新卒・若手に送る「暗い」未来予想図
筆者は、転職を多めにしている人間である。
25歳前後から役職を毎年上げて、現在は、そのポジションから大きくかわらないまま成長している。
平 ⇒ 主任 ⇒ 課長代理 ⇒ 課長
none title ⇒ associate ⇒ junior manager ⇒ manager
これが僕の今までのキャリア。
今はしがないアラフォーである。
法律・会計の英語が出来る
コンピューターの技能もある。
年収は人より少しもらってる。
でも、こんなもん。
新卒社員に聞かれたことがある言葉。
「harapekoさんの会社での夢はなんですか?」
僕は、「食べる為に働いている」だった。たぶん、新卒の彼は、僕が若い時に描いていた、、、
「大学生、新卒の頃は、課長になって、部長になって、役員、社長が夢」、そう聞きたかったのだろう。
若手の未来溢れる言葉は、素晴らしい。
しかし、強いて言うならば、「会社は自分の野心を叶える場所ではない」と言いたい。会社員が狙うのは、以下の3つではないだろうか?
■出世するためポジションが空くのを待っている
■自分のためにやりやすい同僚・部下(味方収集)をしている
■利益を最大化するために人件費の抑制を狙っている
もっとわかりやすく言えば、
■上層部が出世、失脚、退職、異動にならないと、出世できないし、同僚との競争にさらされる。
■仕事ができるかどうか、会社のためかどうかなんてどうでもいい。自分の役に立つ人間が欲しい、だが、使えなくなったら、ごみ箱に捨てる。
■給料を上げてほしい社員とは裏腹に、なんとか理由をつけて、給料下げる
新人時代には、会社の裏ルールがわからないので、キラキラした目で見ているが、失脚した人、人生に疲れきった人を見ると、言葉を失うものである。
大抵の人は、「自分は大丈夫」と思って見て見ぬフリをするが、「次は自分かもしれない」ということを忘れている。
30歳ぐらいまでは順調に一列に前に進むけど、30を超えれば、分岐が始まり、35歳ぐらいで「田舎に帰ります」が続出する。
ギブアップするか、前に進むか、妥協するかは自分次第だ。
そんな怯えた人生を抜け出す方法ももちろんある。
それは、自活である。
小さいビジネスを持って安定的に過ごすのか、自分で会社を作って大きくするかである。
近年は、特にそういった人が増えている人が増えていると思う。
これは、ネットの発達もあるけれど、大きくは、日本経済の未来が暗いので、上記の筆者がいったことが現実的になってウンザリした人が増えたからだと思う。
会社員の若手の時代は、先輩方と同じ仕事をしても給料は一緒なのだ。
その間は「学び」というスタンスでいたら、いい。
「学び」終わったら、会社に相応の対価を求めて、難しければ、自分で独立したらいい。どうせ、ブラック企業的な会社社会は崩壊する。
人生は短い、無能な先輩の文化に合わせたり、染まるのは時間の無駄である。