亡き友人からの謎かけと、毎回伝えられるメッセージ
「もしそうなったらあとはお願いします」
失踪する5日前、彼はそんな言葉を私にチャットで送ってきました。
そして彼の失踪当時、彼の部屋には鍵がかかっておらず、パソコンの画面も開いたままの状態になっていたそうです。
彼のパソコンのロックを解除しデータにアクセスする様子を、彼は見ていた
瑛人くんは生前、自分が運営していたブログを、万が一の際には私に引き継いで欲しいという意思を示していました。
とはいえ彼の旅立ちはあまりに急で、私の手元にそのためのデータは一切ありませんでした。
彼が住んでいた部屋の検証が終わった後で、持ち主を失ったパソコンは、無残にもコードを引っこ抜かれて片付けられてしまいました。
わざわざ開いてあったにもかかわらず、結局画面は閉じられてしまったのです。
やむなく彼のお母さんからそのパソコンを借り受け、パスワード解析の専門業者にロック解除を委託し、私はブログの引継ぎ作業を開始しました。
ただし、言うほどそれは簡単なものではなく、お金も時間も手間も、とてもかかることは覚悟しなければなりませんでした。
瑛人くんとの霊界通信の中で、ミディアムさんが唐突にそんなことを口にしました。
それを聞いて、
「ああ、私が彼のパソコンを開けてサーバーやドメインのIDを突き止めていった様子を、彼は見ていたんだな」と思ったのです。
上記のような言葉は、それを見ていた人でなければ絶対に出てこない言葉だと思います。
もちろん、ミディアムさんはその時、伝わってきたことをただ話していただけで、何のことを言っているのかは全然分かっていませんでした。
それにしても、彼のパソコンを私が開くのを、持ち主が隣で見ていたかと思うとちょっと滑稽にも思えました。
そしてもう一つ、とても嬉しかったことが……!
通信の中で、ミディアムさんは私のことを「夕貴さん」と言っていましたが、夕貴というのは私の占い師名で、本名ではありません。
リアルで私のことを夕貴と呼ぶのは、元々が私の占いのお客だった瑛人くんだけです。
(ミディアムさんは、予約した本名で私を呼んでいました)
だから私には、「この通信の主は間違いなく瑛人くんだ」と思えてならなかったのです。
「答え合わせが出来てるよ」毎回必ず伝えられるメッセージ
彼が亡くなってから受けた数回のミディアムシップ・セッションの中で、決まって毎回、伝えられるメッセージがありました。
それは「桜」「キーワード」「鍵穴に鍵がハマってカチャッと開く時が必ず来る、答え合わせができてるよ」というものです。
――そんなことをミディアムさんに伝えながら、彼はニヤニヤと笑っているのだそうです。
最近気が付いたのですが、実は彼より十年早く亡くなった私の父も、過去にデモンストレーションに現れた時に
「桜」「三月」と、全く同じことを言っていたのです。
▼ その時のお話はこちら。
タロットが教えてくれた父の旅立ち~「8」にまつわる物語
瑛人くんの言う「まだ肌寒い時期」とは、やっぱり父が伝えてきた「三月」が一番しっくりくる気がします。
二人が伝えてきたこれらの言葉に、何か共通点はあるのでしょうか?
本当に答え合わせが出来ているのかどうかは分かりませんが、
そんなことを伝えてくるあたり、きっと彼は私に謎かけでもしているつもりなのでしょうね。
「自分たちは名コンビだと思う」という彼の言葉の意味
他にも、セッションの中でとても印象的だった言葉がありました。
瑛人くんは、
「自分たちはコンビだと思う」「夕貴さんと一緒にそういう仕事をしていく」ということを、唐突に伝えてきたそうです。
瑛人くんと関わり始めた頃、私は
「二人がコンビを組んでスピリチュアルな小説を世に送り出そうとしている」という妙にリアルな夢を見て、それを彼に話したことがありました。
当時の瑛人くんは、それにはほとんど興味がないといった反応でしたが、
もしも今回の「コンビだと思う」という言葉が、以前の私のそんな言葉への返事だとしたら……?
また別の日のセッションでは、
「夕貴さんの言ってたことは本当だよ」という言葉も伝えられました。
その夢の話を彼にした時、私は
「私たちは強い宿縁を持っていて、一緒に仕事をするために出会ったような気がする」
と伝えていたのです。
本当だよ、というのはそのことを指しているのでしょうか?
――もしも本当に私たちが「一緒に仕事をするための名コンビ」だったとしても、そのタイミングは彼と霊界に委ねることにして、
今は自身のできることを、コツコツと努力していきたいと思っています。
さてさて、次回は再び「謎解き」についてのお話に戻ります!
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▼ シンクロニシティ・ストーリーズまとめ。現在もまだ謎解きの途中です。