2つのシャドーイング〜サイレントとアクティブ〜
先の記事でシャドーイングは大きく分けて、サイレント・シャドーイングとアクティブ・シャドーイングの2つがあると述べましたが、こちらでその2つをご紹介します。
1 サイレント・シャドーイング
サイレント・シャドーイングは、インプットに焦点を置き、リスニング力の強化が目的です。
音をよく聞くことを重視するため、大声を出す必要はなく、つぶやくくらいの声で十分です。これにより、話し手のアクセント、イントネーション、間の取り方を把握します。
2 アクティブ・シャドーイング
アクティブ・シャドーイングは、アウトプットに焦点を置き、スピーキング力の強化が目的です。
発声と話し方を重視するため、ヘッドホンを使って、自分の声が邪魔にならないようにする必要があります。
素材については、専門用語が多くあるものやすごく早く話されるものではやりづらいので、自分にとってやりやすいもので実践するとよいです。
順序としては、サイレント・シャドーイングで正確な音を把握して、それからアクティブ・シャドーイングでそれを再現するという流れがよいと思います。