見出し画像

浅間でハロウィン衝動突発旅行

この記事は11月23日・24日に行われた『Revo's Halloween Party 2024』の興奮が冷めぬまま26日には予定と宿を足を確保し、ライブ2週間後の12月6~8日に行われた松本浅間温泉の旅行記録である。
『ハロパ聖地巡り』ももちろんしたし、せっかく来たので『松本観光』もした。
画像過多の思い出記録となるので目次から気になる部分だけ斜め読みすることをおすすめします。
🎃がハロパ聖地関係、🍎がただの観光です。
位置情報だけ知りたよ!という人は末尾のマップだけどうぞ。


0日目

🎃あずさ55号

これに乗らないと始まらない。
余裕を持って20時半に待ち合わせ、駅弁などを購入してホームで電車を待つ。歌詞をすこしでも体感するために先頭車両(号車でいうと12号車)のチケットは確保済。
なおバスタは撮らなかった。まぁ、いつだって撮れるからね、バスタは(都民顔)

れぼ、あずさ55号だよ。アルファベット表記もかっこいいね。

乗った電車は週末だからか見た所満員で、実際車内アナウンスでも『指定席は完売』と言われていた。聞き及ぶとこの時間の特急列車はだいたい満席とのこと。
雨美さんの帰郷したであろう2020年頃(現在の主流解釈)はこの時間のこの方面は空いていたのかなぁ、などと考える。
大月を過ぎたあたりから『赤色のランプは空席なので着席されている方がいる場合乗務員点検が入ります』のアナウンスが入り始めたので、始発が満席だっただけでちらほらと客が降り、空いていくことに気づく。

先頭車両の亡者を 赤い電灯が笑う

は、もしかして松本に近づくにつれて空いていく空席、だったのかなとも思った。『亡者』ということは『かつては(生きて)いた』ということだろうし…。

なお、これは旅行であり雨美さんのような切羽詰まった境遇ではないため車内で気をもむこともなければ特にすることもなく、呑気に買ってきた駅弁を食べ、酒を飲み、車内販売で『信州りんごだ!!!』と発狂してタルトを買い、食べて寝るという気ままな時間を過ごす。

全く長野と関係ない北海道海鮮弁当と、中央線もイチオシの信州産りんごのタルト。松本城も出張っている。

『次は塩尻~』のアナウンスで起きる。当たり前だけども外は真っ暗で、ここまで来ると人のいる席を数えるのは両手で余裕で足りるレベルだった。
歌詞通りの停車駅案内で興奮しつつも、実際親が危篤と言われて呼び出され、片道3時間、夜というなんでもマイナスに考えやすい時間帯で、外が街頭などで明るいならまだ救いだけれども真っ暗で、車内の人も少なければ、これは相当堪えるな…と勝手に共感していきなりとてもしんどくなっている間に終点松本。
21時に新宿を出て松本についたのは23時45分。

🛋️第一の宿

この日は仮の宿としてビジホで1泊。
ホテルの食事は一切使わなかったのですがサービスとしてはとても美味しそうな朝ご飯があり、20時~22時には無料で夜食もイケる、部屋も綺麗でユニットバスが広めでゆったりできる、いいホテルでした。
8階808号室で8にまみれていて一瞬思考が未だリリースされない地平線に持っていかれて狂いかけた以外は。

1日目

🎃松本駅前マクドナルドで朝マック

翌朝、起きてニュースをつけると「今日は大雪」とのこと。天気予報も雪が降るかも、とあり、降ってきたらイヴェールもよう来とるって感じだなガハハ、と言いながら朝マックへGo!Go!
まぁ、何の変哲もない朝マックではあるんですけど。
いつだかの、てりたまに卵がなかった王様の日記を思い出しながらベーコンエッグを決める。もちろん卵は挟まっていた。

