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キャンプの話~山編~

これまた、私がまだ義務教育中で、親のスネをガッツリかじってた頃のお話。

毎年、夏になると毎週のように海に行ってはキャンプをしていた私たち家族。

そんな中でもお盆を過ぎると、クラゲが出てくるので、山へのキャンプに切り替わる。

山の中のキャンプ場にテントを張るんだけど、そこは雑木林みたいになってて、キャンプファイヤーができる場所もあった。

ちょっと奥に行くと、なんかトトロが出てきそうな森。けもの道みたいな道を抜けると、赤い吊り橋が見えてくる。記憶があいまいだけど、川を見下ろして、あまりの高さにうっひゃーってなった。

なぜか、橋を渡りきった記憶がない。橋の途中まで行って、ひたすら川の流れる音と蝉の鳴き声と緑に癒されたら飽きて、キャンプ地に戻る。

そんな風にのんびり過ごしながらも、兄妹と鬼ごっこをしたり、ボール遊びをしたり、めいいっぱい遊んでた。

朝起きると、山ならではの冷たい露が足元の雑草についてて、草履をはいて歩く足を濡らす。空気が気持ちよくて、真夏なのに涼しい。

トイレがあって、表に手洗い場と足が洗える水道があって使い放題だった。
顔を洗うと、水が冷たくて一気に目が覚める。山水だから飲めるらしくて、実際に飲んでみると本当に冷たくておいしかった。

そんなキャンプ場も、火山の噴火で火山灰が積もったりして、利用禁止になった。

そして見つけたのが、ペンション。老夫婦が経営していたのかな。
山の中のひろーい土地に、何件もの家があって、そこを借りて過ごすんだけど、そとでバーベキューもできて、近くに川遊びができる場所があって、将来ここに住みたい!って心から思ってた。

雨が降っても、家にこもってられて、一軒家にあこがれてた私としては、幼心にめっちゃお気に入りの場所だった。

本当に民家を借りて、家族で過ごすだけなんだけどね。

キッチンもあるから自炊。材料は現地調達。寝床は押入れ(笑)

寝袋を敷いて、タオルケットを羽織って寝てた。

別の家族がちょっと離れたペンションにいたら、すぐお友だちになって、幼い私たちは結構かわいがってもらった。

ペンションの前の広い土地で、水遊びして、ボール遊びして、バーベキューしているグループに紛れ込んだりもした。みんなフレンドリーで歓迎してもらえた。

毎回、ペンションを利用するときに、借りれる家が変わるから、次はあそこに泊まってみたい!なんてはしゃいでた。

山だから、天気が悪いことの方が多くて、雷が鳴ったり、大雨に降られたりもするんだけど、それがまた子ども心に楽しかった。

夜晴れると、満天の星!ものすっごくきれいだった。

まぁ、当時住んでたところがド田舎だったから、満天の星なんて当たり前に見れてたんだけど、なんていうか、非日常感があったからか、いつみても新鮮だった。

大人になった今、子どもたちを連れて行きたい場所。

そういえば、お菓子をくれたりしたなぁ。

「10時のおやつ」があることを教えてくれたりもしたし。

その頃は「3時のおやつ」しかないって思ってたから、衝撃だった。

今思うと、あの老夫婦は本当にお金持ちだったんだろうなと思う。
だって、憧れの一軒家を五軒くらい持ってて、貸し出してるんだから。

うらやましいわぁ。

ある年、例年のごとくペンションでキャンプを楽しもうと行ったときに違和感があって、いつもの受付?老夫婦の家をコンコンしたら、知らない人が出てきて、「もうペンションはない」って言われた。

1年の間に何があったんだろうね。遺産相続しちゃったのかな?
老夫婦はそこにはもういなくて、ペンションも廃業されたそう。

本当にお気に入りの場所だっただけに残念だったなぁ。

どなたか、お金持ちの方いたら、山いっこ買って五軒くらい家立てて、格安の貸出しペンション経営してくれないかな?絶対利用するから!

……ないか。

赤ちゃん連れも気軽に利用できて、自然もいいから、親も気分転換になって、いいこと尽くしなんだけどな。


☆☆☆☆☆☆☆☆


こうやって書いてみると、山でのキャンプは海よりも記憶があいまい。
山より海の方が充実してる気がする。

今は、暑い海に行くよりも、涼しい山の方がいいって思っちゃうけどね♪
あ!でも、虫は苦手っっ!!

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みつば
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