ぬりえのポテンシャル
先日にハリコをメインとした個展をやりまして、まぁただハリコってちいさいので展示会場の棚を埋めたとしても、「なんかこまこましたもんがこちょこちょ置いてあるな〜」くらいの見栄えしかしないのと、そもそも数がそう多くない(とはいえ70個は作りました)ので、売れちゃった場合のことを考えて「ぬりえワークショップ」なるものをやりました。
ぬりえは個展のDMを使用、100均コピックと色鉛筆を用意して皆さまに楽しんでもらおうと思いつつも、やるのは友達くらいだろうとタカをくくってましたタカを。
ぬりえにもなるDM
人は何故、ぬりえを前にすると無言になるのか。
最初こそ、わー、とか、なつかしー、とかはしゃぐんですが、だんだん静かになってゆく(笑)。
しかも誰ひとり途中で飽きてやめるということもなく、むしろ夢中になってずっと塗っている。
「集中しちゃうね〜」
「なんかこーゆー時間いいよね」
「ひとつのものに集中するってなかなかないよね」
なるほど〜。気難しく考えることもなく手軽で気軽に誰でも遊べるかな、ってわけでぬりえやさんをやったのですが、言われてみれば目からウロコ。
そういえば、デザイナーの友人が「自由に好きなもの描いていいよ、って言われても何描いたらいいかわからないので、お題とかお手本とか、ぬりえみたいのがあると嬉しい」とか言ってたな。
そして更に面白かったのが、「自由に塗っていいよ。火星人だからって赤くしなくてもいいよ」と、言うとみんな青く塗る(笑)。
赤くしなくて「も」いいよ、なのに赤が禁止になったかのように青く塗る、なかなか興味深いことです。
たかがぬりえ、されどぬりえ。
面白かったです!リラックス効果もあるみたいよ。
みんなの作品(の、一部)。
川越の新富町というところにあるスペース「川越クリエイター カワクリ」さんに入る階段のところに7月いっぱいまで展示してあります。
見てねー。
〈川越クリエイター カワクリ〉
〒350-0043 埼玉県川越市新富町1-9-3, 2F
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?