れぼ、松本駅前のマックだよ。ところで、子どもをおぶって1時間徒歩ってひきこもりじゃなくても死ぬと思う

🎃松本駅

荷物をロッカーに預けついでに到着が夜だったので撮れていなかった松本駅舎も撮影。

ハロパのロゴにもある形が特徴的な松本駅舎。と旧松本駅表札。

松本城は絶対行きたい、ということだけは出発前から決めていたものの、ほかは無計画の旅行。バスに乗り込んでから観光サイトを眺めたところ、旧開智学校まで乗っていき、そこから徒歩で駅まで戻る過程で松本城と四柱神社に立ち寄れる、という筋が組めたのでその道程で松本観光を開始。
向かう途中バスからフリマをやっている場所が2箇所ほど見えた。いい街だなぁ、と思った。

🍎旧開智学校・旧司祭館

旧司祭館は旧開智学校が管理している無料で入れるこじんまりとした施設。さっと見れそうだったので先にここからはいってしまったのでした。中は撮影可能。
長野県内で現存する最古の司祭館、とのこと。中は間取りを保存しているだけで家具調度品の展示ではなく、この建物を建てたフランス人のオーギュスタン・クレマン神父の功績を展示している建物、という感じ。
日本語大好きオタクのフランス人、という印象でした。黄色と山吹色と黄金色の説明なんて日本人でも難しいぞ。黄色って200種類あるねん。

色合いがとても綺麗でかわいい。左右対称なのが特徴とのこと。

なお、同じく無料で見れる旧開智学校管理の施設に「高橋家住宅」という武家屋敷もあるのですがこちらはちょっと距離があったのでスルー
旧司祭館は本当に旧開智学校の道路挟んで目の前にポツンと立っていたので、ついでで立ち寄るには最高でした。

そして旧開智学校。

龍がいて天使がいてステンドグラスがあって風見鶏がいて情報過多すぎる

なんと、本当にタイミングのいい話ですが3年半の休館を経て2024年11月9日に再オープンしたばかり!!
中はガラスケース内の展示以外は撮影可能。この日は他に行きたい場所も多く結構駆け足で見て回ってしまったのですが、書物系の展示が多く、ガラスケース内で開かれている冊子の内容までじっくり見たいタイプの人はだいぶ時間がかかるかと思います。見応え十分。

当時の教科書を手にとっていいの、この世のバグすぎる。

中の装飾にやけにゴツくてかっこいいものが多い、と思っていたのですが当時の廃仏毀釈によって解体された寺社仏閣の木材や飾りが使われている、とのこと。
また、ここまで残されていたのは明治天皇御座所があることで保存され続けていた経緯もあるとのことで天皇ってすげーんだ(小並感)
寺子屋(結構みんなばらばらの方向を見て好き勝手座っている)から今の教育体制(全員が教師の方向を見ている)へ変わったのが革新的であることとか、教育進度によってクラス分けを試みていたこと、当時から盲学校教育もしていたこと、結構本当にもっと詳しく読みたい資料がたくさんあったので少しリベンジしたい気持ちがある。
地元の小学生の描く「未来の松本」という模造紙寄せ書きの展示があったのだけど、み~~~~んな『でっけーーーーーコストコ』を書いてて、コストコ大人気でよかった。私は行ったことないけど。

🎃松本城

ハロパのロゴにもある忍者のいるお城。

このあたりで雪が降ってくる。さすが大雪。でもさすが松本、もう雪なんて今年すでに何度も降ってるんで珍しくもなんともないぜって顔するじゃん。と思いながら松本城へ。
ちょうど上記、旧開智学校の再公開に伴い、11月11日より松本城と旧開智学校のつながる切り絵御城印が販売中(限定5,000枚)でした。御朱印とか御城印集めるの大好き~~~!!!
松本城はそうでなくても恒常で更に御城印が3種ある。最高(城主の数だけある、という感じ)
ふとこの記事を書く際に調べていたら、御城印のはじまりはこの松本城とのことで…だからか?だから種類が多いんか??

