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サロンの物件探し、実はガイドから導かれていたのかも?というお話

今回は、シンクロ物語の最後を飾る番外編!
私が占いサロンを開業するにあたり、物件を探した時のお話です。


独立の最初のステップとして貸スペースの利用を検討…のはずが!


私が住む山梨は、田舎ゆえイベントスペースやレンタルルームの数はそれほど多くありません。
例えば図書館など公共施設の貸会議室、また民間のコワーキングスペース的なものはあっても、継続して占いの対面鑑定に使える良さそうなスペースは見つからず……。


そんな中、「起業間もない人を応援するため、格安で部屋を貸します」という物件がひとつだけ検索にヒットしました。

三坪ほどの小さなスペースに、机や椅子は無料貸し出し、光熱費・水道代・Wi-Fiも無料、半年以上の継続契約が可能、とめちゃくちゃ好条件!
どうやら地域活性化事業の一環として作られたお部屋のようです。

場所は甲府市中心街、甲府駅から徒歩約10分でお洒落なカフェの2F。しかも隣には十数人くらいは入れる貸会議室まであります。
――という訳で、これを逃す手はない!と早速連絡を。



ですが、そこはさすが山梨。
ローカル色が強いというか何というか、掲載サイトに電話番号はなく連絡手段はメールのみで、その返答も約2週間経ってからようやく電話がかかってきたという有様でした (;´∀`)

現在は入居中のため、内見の予約をして待つことに


今のところ私以外に問い合わせはないとの返事だったので、現在の入居者が年末に退去するまでの約4か月間、内見の予約をして連絡を待つことになりました。

事前に「占いをするスペースを探している」と伝えてあるので、事業内容で断られるという心配もなさそうです。
(占いやスピリチュアル系サロンは物件を借りるのが案外難しいのです……)


引き続き別のスペースも探すつもりでしたが、これ以上に条件の良い場所はそうそうないと思われます。
ともあれ、内見まで時間があってまだあまり動けないので、しばらくはスキルを磨くことに集中していようと思いました。



そんな折、たまたま私の友人から
「今自宅サロンで整体をやっているけど、このままマンションの更新をするか、それとも別の物件を探してサロンを拡張するかで迷っている」
という相談を受けたのです。


そこで私は、内見予約中のレンタルスペースが『先着2室』の入居者募集だったことを思い出し、
「隣同士でサロンを開業できたらいいね!」と彼女にそのスペースのことを話したのです。

条件が良い物件なので、もちろん彼女も大喜び。すぐに管理人にメールを送りました。

まさかのリスケ!4か月待ってからの予定変更に大慌て


友人の問い合わせに対し、先にも書いた通りこのレンタルスペースからの返答は、2週間以上かかってやっと電話がかかってきたのでした。

急いでいた友人は、そのタイミングで矢継ぎ早に質問を送ったそうですが――それが効いたのでしょうか、
空室になった時に、なぜか「彼女の方に先に内見の連絡が行ってしまった」のです!


一方、私の方には待てど暮らせど連絡が来ませんでした。
そして彼女が内見を済ませ、契約をした後になってから「すみません、他の人に決まってしまいました」という電話がかかってきたのです。


蓋を開けてみたら実は一部屋しかなく、しかも先着順と言いつつ全然そうじゃなかった(泣)
予約したのがずっと前すぎて忘れられていた、というならまだ仕方ないのですが、明らかに意図的に順番を入れ替えられたのは流石さすがにショックでした。



ただまあ、上記のレンタルスペースには室内にトイレがなく、隣の貸会議室内にあるものを共同利用(会議室予約がある時は使用不可)という点がどうしても私の希望に合わなかったので、それはそれで必然的にこうなったのかもしれません。

そんな訳で、私の物件探しはいきなりひっくり返されて振り出しに戻りました。
のんびり4か月も待って他の物件を全然当たっていなかったので、歳も押し迫ってからのこの展開にはすっかり慌ててしまいました。

その後の物件探しは難航!電話口で断られたり返信がなかったり…


山梨は交通網が発達しておらず、車社会なので「駐車場がある」ことは物件探しにおいて大前提でした。

そこで基本的には駐車場のある物件を探しながらも、近くに月極駐車場やコインパーキングのある物件、また駅からそう遠くない場所で賃料が安いところも視野に入れて探しました。

やはり駅チカの条件の良い場所はとても手が出ないお家賃なのですが、
ドーナツ化現象で少し寂れた甲府市中心街には「空き店舗活用事業」というものがあり、市から補助金が出るという話を聞きつけました。


