Essential PhoneにAndroid 11 Developer Previewを焼いてみた。
Essential Productsの倒産宣言。GEMの開発停止。
だけれどEssential ProductsのメンバーがEssential公式のROMをGitHub上で公開し、倒産宣言後にも関わらずAndroid 11 Developer Previewのベンダーイメージを作ってくれた。
実際に焼いてみたので感想を書きたいと思うが、あんまり触らずに正式リリースのAndroid 10に戻してしまったので薄い感想になると思う。焼き方の手順に関してはQiitaの記事を参照してほしい。(現時点でまだ執筆されていない。早いうちに公開したいと思っているが、気になる方はReddit( https://www.reddit.com/r/essential/comments/faozh8/android_11_gsi_confirmed_working_on_the_ph1_with/ ) やGitHub( https://github.com/EssentialOpenSource/device_essential_mata )
を参照してほしい。)
Qiitaの記事を公開した。
Essential PhoneにAndroid 11 Developer Previewを焼いてみた。 https://qiita.com/Blank71/items/5770f2a93a10fea16538
Android 11 DPはベータよりも前のもので未確認のバグなどが多分に含まれている可能性があり、端末が文鎮化する可能性もある。のちに実際にリリースされる内容とは異なる機能もあるだろう。現状ではAndroid 10とはさほど代わり映えはなかった。
一番の注目的な機能といえば「画面録画」だろう。サードパーティーのアプリを入れるか、メーカーが独自で実装してくれるかというものだったがAOSPの機能として使えるようになっている。端末内音声も将来的に録音できるようになるような記述がされており、ゲームプレイの録画などに役立ちそうである。サードパーティーなアプリでは端末内の音声を録画できないので期待が高まる。DPなので問題点として挙げるのはどうかと思うが、録画停止を押すまで録画されるので画面をロックしても継続して録画される。この間は暗転した映像が撮れる。また、ロック画面でも録画はされていてパスコードの入力時でも録画されている。Android 10ではセキュリティ的な側面からロック画面のスクリーンショットを撮影することができないので、正式リリース時にはここをしっかりして欲しい。
他には…個人的に気なる点はなかったが強いて言うなら設定の項目が少し分かりやすくなっていて、サイレンモードの設定が僅かに分かりやすくなっていた気がする。
アップデートとしての感想は以上。
Essentialのベンダーイメージだから何らかのEssential Phone向けのUIの調整が施されているかと“勝手に“思っていたが単純にAOSPだった(GitHubのリポジトリのREADMEにBuild AOSPって書いてあるやろ!!)。また、Wi-fiに接続できないという問題がQに戻す決め手となった。ちなみにモバイルネットワークに接続することはできた。
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(追記)
Redditで有志の人がWi-Fiに接続できるようになるイメージを配布していて、実際に焼いてみたところ動作した。
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色々と不満点はあるものの、DPだから仕方がなく割り切るしかない。コミットしているEssentialの方には尊敬と感謝しかない。