中の展示物は鉄砲関連の物が多かったイメージがあります。大筒・小筒・火縄銃…公式サイトに収蔵品ばちぼこに載っているので興味のある方はぜひ。

そして、恐らくこのお城の目玉は中を登っていく最中現れる頭のおかしい角度の階段

最大傾斜61度超、じゃないんだわ

4階から5階をつなぐ階段が馬鹿みたいな傾斜な上に1段1段が馬鹿みたいな高さで段を成している。軽くアスレチックの様相で登るのはまだいいものの、降りるときに命の危機を感じるレベル。段に腰掛けて足を下ろすと次の段に足が届くすべり台のそれのような降り方をすることで事なきを得ました。当時のひとこれどうやって上り下りしたんだ、戦のときにこんな悠長に動けないでしょ…。
なお、この後遺症により、夜からふとももが凄まじい筋肉痛に襲われ、以降階段がすべて無理になる。

ちなみに階段付近以外は撮影可能。

月見櫓、二十六夜神、花頭窓

松本城の特徴的な形の要素となっている月見櫓。
現存する城郭建築の中で月見櫓を持つのは松本城と岡山城だけ、とのことで、今年行った2つの城がドンピシャで該当なのでちょっとおもしろかったな…(9月に岡山城に行っていました)

🍎四柱神社・縄手通り

こじんまりとした神社。行きのバスで見えていたフリマはここを挟んで左右2箇所でやっていた、ような記憶。本当にこじんまりとしていてあまり写真を撮っていないことだけ反省しています。
一番秋が残ってたのがここだったな。

御朱印をお願いして「値段を定めていないのでお心でお願いします」と言われたのは初めてだった。ちょうど結婚式を行っていてお賽銭を投げる場所が締め切られてしまっていたので、その分もこめてちょっとだけ多めにお支払いさせていただくなどしました。
やけに白っぽい鳩が群れに紛れて2羽いたことが印象的だった(子どもにめちゃめちゃ追い回されていた
伊勢神宮の式年遷宮にご縁があったのかぁ、とおもいつつ四柱の内一柱は天照大神であったので、ちょっと晴れてほしいな、などとお願いをする。

和歌とか鳥居とか鳩とか紅葉とか

浅草の仲見世のような場所が四柱神社から続いていたので寄り道。縄手通りというらしい。
カエル大明神なるものが祀られており、いたるところにカエル像があり、結構な率でカエル雑貨を扱っている店があった。カエルに目がない人にはおすすめスポットなのではないだろうか…。

バスの中から見えた見たガマ侍像(右上)があまりにも撮りたくて探しまくるなどしていた。

🍎松本時計博物館

そんな中目の端にこんな建物がはいってしまったら行くしかないのである。ということで、見るものが膨大じゃなさそうならはいってしまおう、と急遽向かう。

外見があまりにも絵になりすぎている

非営利目的での展示室の概観撮影は可能(当日撮るだけ撮ってから確認するのを忘れていて松本市の行政サイトにて上記を確認しました)だったので手当たり次第撮影をしていました。手当り次第過ぎてちょっと膨大に撮っていた…。
サイトの「収蔵品検索」で全項目空欄のまま検索ボタンを押せば全収蔵品が出てくるので見てみて下さい。このnote書くのにサイト探して見つけてびっくりした。ぜ、全部(小さめではあるけど)画像で見れる?!?!

これでもだいぶ厳選して写真を詰め込んでいる。本当にやばい量ある。

なお、本当に圧巻な量の時計が展示されているのですが、建物外観に嵌まっている時計ももちろん、これらは現存ですべて動いている状態で展示されています。のでず~~~っと大量の時計が秒針を刻む音が響いている。これは、それが耳障りだ、ということではなく、非常に心地よかった、という話。ずっと身を委ねていたい心地よさがありました。
多分寝るときにあの音が響いていたら無理になるんですけど…。

なお、展示品としてレコードや蓄音機もすこしあります。

並べられた蓄音機と大量のレコード、そしてゲームでみたシリンダー

先日遊んでいたゲームに蓄音機が出てくるシーンがあり、レコードではなくカメラのフィルムのような筒状のものをシリンダーと称していて、それを用いて録音内容を聞く描写があったんですが、蓄音機にはレコード、としか思い至らず内心ピンときていなかったので、この展示をみて「これか~~!!!!」となっていました。