思うに、この頃から「ちゃんとしたお店(事務所)を構える」方向に話がどんどん転がっていった気がします。

初めはちょっとしたスペースで占いが出来ればいい、くらいに気楽に考えていたものが、補助金を申請できるくらいには事業として成り立たせないといけないな、という具合に。



その当時たまたま賃貸情報サイトに載っていた物件のひとつがこの対象区域内にあり、
コインパーキングが目の前にあるという立地で家賃もギリギリ範囲内だったため、とりあえず市役所の商工課に助成金の相談にも出向きました。

ただ、事前に相談したよろず支援拠点の中小企業診断士の方は、「空き店舗になるにはそれなりの理由があるので、あまりお勧めはしません」と言っていましたが。

「占い・女性・個人事業主」という三重苦の壁は厚く…


市役所の方では、やはり占いという業種に対してちょっとした引っ掛かりがあるようでした。
担当の方に申請書の書き方を教わった際、実際の業務をお堅い言葉に直して提出した方がいいとアドバイスを頂きました。

以前、私のミディアムシップの先生にも「こういう業種は建物なかなか貸してもらえないから、サロン開くときは気を付けてね」と聞いていたのですが、業種だけでなく女性ということや、個人事業主(法人ではない)ということにも左右されたように思います。

実際、助成金申請の対象となっていた事務所物件は、内見希望を伝えるも「オーナーの意向で」電話口で・・・・あえなく却下されてしまいました。

後で揉めるのも嫌だったので、問い合わせのメールに最初から占いカウンセリングと記載したのですが……結局それが仇となったのかもしれません。

対象区域内の物件を扱う別の不動産バンクにも問い合わせのメールを送ったのですが、こちらもなぜか・・・返答が戻って来ず(泣)



この物件探しの最中、先のレンタルスペースの件に始まって、こんなことばかりが続いたので少々まいってしまいました。

普通ならそんなことあり得ない!という出来事ばかり、しかもそれが連続して起きるので、
おそらく霊界からの差し金で「辿り着くべきところに辿り着くよう仕向けられていた」んじゃないかという気がしています。

ダメ元で不動産屋さんに問い合わせのメールを送ってみた


そんな中、金額的にドストライクな とある物件が目に留まりました。
内部の構造もちょっと変わっているというか「謎の小部屋」がある仕様で、興味をそそられました。

一度ならず二度も三度も肩透かしを食らわされたので、少々身構えつつ賃貸情報サイトから気になった物件に問い合わせのメールを送ってみると、
翌日、脈がありそうな返信があり、その翌日にはもう内見の予約ができてしまいました。


築年数は経っていますが、適度な広さもあり
家賃もお手頃な物件でした。


部屋の真ん中にある謎の小部屋……物置きにでも使っていたのでしょうか?
ともかく鑑定用の机と椅子が置けるだけの広さがあれば、私的には充分です。

ただ、不動産屋さんからの返答だと「駐車場が敷地内にはない」とのことで、少し離れたところに車1台分だけは停められるのだそう。
それだとお客様用の駐車場をどこかに確保しなければならず、あまり期待はせずに内見だけは一応してみることにしました。

いざ内見!あまり期待していなかったはずが、まさかの一目惚れ!?


「近くに駐車場があればいいんですけどねー……まあ一応中を見させてください」
そんな感じであまり乗り気ではなかったこちらの物件。築年数は経っていましたが、しばらく入居者がいなかったようで、室内はそれほど痛んでいませんでした。


内見時の室内の様子。事務机と椅子、
ベンチソファが残されていました。


貸店舗というよりほぼ事務所ですが、私が探していたイメージに近かったのでこれは問題なし。
一から内装工事をする手間が省けるため、むしろ事務所仕様の方が助かるくらいでした。

奥のエアコンの古さが気になりましたが、不動産屋さん曰く「今まで内見に来た人が、みんなこのエアコンのことを言うんですよ」とのことで、
オーナーに交渉して新しいものを入れてもらえるかどうか聞いてみてくれることになりました。

そして入口からすぐのスペースには、スチール製のロッカーがそのまま残されていました。

先の事務机と椅子、ベンチソファ、そしてこのロッカーは「どうせ撤去するだけなので、もし必要ならこのまま使っていいですよ」とのことで、
ここに入居すればオフィス家具費用がかなり浮くな~なんて思いました(笑)

そして ▼こちらが例の「謎の小部屋」。

部屋の中央にある謎の小部屋。
後から造りつけられたらしく
幅木の色が違っています。


で、私はこの小部屋を見た時に「占いブースにぴったり!」って思ったんですよね。「これってまさに私のためにある物件だわ!」って一目惚れしてしまったんです。

元々占いをするテーブル周りだけはパーテーション工事(または突っ張り式のパーテーション設置)を考えていたのに、この小部屋があればそれすら必要ないではないですか!

