【第22回】「商売とデザイン」
第一線で活躍しているクリエイターをゲストに迎え、クリエイティブのヒントを探るトークセミナーシリーズ「CREATORS FILE」。
第22回 クリエイティブナイト
ゲスト:天野譲滋氏(GEORGE CREATIVE COMPANY代表)
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「デザイン芸人」と自らを称すユーモアあふれるお人柄、関西弁トークで笑いの絶えない楽しい夜となりました。
天野さんは目に見える形だけが「デザイン」ではなく、運営においてもクライアントと共に歩み、経営まで「デザイン」するという、新しい「デザイン」活動で注目を集めています。
企画から販売まで「商売」をきちんとやり通すことが使命というお話には、天野さんの生い立ちも深く関係しているようです。
ーーーまずは自己紹介をお願いします
肩書きは、デザインビジネスプロデューサーです。昔はプロデューサーって、何屋さんやねんって思っていたけどね。
簡単に言うと、デザインを切り口にリアルに売上や利益をあげる人、かな。リアルじゃないと。かっこいい空間を作るだけではだめですね、利益あげないとだめ。リピートしてもらうには結果を出してなんぼやと思うから。
「職人」と「プロデューサー」で考えてみると、職人は知識が深い。デザインも奥が深いやんか。つまり専門領域が深いのが「職人」。広く浅くが「プロデューサー」かな。僕は何かを極められへんし、不器用やし。そういう意味では、ずっといろんなものに興味があって、広く浅く、みたいな知識がプロデューサーには必要かなと思っています。今はそれに挑戦しているってところかな。深い知識に関しては、僕はできないから職人さんに任せて一緒に仕事をやっていくって感じかな。
ーーー天野さんが代表を務める「GEORGE CREATIVE COMPANY」とは?
『見たい、食べたい、行ってみたい……何かをしてみたいと思う瞬間は、誰もがワクワクする気持ちになります。
空間、商品、ビジュアル、体感を通してワクワクするライフスタイルを提案します。』
こんなことを言っている会社なのですが、ライフスタイルというところが大事です。ライフスタイルはずっとなくならへんからね。そして、ワクワクすることもミソです。ものの消費からライフスタイルの消費に変わってきているんですよね、コトとか体験。
あとコミュニケーション。世の中にめちゃくちゃ情報量が多い中で、どうコミュニケーションしていくのか。自分がどうやってメディアになるのか。そういう意味で、自分たち発信のプロモーションも結構実践しています。企画として、インスタ映えする場所を作ることが多くなりましたね。
「GEORGE CREATIVE COMPANY」の体制としては、5つの部署(スペースデザイン、インテリアコーディネート、グラフィックデザイン、プランニング、フードサービス)にスタッフがいます。
クライアントさんへ「お気軽に丸投げしてください」と言っていたら、このような体制になりました。それがうちの強みなんですよね。クライアントさんもワンストップでやったほうが楽やん。ショップ立ち上げでいえば、うちはインテリアもやるし、トイレのブラシまでコーディネートします。一貫してやれますっていう方が安心してくれるんですね。スキルが足らないところは外部の人と一緒にやるときもあります。
ーーー実際のお仕事について、まずは店舗関連について教えてください。
<インテリアショップ GEORGE’S>
ジョージズは、地域密着の生活雑貨のお店です。全国津々浦々の路面店舗から駅ナカで展開するチェーン店舗です。
お客さんのイメージを、ちょっとおしゃれなサザエさんファミリー、としました。
\ その他のお仕事や天野さんの生い立ちなどユーモア満載のお話が続きます /
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