🍴昼ごはん

やっと?!やっとごはんです。駅まで戻り、荷物を回収し、30分後にはバスにのって宿に向かわなければならないというカツカツさでお送りしている。とりあえず信州といえば蕎麦だろ!ということで駅舎にある蕎麦屋へ。
海老天蕎麦に2,000円、という結構強気の価格設定のお店だったのですが、いざ出てきたら自分の知ってる海老天じゃなくてひっくり返った。頭がついてる、海老天に。尻尾だけにどまらず。どういうこと?
自分はカニ天を頼んだので海老天の写真はありませんけども。こっちもソフトシェルクラブ丸ごとで結構なビジュアルである。

カニの丸揚げ。ちなみにめちゃめちゃおいしかった

🛋️第二の宿

そして、浅間温泉に移動。やっと?!やっとである。
なお、バスは渋滞にいささか巻き込まれチェックインに30分遅れた。道路は混む。みんな気をつけよう。
チェックインも遅れ、雪も強まり、まずはさきに宿にたどり着きチェックインを済ませ荷物を置いてから舞台背景探しだな、となったため一目散に宿へ。
先に今回の宿の紹介をしますが、『富士乃湯』というところを利用させていただきました。

サイト、見ましたか?まだ見てないとしても、見てもらえますか下のスクショを

富士乃湯、ホームページより拝借

あまりにも、ゲンさん・大女将・若女将、の概念すぎる。正しくはどうなのかはわからないんですが(まさか当人方にお伺いするわけにもいかないので)、便宜上このnoteでは以降この御三方を上記概念としてお呼びします。

旅館についてまず出迎えてくれたのがゲンさんと若女将。自分は荷物がキャリーだったのですがゲンさんによって手早くキャリーの車輪を拭われ、さしていた傘を回収される。その後チェックインにて若女将より夕飯時刻や翌日の朝ご飯時刻の確認、温泉施設の説明。そして、大女将により部屋まで案内され、部屋の中でより詳細な各施設、展示(旅館で展示ってなんなんだ、という話だが、絵などの展示がある、サイトを見よう。)の説明を受ける。
すでに一度ここで一旦大満足。大満足ですとも。部屋もめちゃめちゃ広いし。

あと、若女将から「今日の雪、初雪なんですよ」と言われひっくり返った。たしかに今朝「大雪ならイヴェールこないかな」と言ったけど。でも通行人みんな反応うすかったから、もう何度も降ってるんだと思っていたのに!!

そんなこともありつつ、ここまで色々見ておいてこの旅行の最大の目的のハロパ舞台背景を巡っていないため、一息ついた後、若女将に看板の場所までの道を確認して再出発。

🎃浅間温泉

例の看板

すでに聖地巡礼しているレポも頼りについにたどり着く例の看板。

例の背景、ジャケットの広場?公園?も

同じく先人たちのレポにより無事たどり着いたライブの舞台背景。
これを描いている時点すでにCDジャケットが公開されたので触れるのですが、恐らくハロウィンイベントの屋台を出しているのであろう広場も手前右側に見えています。湯けむり公園、というらしい。

雪がやばいくらい降っているが温泉街の雪ほど良いものもない

そのまま中央通りの看板も捉えて無事に宿へ。

戻った所若女将に「看板撮りに行っていましたけど、何かに出たんですか?」と聞かれ、しどろもどろにサンホラとハロパ・ハロ朝の説明をする。厄介なオタクで本当にすみません……。
夕飯をお願いした時間までまだ余裕があったので先にお風呂を済ませ、美術品などの展示を堪能し、夕飯・就寝…だったのですが、ご飯も最高だったので見てもらっていいですか。

🍴夜ごはん

満漢全席?????

