タロットが教えてくれた父の旅立ち~「8」にまつわる物語
一連のシンクロの発端となったお茶会の日(2010年3月12日)から、ちょうど一年が経った3月11日。
あの未曽有の大震災、東日本大震災が起こりました。
私が住む山梨は、大きく揺れはしましたが、海なし県でもあり津波の被害などはありませんでした。
ただ、それまで長い間クリーンエネルギーの研究をしてきた父は、何も言わずとも内心では大きく落胆していたかもしれません。
◆◇◆
地方出身で何の学歴もない父でしたから、もちろん研究なんてそんなに大層なものではなかったのです。
それでも知識も資金もない中で、自分なりに水力発電の装置を考え、小さなアトリエ(という名の小屋)でコツコツと模型を組み立て続けていました。
TV画面に映る原発事故の様子を見つめながら、父はおそらく、今世では間に合うことのなかった「悲願」を噛みしめていたのではないかと思います。
どうしてこんな所に?床に落ちていた愚者のカード
ある日、リビングの床にタロットカードが一枚落ちていました。
なぜ、そんな所に?と少々びっくり。
落ちていたのは、「愚者」のカードでした。
私は占い師なので、普段からタロットカードは使います。
でも、リビングで占いはしないし、そこに落としたまま拾い忘れたなんてことは絶対に考えられません。
そもそもリビングには朝から何度も家族が行き来していたはずだし、その時点まで誰もそのカードに気付かないなんてあり得ません。
そのカードは、突然そこに出現した(アポートと呼ばれる物理霊媒現象)と考える方がむしろ自然でした。
時々、私の身の回りにはこういうことが起こります(笑)
その時は気付かなかったけれど、
父がもうすぐ天へと還ることを、このカードは知らせていたのですね。
二日後、父は脳出血で倒れ そのまま帰らぬ人となりました
カードが落ちていた日から、二日後のこと。
クリーンエネルギーの研究と同時に能面師でもあった父は、能面の制作中に脳出血で倒れ、そのまま意識を取り戻すことなく旅立っていきました。
愚者のカードが示す「魂の解放と旅立ち」というのは、
天に召される時の、父の魂の喜びを表わしていたんじゃないかな?と思います。
片足先を落石事故によって切断し、生涯義足をはめたまま、走ることが出来なかった父。
このカードの意味の通り、不自由な体から解放されてようやく自由気ままに動けるようになったのです。
お葬式から帰ると、父の愛犬ハチも地面に横たわっていた…
父は「ハチ」という名前の犬を飼っていました。
父のお通夜の日、何かを察知したんでしょうか
ハチは窓の外で一晩中鳴き続けていたのですが、
翌日お葬式が終わって帰ってみると 既に息絶えていました。
愚者のカードに描かれた人物の足元には、白い犬が付き添っています。
父が天に召されること、そして天国に昇る父の足元には「白い犬のハチ」が付き添っていてくれること。
あの愚者のカードは、きっとそのことを示唆してくれていたのですね。
父と一緒に、ハチも天国へ昇っていってくれたんだなぁ……
そう思うと、すごくすごくホッとします。
実はそれからしばらくして、天国の父から「そのこと」を告げる内容のメッセージが届きました。
その時のお話は、また後日書いてみたいと思います。
映画「HACHI」から連続するハチ(8)のシンクロ
忠犬ハチ公さながらに父に寄り添い天国へ行ったハチと、落ちていたタロットカード。
そして映画「HACHI」にまつわる様々なシンクロ……。
名前が同じハチだったことも、映画の中になぜか「ヤマナシ」が登場することも、
「偶然にしてはあまりに重なりすぎているなあ」と、ちょっと面白く思いました。
映画の中には、ハチという名前を指して「天と地とを繋ぐ者」という意味の台詞が出てきます。
(うろ覚えなので言い回しは少し違っているかもしれません)
天と地とを繋ぐ者――「8」。
そんな訳で、この頃から
私にとっては、この「8」という数字が特別なものになったのです。
長くなりましたので今回はここらで終わりにして、次回は先に少しだけ触れた、
「天国の父からのメッセージ」についてのお話です。
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