【1年生の総合探究ハチタン開始!】
皆さん、ご無沙汰しておりました。
本年度も平舘高校のコンソーシアムメンバーとして、そして学校コーディネーターとして関わっているI-Attract.の鈴木です。
今年度も主に家政科学科2,3年の「生活と地域資源活用」、そして新たに1学年団の「総合探究ハチタン」にもCNとして関わることになりました。
ということで今回は「総合探究ハチタン」の1回目の様子をお伝えします。
【ハチタンとは?】
「ハチタン」とは岩手県立平舘高等学校の総合探究「はちまんたい探究」の名称・・・略称?です(^^)
教科書がない「探究学習」は高校の先生方でも困惑し、悩んだ人も多いのではないでしょうか?現在進行系で悩まれている学校も多いとききます。
平舘高校(*以後、平高(ひらこう))では、自分たちが住んでいたり、関わっていたりする八幡平市について探究していくということを大きなテーマにして取り組んできたそうです。
先輩方は、自分たちが気になる地域課題を現状を調べながら、まとめ、提案してきました。
【R6年度の1年生は〇〇になろう!】
そんな中、今年度の1年生の【ハチタン】テーマ第一弾は【八幡平市の観光大使になろう】です。
八幡平市は十和田八幡平国立公園という素晴らしい自然と、世界からも注目を集めるパウダースノーという素晴らしい資源のもと観光にも力をいれています。観光は「農と輝の大地 八幡平」の「輝」の部分にあたります。
高校生って観光という言葉に馴染みがあるか?といったら、あまり無いのかなと思います。旅行には行っているけど、改めて「観光って何?」と聞かれると「なんだろう・・・」となりますよね。
そもそも自分が住んでいる市が観光産業を掲げていると思っているのだろうか?
実は、八幡平市にどれだけの観光客が来ているのか知らないのが現状です(興味ないとも言えます)。なのでこの1年は《知る》を重点項目として活動していくことになりました。
【八幡平市の観光といったら!】
第1回目の外部講師講話は、一般社団法人八幡平市観光協会の海藤美香様に「八幡平市の魅力、観光について」と題して講話をいただきました。八幡平の観光といったら!のお方です。私も日頃からお仕事でお世話になっております。
八幡平の魅力を国内外に広く展開している海藤氏のお話に、生徒たちは惹き込まれている様子でした。 質問をおりまぜた講話の時間の中で前の席の生徒が呼ばれ・・・・・
生徒たちに手渡されたのは、八幡平のイベントにて登場するカラフルな半纏でした!女子生徒からは「かわいいかも!」という声も。
各デザインは八幡平の四季を表しています。そして、裾にも実は凝ったデザインが!!!八幡平市をとりまく山の形と名前と標高が書かれております。 *並ぶ順が逆ですが(汗)ピンク(桜)→みどり(りんどう)→オレンジ(紅葉)→水色(雪)だと岩手山から八幡平への流れになります。
【八幡平市の観光大使になる・・とはどんなこと?】
観光大使、、、なんだか凄そうな言葉。しかしながら海藤氏の講話では、八幡平市を知って、それを身近な家族や親戚に伝えることにも意味があるということに気づいた時間でした。外や県外へ伝えることも必要だけど、自分たちにできることから広めていくことも必要ということです。
「自然しかない」だった表現を「こんなに魅力的な自然がある」という表現に変換するためには、自分たちで見て、知って、人に会って、聞いて、聴くことが大事だと考えます。そしてたくさんの情報を得ることができると同時に、何かしらの課題感をもつかも知れません。
普通の探究学習は課題テーマ設定から調査、聞き取りというルートが多いですが、今年の平高1年生は前半はフィールドワーク中心にアウトプットに挑戦。後半で課題テーマ抽出に向かう予定です。
【自分が知ってる地域資源とは?】
講話の後の時間は、今、自分たちが知っている地域資源について書き出してみました。
まずは、「名詞」として資源を書き出しまして、その後に「動詞」「形容詞」でグルーピングに挑戦。 この班は何故か英語表記(笑)。これだけでも頼もしい感じがします。
身の回りの資源をどうやって活用して、どんな産業が市内にあるのか?
ほうれん草や豚、雪や山・・・・一次産業も挙がりました。観光資源について考えると、もっと細かな、自分たちの目にみえる資源が現れてきます。観光業のつながりが少しだけど見えてきたひと時でしたが、生徒たちは気づいていないかもしれませんね。(私は今はそれでいいと思っています)
そして、授業終了時には、アンケートにも答えてもらいました。
なかなか面白い結果になりました。
一部を紹介します。学年25名へのアンケートです。
「もっと来てもらうためには」のアンケートに、【SNSやYoutube発信が多くて時代を感じる】という先生の感想がありました(笑)
この時点で「伝える」ことと「伝える方法」に意識が向いていることが、今後にどう影響するかも楽しみです。
初めの授業の後のアンケートでしたが、こちらの答えの中には「宣伝力」「交通網」「お土産(買う場所」など大人の世界でも課題とされている点も見えていました。
【次回は伝えるためには?】
ということで、次回は観光大使として誰かに、何かを伝えるためには?ということで、またまた外部講師講話の時間の様子をお伝えいたします。
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