すごい!!!!!!!!!!!!(語彙無し)
「あん肝と味噌大根」(左上写真上段真ん中)と「花芽山葵醤油漬け」(左上写真中段左)が無限に飲めるつまみでやばかったし、「干し柿バター」(左上写真真中)が時代が時代だったら罪に問われる味だった。罪だった。
我慢きず速攻で酒を追加、地酒の飲み比べを決める。夜明け前が一番飲みやすかった記憶があります。(下段酒ゾーン左写真内右側)
つづいてきたサーモンサラダ(写真左側中段)に載っている黄色いのも柿なんですけど、マンゴーって言われて出されても信じるくらい口の中で溶けて消えるめちゃめちゃ甘い柿だった、本当にお前は柿か?
焼きごま豆腐(写真左下下段)に至ってはなんかしらない食感だった。美味しいことだけわかる。
ふぐヒレをお吸い物にする(写真上段真ん中)なんて聞いてないしそれが柔らかくて難なく食べられるものになるなんて聞いてないし牡蠣とカリフラワーが合うことを知ったのは新しい発見だった。
パンプキンスープ(写真下段真ん中)に七味を散らすと途端に和風に感じるの楽しかったし白子は罪の味がした、美味しい。
ここで気になっていた松茸酒を追加。中に松茸が漬け込んであり(下段酒ゾーン右写真)たしかにほんのり茸の香りがする
銀鱈(戻る写真右上)は油ののりが凄まじく良かったし、信州プレミアム牛はスプーンでほぐせる柔らかさ、追加で頼んだ赤ワインとのマリアージュが最高。
そしてこのタイミングで白ご飯とお味噌汁。どうやらお味噌汁はお吸い物とは違うようで…?ここで驚きなのですが種類は多いんですが量は多くなく、米も結構うっすら盛りで、つまり満腹で苦しくてしんどい、とまでは至らないんですよね。お陰で非常に快適に食事を取れました。
そして最後にプリンとシュトーレン。信州りんごを沿えて!クリスマスだねぇ…。
プリン・シュトーレン・牛の味噌デミグラスソース・ワインだけを映すと完全に高級洋食のクリスマスのそれ、という絵面が撮れて非常に良かった。

そして、NeinコンのBDを字幕アリで見ながら寝る。
そう、なんとこの旅館、BDプレイヤーを完備しています。(ホームページにはDVDプレイヤーとの設備記載だったのですが実際に置かれていたのはBDプレイヤーであった、強い)ライブの円盤が出た頃にまた泊まりに来てもいいかもな、と本気で思っています。

触れるタイミングがなかったのでここで書くけれども温泉もとてもよかった。
今回泊まった部屋は客室に浴室がなく、共通浴場を使うパターン。共通浴場には大浴場のほかに貸し切り浴場というものもあり、行ったときに誰もいなければ使用がOK。予約制ではないが宿泊の際に案内されていたQRコードで利用状況がわかる、というシステム。
もうワンランク上の部屋に止まると客室に貸切温泉がついている、というパターンのようです。

二日目

夜通し降っておりうっすら積もってすらいる。イヴェールが元気すぎる

🍴朝ごはん

朝ご飯の30分前に布団をあげに行きます、と言われそれまでに起きなければ、と必死だったのですが無事起床。ということで朝ご飯も見ていただけます?

多い多い、ご飯が進みすぎて3杯食べた。

寝覚めにリンゴジュース。サラダ。ヨーグルト。2列2弾のお重には塩漬けの魚、切り干し大根・ひじき・そして納豆やちりめん山椒などご飯がバク進みする小鉢。もちろん写っていませんが味噌汁もあり、写真左上にいるのはその場で加熱して作られる豆腐です。なんかにがりとか入れただけの液体が提供され、火を入れるというものでした。めちゃめちゃとろとろスーパー美味しい豆腐だった。なんだったんだ、あれ…

一番遅いタイミングの朝食提供をお願いしたので急いで身支度をしてチェックアウト。
チェックアウトの際に若女将に「あのあと調べました!(サンホラを)みんなにも教えちゃいました~!」という恐れ多い報告をいただく。
音楽をお聞きになったのかまではわからないけれど…わざわざお調べいただきありがとうございます…。

温泉街に複数の地域猫がいるようなのですがちょうど1匹きていてたくさん撫でさせていただく。撫でますかと抱っこし、一緒に撫でていたゲンさんの手つきがあまりにもこなれていてすごくよかった。若女将もめちゃめちゃ猫ちゃんにメロメロでよかった。常に入口にお家と餌が用意されていて猫に優しい。「昨日家に湯たんぽ入れておいたんですよ」と言っていた、夜通し雪だったもんね…。