しかも入居月分の家賃がフリーレントというおまけ付き


聞けば、こちらの物件にはだいぶ長いこと入居者がいなかったそうで、入居月分のフリーレントがおまけに付いていました。

家具付き、初月家賃無料、実際の月額も格安、そしてカーペットは入居前に新しいものに張り替えてもらえるとのことで、
もうこの時点で私の心はほぼ決まりかけていました。


残るは駐車場の問題だけですが、とりあえず自分の車を停める分の駐車場には空きがあるので、あとはお客様用の駐車場2台分を確保できれば決まり!というところまで漕ぎ着けました。

周辺には月極駐車場がいくつかあるのですが、どこも現在は満車らしく、
かろうじてこの不動産屋さんが管理している(車を出し入れしにくい場所にある)駐車場に空きがある程度でした。


小部屋の中から窓の方を見ると
こんな感じです。


ただ、周辺駐車場は「現時点で」満車というだけで、もしかしたら数か月後くらいに空きが出る可能性もあります。
最悪、オープンまでに空きが出なくても、不動産屋さん管理の駐車場を2台分、仮に押さえておくことなら可能でした。

それなら、営業しながらタイミングを見て、もっといい場所に借り換えをすればいいだけです。

――という訳で、歳も押し迫った12月上旬、ついにサロンの物件にめぐり逢えたのです。

あまりの条件の良さに、今までのおかしな出来事(突然のリスケや返信が来ないなど)も霊界の介入だったのではないかな、と思いました。
ここに辿り着くまで、邪魔が入って「別の物件に行かないように」仕向けられていたというか……(笑)


入居時の事務室の様子。
事務机とロッカーは例の借り物。
謎の小部屋は今やこんな感じに


駐車場にもまたまた邪魔が!ここまで来るとやっぱり霊界の介入だよね


さて、オープンを控えてもまだ周辺の駐車場には空きがなく、
仕方ないので「出し入れのしにくい、不動産屋さん管理の区画」を2台分、契約することになりました。

そして契約書を提出して帰宅したまさにその時、先ほどの不動産屋さんから電話がかかって来たのです。

「すみません……実は昨日から・・・・その駐車場入口で道路工事が始まったらしく、4月までの2か月間、通行止めになってしまうとのことです」


何と!オープンは2月だというのに、4月までその駐車場には車の出し入れが出来ないというのです!!(;'∀')
契約者が現れたことを不動産屋さんがオーナーに連絡したところ、先の情報が伝えられたみたいでした。

私が契約するという意向を伝えたのは、まさにその「昨日」なのです。
これって絶対、霊界の差し金ですよね?


慌てて、満車と聞いていた別の駐車場にダメ元で電話したところ、
「二台分、並べて停められるスペースに空きがありますよ!」との返答が。

かくして、駐車しにくい奥まったスペースの駐車場はキャンセルとなり、
広々とした(しかも二台分並んで停められる)駐車場を無事、確保できたのでした (;´∀`)

この地で光を広げる活動をしていく、そのための拠点


さて今回、長々と私のサロン開業(のための物件探し)物語を書かせて頂きましたが、この記事で私が一番伝えたかったのは
「この物件は天からの授かりもの」だと思っているということです。

そもそも占い師になりたいなんて思っていなかったのに、今やなぜか専業で占いの仕事をしている私。
こうしてサロンを開くことが出来ているのも、訪れてくれる方々がいるから、そして霊界からの導きがあってこその「今」だと思うのです。


このサロンから旅立っていった、今は霊界にいる瑛人くんと二人三脚で、
私はここから「この地に小さな光を灯していく」活動をしていきたいと願っています。

そんなプチ決意表明も兼ねて、シンクロ物語の最後にこんな開業についてのお話を書いてみました。
長くなりましたが、ここまでお読み頂きありがとうございました!


▼ひっそりと営む小さな小さなサロンの物語は、こちらに書いてみました。


▼ シンクロニシティ・ストーリーズまとめ。最初から読みたい方はこちら!


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