【時間感覚が変わる色の秘密】~世界もココロもグラデーションでできている~123
こんにちは 八彩理絵子(やいろりえこ)です。
色を皮膚で感じる。皮膚は第二の目というお話しをしてきました。
今日は時間の長さも違ってくる というお話です。
先日赤い部屋と青い部屋では感じる温度が違うというお話しをしましたが、実は時間の長さの感じ方も違うんです。
例)30分~40分ぐらいしかいなくても、1時間いたような感覚になる
つまり、赤で囲まれた部屋にいると実際の時間よりも長く感じる
例)1時間いても30分~40分ぐらいしか経っていないような感覚になるんです。つまり、青で囲まれた場所にいると実際の時間より短く感じる
このように赤い部屋と青い部屋、その差は、個人差や環境にもよりますが、約2倍!この赤と青の時間感覚も、色が体の反応を引き起こす作用と関係しているのです。
赤で囲まれた場所・・・実際の時間よりも長く感じる
青で囲まれた場所・・・実際の時間よりも短く感じる
みなさん昔話の「浦島太郎」はご存知ですか?
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浦島太郎は青い海の世界の竜宮城にいき、楽しさも手伝って、時間があまり経っていないと感じていたけれど、地上の世界に戻ってみたらお爺さんになっていたというのは、色の視点からすれば的を射た話なのです。
「色」って不思議ですね。温度の違いだけではなく、時間の長さの感じ方まで影響しているのですね。
今日はここまでになります。
次回は、時間感覚の効果についてお話ししたいと思います。
ここまで読んでいただき
ありがとうございました。
お・ま・け
伝統色
今日は私が大好きな「羊羹」の「羊羹色」
黒羊羹のような色で、赤紫みを帯びた黒色。
「羊羹色」は黒染めの衣服が色褪せてきた時に羊羹のような色になるさまを表す意味でも使われます。昔の黒染めは紅や藍などで下染めしてから黒く染めていたため、色が褪せてくるとちょうど羊羹のような色になっていたのです。
羊羹は鎌倉時代から室町時代に、禅僧によって日本に伝えられましたが、禅宗では肉食が戒律(五戒)により禁じられているため、精進料理として羊肉の代わりに小豆や小麦粉、葛粉などを用いたものが、日本における羊羹の原型になったとされます。
最後まで読んでくださり
ありがとうございます。
大切なお時間をありがとうございました。