宿を出る際に再び大女将もおいでになり見送っていただきました。
本当に良かったのでまた来たいな。

🍴軽食「おやきと、コーヒー」

朝あれだけ食べておいて、さらに軽食を?!という感じなのですが、もと芸者小屋だった建物をリノベーションした、という前情報を見て気になったので、旅館の傍にあったコーヒーの飲めるお店にお邪魔しました。
おやきはさすがに満腹を極めていたのでテイクアウトして昼過ぎくらいにいただきましたけども…。

雰囲気も良いしコーヒーもおいしい。おやきはリンゴとおさつでした、おいしかった

🍎松本市美術館

松本観光の再開である。これは全く旅行前には予定してもいなかったのですが、1日目松本駅についた際にあまりにも特徴的なラッピングバスを見つけて検索した結果行くことを決めたもの。

あまりにも固有名詞を出さすとも全身で草間彌生を主張している

こんなのみて気にならないほうが無理でしょ。
ということで調べた所、企画展をやっている、とかではなく常設展…ではないのかな…とはいえ2022年4月21日〜 2026年3月31日というだいぶ長い期間、草間彌生作品を展示しているとのことなので赴いた所

あまりにも主張が強い。

待ち構えている外観がこれです。勝てないよもう。

コカ・コーラまで染め上げられている。誰も勝てない。

期間中も入れ替えがあるようなので自分が見た際のものがいつまであるのかわからないのですが…現在の展示品は24年9月10日~24年12月15日まではそのままらしい。期間後続投となるか入れ替えとなるかはわからないのですが…「痛みのシャンデリア」「天国への梯子」「魂の灯」の3点が本当に本当によかったので、期間中に行く機会がある方はぜひ見て下さい。絵画ではなく立体物なので期間中入れ替えなく継続なのではないかと勝手に思っているんだけども、どうなんだろうな…
なお、当日券があれば何度でも入り直しが可能です。「魂の灯」が見たくて2周しました。私は。

美術手帖さんが該当作品の写真を上げていらしたのでご参考までにね…

あと途中展示されていた「求道の輝く星は遠く」という詩があまりにも『かわみこと概念』で狂った。よすぎたのでその詩が収録されている詩集を買いました。
はじめて草間彌生さんの書籍作品を買ったんですけども他の詩をパラパラと見ていたら(まだ全部は読んでいない)結構だいぶびっくりするほど斜め上にやばめにアグレッシブなことを書き連ねていて、『前衛芸術家』という括りで括りきれないくらい前のめりに突き進んでるだろ、と思いました。

もし、死が人生というコースのゴールテープであったとして、彼女はそこまで脇目も振らず全力疾走しているのだけれど、ゴールテープを目指しているわけではまったくなく、その全力疾走はゴールまでの走行ではなくて、ゴールテープの手前で勢いよく飛び上がって、その時にやっと今までの走行はその先への走り幅跳びのための助走でしかないことがわかって、それがわかった頃には彼女は死のはるか先に着地しているんだろうなぁ、と彼女の作品群を見てからずっと思っている。ものすごいパワフルさに未だに気圧されてる感じがある。

ちなみに、さすがにトイレだったのでカメラを出すのを思いとどまったのですが、トイレの鏡すら赤の水玉に染め上げられていました。どこまでも侵食する水玉。

他にも常設展示で高原画家の作品・書道などがあったり。干拓を経験できたりしました。
ちょうど行った日には市民ギャラリーで日本山岳写真協会松本支部の写真展もやっていたのでそれも見るなどしていた。自然って雄大だな…って狂気山脈(クトゥルフ神話TRPGシナリオ)に思いを馳せたりする。
大人のワークショップ・子どものワークショップもそれぞれ開かれていて、芸術にめちゃめちゃ熱心だなこの町、と思うなど。
駅に「学都」「楽都」「岳都」と刻んだ碑が立っていたんだけれども全くもって同意である。

🍎自衛隊広報センター信濃

これだけ突然毛色が違うなって思うよな、自分でも思う。こちらは松本市美術館に向かう途中のバス内アナウンスで「本物のヘリコプターも展示してある」と流れてきたのを聞いて突発的に見たくなって立ち寄ることにしたもの。

