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コミューンとそれぞれの生き方が融け合う話 ~私の育休の例を添えて~

こんにちは、あらゆる組織とひとを融け合わせたい、
コミューン株式会社共同創業者 / 取締役の橋本です。

本記事は、コミューン社員で紡いている "コミューン Advent Calender 2023" の記念すべき第19日目のコンテンツです。
私がただ今取得している育児休暇を一つの呼び水として、
「コミューンという会社と個々人の生き方の関係」について記します。



創業から5年半を経て、育休をとった私

  • 2023年12月現在、第二子の出産にともない、年内いっぱいまで約1.5ヶ月の育休を取得しています。

    • 厳密には、取締役にはいわゆる「育休制度」は適用されないですが、分かりやすさのため、そう呼ばせてください。

  • 後押しをしてくださった会社の皆さん、ステークホルダーの方々、その他相談にのっていただいた全ての方に感謝でいっぱいです。

  • 第一子の誕生時(約3年前)は、社員数が約10名。
    今回の第二子の際は約140名。長男の圧倒的な成長角度には劣るものの、事業と組織の拡大には感慨深いものがあります(まだまだです)。

  • 同時に、第一子の際には私の育休全くの0のなか奮闘をいただいた妻と親族には改めて感謝しかありません。

  • 今回、既に出産前から華麗な"赤ちゃん返り"を披露している長男のこと、里帰りをしないこと、家族全員の健康状態など、各要素を冷静に鑑みたときに、私の育休が必須だと、自然と頭では判断をしていました。

  • 他方、会社の状況や立場を考えたときに、私が育休を取得することは、会社、ひいては社会への中期のポジティブな影響を期待しつつも、責務領域と実務範囲へ影響を与え、事業と組織の成長のブロックにならないかを正直に言って危惧をしていました。

  • 上記を共同創業者でCEOの高田さんに相談したところ、
    「元々我々二人しかいなかったコミューンという赤子には、今や成長を促すメンバーたちがこんなにも沢山いるが、橋本さんのご家庭とお子さんには橋本さんしかいない。とるべきじゃないか?(意訳)」とつよい後押しもらい、育休を取得することにしました。

  • 経営上どうしても抜けられない仕事は端点で実施しつつも、基本的にSlackからも離れ、家族と向き合う期間とさせてもらっています(この記事は書いていますが)。

  • まだ育休の途中時点ではありますが、家族と過ごす時間をしっかり取れたこと、一歩引いて会社や事業のことを考えることができたこと、一定の負荷を生じさせてはいるものの、私が暫し抜けることで組織がストレッチする契機を生んでいることはやはり良かったことだと思っています。

二人同時抱っこはキツイ

コミューンは柔軟な働き方を提供するとともに、
"生活"と"会社"がなめらかに接続できるよう支援している

  • 私の育休は少しトリッキーな例ではありますが、根底にある会社の考え方が具体化した側面もあるので、以下で会社の「働き方」に関する説明をしていきます。

  • コミューンでは、個々のメンバーが「働き方というプロセス」を柔軟に自分でコントロールできるように設計しています。

  • 例えば、勤務時間や勤務場所の原則は下記であり、働く時間と場所の柔軟性を担保しています。

    • フレックス制度でコアタイムは11:00~16:00のみ

    • 海外ベースの社員を除き、毎月1営業日の上記コアタイムのみ出社を”要請”

    • 毎週金曜日は出社”推奨”(あくまでも“推奨”であり、要請はせず、個々の判断に委ねる)

  • さらに、"コミューンで働くこと"と、"個々のメンバーの生活" の間の、無用な距離や垣根が解消されることも様々な面から推進をしています。具体的なもの一部あげると、

    • シックリーブを毎年10日付与(自分はもちろん、家族やペットなどの健康に関する事象に対して利用可能)

    • 入社日時点でも合計15日間の特別有給休暇を付与(有給休暇5日 + シックリーブ10日)

    • #club_childcare という社内の有志の育児に関する情報交換のコミュニティや #club_lifepartnersというペットとの生活に関する社内コミュニティの存在

パパママランチ会で先人の知恵を借りる様子
  • 年に1回の社内のYear End Partyは、Significant Others (パートナーや子供、家族など、大切な人)の帯同も可能

こどもたちがオフィスで躍動する様子

今年のYear End Partyで配布した、コミューンのビジョンや事業を子どもたちにも伝えるための絵本

  • 男性の育児休暇も、"産後パパ育休新制度"の活用事例も含め、開発部門からビジネス部門まで、複数月育休を取得をする例も多くなってきました。

ただ、今回伝えたい重要なことは
コミューンは、「個々人の判断にフラットであり、成果にフェアな会社」だということ

  • ここまでの話の背景にある思想として
    「パートナーがいるのが偉い、結婚しているのが立派、子供がいるのが偉い、育休をとるのがすごいんだ! 」ということを言いたいわけでは決してありません。

  • あくまで、個々の生活の事情や考え方は人それぞれであり、個々人の判断に対してはフラットです。

  • コミューンが大切にしているのは、
    「成果を出す人が最も気持ちよく働くことができて、成果を出し続けられる環境をつくること」であり、「成果、パフォーマンスに対してフェアな会社でありつづける」ということです。

  • 社内の評価制度の話であれば、基本給与は個々の事情等によって変わったりはしません。定義されている「ランク、レベル表」に則り成果が評価され、結果決定したランク、レベルに基づき給与が一意に決定します。

  • 仮に、なんらかの生活のあり方や働き方の変化によって、今まで100パフォーマンス出せていたものが、仮に80しかできなくなるであれば、それは80の評価になります。そこに個別事情による恣意的な下駄はないのです。

  • 同じように100の成果を出すには、仮に投下する時間が普通にやっていると短くなるのであれば、質を上げ生産性を向上するのか、時間をどうにか工面するのか、別の価値を創出し成果の軸をズラすのか、などで埋め合わせが必要になります。

  • 厳しくドライに聞こえるかもしれませんが、本質的にメンバーそれぞれの多様な価値観や柔軟な生き方、生活スタイルを認めながら、個々の意思決定をフラットに受け止めて、成果でフェアにジャッジし続けるというのはそういうことになります。

  • 個々人の価値観がリスペクトされ、自由で柔軟な働き方ができる環境を整える一方で、成果という点にフェアに向き合うことで初めて、
     "会社" とメンバーそれぞれの "生き方" が融け合うことができると信じています。

おわりに

以上、私の育児休暇を導入の話にしつつ、コミューンが大切にしている「会社と個々人の生き方の関係」について書かせていただきました。

本文内でも申し上げたように、私自身育児休暇を取得することでの学びがあり、家族との時間を過ごすことができたとともに、中期の会社、社会のためにもベターであったと思っています。

ただ、これは短期のやったらそれでおしまいという「宿題」ではなく、
これからどう自分と家族の生き方や働き方に向き合うのか、その経験や考え方をどう会社や社会に還元していくのか、という当たり前ですがずっと続いていく継続的なものです。
私自身が二児の成長に責任をもちつつも、子とともに成長する親である一方で、会社の成長にコミットするという、ロールモデル足れるよう精進したいと思います。

読者の方にとって、なんらかの示唆を得られる、あるいは少しでもコミューンの考え方を知っていただく機会となっていれば幸いです。

コミューンでは事業と組織を支える様々な職種・ポジションで仲間を募集しています。

コミューンの考え方に共感し、少しでも興味が出た方は、ぜひカジュアルにお話をいたしましょう。


よいクリスマスと新年をお過ごしください!


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橋本翔太 (Commune株式会社CPO)
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