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#005 【染色作品】前編:江戸更紗と江戸紅型!
おはようございます、下書きを書いていたら長文になりまして、今回は「前編・後編」に分けます。大好きな(大好きな)和の習い事のお話です。
■江戸更紗+江戸紅型=6年
2013年〜2019年まで6年、某染め工房で江戸更紗と紅型の教室に通ってました。人にも場所にも恵まれて今でもふと思い出すくらい好きな場所です。
■スタートは「紅型」希望でしたが!?!
「紅型」は赤や黄や藍の色彩が艶やかで目を奪われます。これは沖縄で見るからこそ良いのかもしれませんが、壺屋で初めて紅型を購入し自宅飾ってました。
↑この頃は、「琉球ガラス」に魅了されていて、なかなかのパワフルな色合いの小物に包まれてました。
↑首里琉染 職人工房資料より(※許可いただき撮影させていただきました)
東京で紅型教室を探したのですが、なかなか気にいる場所がない中、事務所スタッフの女性が住んでいるエリアに「江戸更紗」があり、「雰囲気もステキなので!」とご紹介いただきワークショップ体験を終え「江戸更紗」教室に通い始めました。
↑通っていた教室の職人さんの更紗たち(購入できます)
■6枚型の江戸更紗と鹿毛の刷毛
「江戸更紗」は6枚重ねて(刷って)1枚の図案が完成。
そのため合わせが初心者には難しく、1年ごとに
「自分の図案(最初はモチーフを真似るところから)」→
「オリジナルの図案」→
「型の枚数を増やす」→
「刷りの箇所・回数を増やす」→
「糊伏せ」→
だんだんできる工程が増えるのですが、なぜか最初から結構飛ばして色々な図案を先生にどうしたらできるか相談しながら試行錯誤しました。最後は名古屋帯で締めくくり、その後紅型のコースもできたので変更しました。
↑最初は中央の小さなサイズ、その後2倍の右のサイズ〜とだんだんできることが増え、新しいことを学べることが次の図案考えるモチベーションになりました。
■道具彫りの世界観に心惹かれる
教室で「 紀尾井アートギャラリー 江戸伊勢型紙美術館 」でのイベントをご紹介いただき道具彫りを知ります。イベントでの職人さんの技(その集中力ものすごさ!)を食い入るように見ていたのを思い出します。
その後、数日で伊勢型紙専門店の「おおすぎ」を教えていただき丸錐(まるきり)を購入しました。これが大好きでして、サクサク集中して彫り無心になれます。
が、目を閉じないで黙々と彫る姿ちょっと話しかけづらい雰囲気になるらしいです。
同じクラスの生徒さんたちは同年代ですが、ベテランの方が多く「綿の種」くださったり、着物の着付けのことや道具の手入れをアドバイスくださったりと本当に恵まれていたと思います。丸錐は更紗だけでなく紅型でも継続しました。※丸錐は趣味用、本来は半円形で行う錐彫り(きりぼり)↓
↑最初の頃、彫る時の型も定まらず丸錐部分やわやわな感じ。。。
↑その後、霰(あられ)は、本当に短時間で(教室に内時間で終えるっ!)と気合いえて彫っていたら、目閉じるを忘れているくらいでした。。。こういうの好きなんです♫
型彫りも大好きなんですが、更紗で何よりも好きだったのは「鹿毛の刷毛」でうっすらと、だんだんに染める工程。
これは繊細な世界観なのですが、一回めは本当に「えっ!?! 色あるの???」と言うくらい「うっすら」染めて、それを何度かに分けて重ねることでちょうど良い色合いにするのです。
それがすごく私には魅力的で、これは鹿毛の感覚みたいなものもあるのですが5時間くらいやってても飽きなそう!と思うくらい好きでした。書いていたらまた始めたくなりました〜
更紗と道具彫りで長文になりましたので、紅型は【後編】にてご紹介します。お時間許せば、(かなりマニアックですが。。。)是非また遊びに来てください。
最後までお読みいただきありがとうございました! 感謝✨
メモ*stand.fmで最初にお話しているカフェは↓
ラ・ヴィア・ラ・カンパーニュ
↑こちらも、最高にステキな空間です♫ 手作りで作られたのを今知りました!すごすぎ!