ハザカイキ見た自己中感想

 でも自己中なのは人間だからして仕方ないね。

※上の文を含めぜ〜〜んぶ大ネタバレかつ大自己中祭りだから嫌な予感がしたらブラウザバックしてね(いにしえのオタク仕草)※

※書きかけだけどもういっかなって公開してます※

前提
 パンフを終盤までざっと読んだところで開演。これによって、私は2点のポイントを掴んで観劇できた。

・各場面を
・様々な「〇〇」が色々な登場人物によって表現された(=穴埋めの答えは『謝罪』でファイナルアンサー)

 なお、パンフが読み物としても相当面白いように感じたのは、本作のテーマがホットなものであるがゆえに、私の中でそれに関する思考が引き出しやすかったからかもしれない。

全体・演出
 脚本と演出を務めた三浦大輔氏のインタビューの大意と、見終えてみてリンクした部分を以下に記す。

・演劇だからこその演出を徹底した。
→第一幕の終わりのあのシーン。裕一が客席にレンズを向け、フラッシュを焚く。観客がバッと照らされる。
 ここで「見ているはずの我々が見られる心地悪さ」を与える。そして観客にその感覚を下地として持たせた上で、第二幕で裕一が晒された際に感じた恐怖を、これでもかとサイケデリックな演出で描写し、一気に我々ごと没入させる。あんまり怖い思いをさせないでほしい(褒め言葉)。
→また、橋本香の記者会見シーンは言わずもがな。つくづく「自分もそれを見て勝手に考えている一個人」にさせる気持ち悪さ。しんどい(これも褒め言葉)。

・とにかく各場面を丁寧に描写することを優先し、全体のつながりはその後。
→舞台のおよそ1/3を占める可動式の舞台装置が左右に配置される。円形で、ターンテーブルのように回すことで異なる場面を描写。また行き来したり並行軸を示したりできる。これによって、各シーンを区切りつつ時系列を整理して進めることができる。舞台芸術ってすごい(小並感)。

・社会への問題意識はない。
→いつどう思いついたのかマジで気になる。

・脚本に現実が追いついてしまわないかビクビクしている。
→でもそれって時流に先手を打てている(自分の脚本の世界に、現実が正しく追いついてくる)想定では?実際にそうすぎてすごい(小並感)。


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