が良くない。観光スポットが離れている。食べる場所がない。などの課題感を持つことができました。今の時代、フォームを作ってQR読み込んでアンケートでデータ収集が主流なのでしょう。けれども「人」ができることはフォームを作ることだけではないのです。
最初は「どうやって声をかける?」「なんていえばいいの?」とモジモジでしたが、人と触れ合う「度胸」にもつながる時間でした。どうやったら「答えてくれるか」はフォームを作り、それを拡散する際にも大切な視点。
そして、食べる場所のインタビューから「好きな食べ物」で観光客と盛り上がっていた生徒や、ドラゴンアイを取りに来たカメラマンさんの話を聞いて名刺をもらっていた生徒、普段寡黙な生徒もなんとか一言・・・
「人対人」の中で生まれる楽しさも旅の思い出になるのではないでしょうか。きっと90歳のおばぁちゃんのドラゴンアイの思い出には「八幡平の」高校生が残っていることでしょう。
続!FW①
5月23日のフィールドワークはこれで終わりません。
八幡平ドラゴンアイを見た後は・・・・・次回も是非ご覧ください!
最後までご覧いただきありがとうございました。
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