![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/90012371/rectangle_large_type_2_0f9bf11624856a0e0a1ddc176616ba4e.png?width=1200)
【世界もココロもグラデーションでできている】39 「帯のひみつ」⑭
こんにちは 八彩理絵子です。
前回まで着物についてお話しを
してきましたが、着物姿に欠かせない「帯」
種類、格、合わせる着物などについて
お話しします。
『着物一枚 帯三本』や
『着物千両 帯万両』と言われるほど帯は
着物にとって非常に重要な役割 を持っています
帯は着物姿の第二の顔と言われることも あるほど周りから注目されるポイント でもあります。
帯の種類
![帯](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/90098332/picture_pc_c167ac99f13202e85edbb41d18875994.png?width=1200)
一つ一つ説明していきます。
【丸帯とは?】 「幅広く織った帯地を縦二つに折って、 芯を入れて仕立てた帯」が丸帯です。 金襴・錦織・唐織等で織られた通し柄で、 裏も表も帯全体に柄があるため、 とても豪華で重厚な礼装用の帯に なります。現代で丸帯を使うのは、 花嫁さんの本振袖(引き振袖)や、 白無垢・色打掛の掛下帯といった 婚礼衣装として。 舞妓さんの「だらり帯」くらい だろうと言われています。
また、七五三
もともと7歳の「帯解き」の祝いは、 本裁(ほんだち)の着物を着て、 つけ帯を解く儀式です。 昔は袋帯なんてなかったので、 帯も丸帯を締めました。
やはり両面総柄の 昔の帯は豪華です。 重くて・分厚くて・硬くて結びにくい といった「着付師泣かせの帯」とも いわれるようですが、シンプルに文庫や たて矢結びにした丸帯の品格は見事です。
![舞妓さん](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/90103080/picture_pc_fc3364aa67e22e8842f6ff8568c6bce4.png?width=1200)
【袋帯とは】
袋帯は、帯の中でも格式の高い帯として 位置付けられている帯。
名称の由来は、表地と裏地に異なる2枚の 生地を袋状に縫い合わせて仕立てている ことからきています。
一般的に格式張った式典やお祝いの席で 使われることが多く、 金色や銀色の豪華な模様や、 おしゃれ帯として使えるワンポイントの 柄など、種類は様々。
幅広い用途で使えることから、 帯の中でも人気があります。
丸帯の「重い」という欠点を補うために 作られたのが”袋帯”です。
袋帯は丸帯よりも短くスマートにし、 裏地には無地の生地を使って軽量化 しました。
軽量化によって動きやすくなった 袋帯は、後に主流となり丸帯に変わる 礼装帯となったのです。
「袋帯」は、
黒留袖・色留袖・振袖・訪問着・ 色無地に合わせる格の高い帯で
礼装用・振袖用の「織の袋帯」と、 やや格式ばらない「染めの袋帯」があります。
![(画像1_86) 乃木坂46星野みなみ・樋口日奈ら6人が成人式 “次世代白石超え”宣言 - モデルプレス](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/90103482/picture_pc_bd9248c74b5712fb615acf0fed5dd39e.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1667205941052-VcWrhqV0Kj.png?width=1200)
今日はここまでになります。
次回は「名古屋帯」についてお話しします。
ここまで読んでいただき ありがとうございました。
今日の伝統色は「瞑色」(めいしょく)
![](https://assets.st-note.com/img/1667198838855-tuMcjozEwq.png?width=1200)
夕方の薄暗い色の事ですが、夕焼けのように橙がかったものではありません。
「瞑」とは真っ暗闇に近い意味を持つ語。
日が沈んで間もない頃に稀に見られます。
ブルーモーメントの黒々とした青色を指すと考えてよいでしょう。
この色名がよく取り沙汰されるのは、近代文学、夏目漱石が『思い出すこと』の中の漢詩で日没後に竹藪を領ずる薄闇を表現しています。幽玄な雰囲気を放つ独特の語が、単なる薄闇にはない底知れぬ情念を宿すということです。
ブルーモーメント 日本においては天気の良い日没の直後、
目の前の風景が青に染まる時間が数分~10数分間ほど訪れることがある。
「青の瞬間」と呼ばれることがある。
最後まで読んでくださり ありがとうございます。
大切なお時間をありがとうございました。
大切なお時間をありがとうございました