外から見える情報が「やけにパンダがめちゃくちゃいる」だけだったので恐る恐るはいった所すぐ右手にバカでかいヘリとバイク。正面に壁面を登るマネキン。そして奥からにこやかに迎える自衛官というインパクトのすごい空間でした。背負うリュックが18キロだとか。チャレンジコインという文化?があるだとか、勲章の一覧だとか、自衛隊食料見本だとか、見るだけでも結構面白く、狭い割にぎゅっと詰まっている空間。
自衛隊の雑誌ってあるんだ~!(「MAMORU」という)とか、それとは別に(恐らく自衛官内のみ配布の)フリーペーパー冊子などもあり、自衛官の婚活問題やら筋トレやらあまり知る機会のない情報なども知るなどした。
他の訪問者の記事を見ていたら、交代で現役の自衛官が当番をしているらしくいろいろ聞いたら詳細に答えてもくれるそうで。聞くことがあるほど詳しくもなかったので展示物を見るだけ見て出てくるだけになってしまったのが少し悔やまれるな…。
あと、かなり前の方で御朱印・御城印大好き!とかきましたが…船にも御船印っていうのがあるんですね?!というのも展示で知りました。あ、あつめたいな…きりがないなこういう趣味…。

こんな狭いところにヘリが入るんだ?という衝撃が本当にすごい。

https://www.mod.go.jp/pco/nagano/centershinano/

昼ご飯と旅の終わり

ここでやっと観光がおわりです。目次がだいぶ長くて結果的に結構詰め込んだ旅行だったんだな…と振り返っている。
なお、昼は普通に駅中?駅ビル?の『だしの極みSIN』というところでキメました。前日昼もそばを食べたのにまたそばを食べてるよこいつ。松本牛もついていたので許されたい気持ちがあります。あと五平餅も食べた。

温蕎麦と冷蕎麦って別物だからね

お土産も思いつくまま目に付くまま馬鹿みたいに買った。ぎりぎりでマルメロと出会えてハッピーだったな。逆に言うと結局最後までどうしても山賊焼きを食べるタイミングがなかったことが悔やまれる…。

マルメロてまりりんごりんごりんご!ナッツは美味しかったです(完食済)

2日目朝は降っていた雪も前日に天照大神にお願いしたのが効いたのか知りませんが昼頃にはやんで晴れており、最後の最後にアルプスをみることもできました。これは駅からの風景。
昨日晴れていれば松本城から見えたんだけどなぁ、というのは考えないことにしつつ、あずさ46号に乗って松本をあとに。

時間帯も相まって急いで撮った割にはいい写真なのではないだろうか

おわりに

今回、宿の手配は全て一緒に行ってくれた友人にお願いしており。(私は往路の足確保だけした)
なんとこんなに好き勝手動いておいて一人旅ではなく二人旅だったである。こんな適当自由気まま突発で動く旅程をずっと一緒に楽しめて本当に良かったな。彼女の狂いに「ついていきたい!一緒に行こう!!」と飛びついてよかった。ありがとうございました。るんるん。

最後におまけとして、旅行先でその土地特有のマンホールを見るのが大好きなのですが、松本は「松本手まり」と「所持Jリーグクラブ」でした。マンホールを撮り集めていた着地として、おみやげに手まり絵柄マンホールのメタルキーホルダーがあったの、嬉しすぎて衝動買いしてしまった。

様々のマンホール。手まりは塗装ハゲであて色違いではない気もする…。

あと、これはいたるところにあったので撮っていた結果コレクションとなっていた、松本蟻ヶ崎高等学校書道部の作品郡です。せっかく撮っていたのであげとこ

右上は駅・下は旧開智学校にあったのだけど、左上は旧開智学校に行く途中で見つけた。あれは何の施設だ…?

マップ

ここまで長々とお付き合いありがとうございました。以下は行った場所です。ご参考になれば幸い。

松本駅周りの訪問場所
浅間温泉周りの訪問場所

こうやって整理して振り返るのって大事なのかもな、と思いながら写真をまとめたり文字を書いたりしていた。今後もやっていきたい行為ですね。

いいなと思ったら応援しよう!