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仕事のモチベーション #セマセカ話


「社畜ちゃんの仕事のモチベーションってなんですか?」

同僚に聞かれて、うーんと頭を悩ませた。

いわゆる、事務職である我々には、
営業職のような達成すべき目標も、
企画職のような実現させたい構想も、正直言ってない。

強いて言うなら、「当たり前のことが当たり前にできている状態を保つ」というのが責務となる。

人は当たり前のことにはあまり感謝しない。
そして、当たり前のことが当たり前に進まないと文句を言う。

そのため我々は、できていないときだけ取り立てて指摘を受け、できているときには見向きもされないのだ。


「モチベーション下げられることばかりで、やる気が出ず、仕事が捗らない」

と、同僚は不貞腐れていた。
分からなくはない感情だが、私には共感できるポイントがなかった。

私にとって仕事とは、やらなければならないものであって、
モチベーションなるものに左右されることではないからだ。


ファストフード店でハンバーガーを注文したとして、
「今日モチベーション低いんで」
とパティが入ってないハンバーガーを提供されてもいいか?

いいわけがない。
モチベーションの高い低いとやるべき仕事は別物である。


モチベーションで仕事をする人を否定するわけではないが、私はそういうタイプなのだ。
なので同僚の質問に対して回答するなら
「モチベーションはない」
となる。

これも私の考えだが、モチベーションというのは十人十色だと思う。

他者からの評価や感謝がほしい承認欲求型、
与えられた目標をクリアしたい指標達成型、
1つの作業のクオリティを上げていきたい自己ベスト更新型、
プライベートに楽しみを作ってそのために頑張る人参ぶら下げ型、
色々とある。

同僚はおそらく上二つのタイプに該当するため、今の仕事にやりがいがないのだろう。


モチベーションなんてものはまやかしだ。
人から与えられる物でもない。気の持ちよう。
自分で勝手に目標ややりがいを作るしかない。

というか、そうすることで結果的に自分が楽になるのだ。

他者に上げられたり、下げられたりすることもなく、
ひたすら自分の中で基準を設け勤しむ。
その繰り返しが、いつのまにか評価や感謝に繋がることもある。

それくらいゆるくしておくことで、精神衛生が保たれ、仕事の質も安定していくはずだ。


もしもモチベーションで悩んでいる人がいたら、こんな考えをするセマイセカイもあるよ、と伝えてもいいかもしれない。




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