手のシビレは案外早い
これまで手のシビレの患者さんは二人いたのですが、二人とも、その日、その場で終了でした。
鍼を刺している"最中"に
「シビレが引いていきます」
治療が終わったら、
「握力が戻ってきた。握っている感覚がある」
10年くらいかけて、少しずつ悪化したパターンのNさんも、2年前に事故で首を痛めてからシビレが起こった、今週のKさんも、お二人ともその日のうちに、シビレがとれました。
Kさんは、治療したばかりなので分かりませんが、Nさんは治療後もメンテナンスをさせてもらいましたが、元のようにシビレが戻ってくることもなく、回復しました。
手のしびれは(Nさんは右手、Kさんは左手でした)たいてい、首が原因と言われます。
そして、「シビレをとりたいなら、手術しかありません」と病院で言われます。
しかし、今回Kさんのシビレは、首よりちょっと下、胸椎のエリアでしたから、首だと決めこんで首の手術をしても治らなかったかもしれません。
鍼灸の良いところは、手術と違って麻酔を使わないところもですが、麻酔をすることにリスクがある(多少なりとも)ではなく、
間隔のある状態で治療するので、「そこです!」「そこを刺してもらったらスーッとしました」といった感じで、患者さんに、治療ポイントを教えてもらえる点です。
教えてもらいながら治療するので、安全(痛かったら危険と判断して鍼を抜けば、十分間に合う)
それに治療ポイントを間違わない。
「もうちょっと違う」みたいな場合は、刺しなおしができる。(何度でも)
これがメリットじゃないなら、何がメリットでしょうね。
本人主導で、確実な治療ができるんですよ。そんなん最高じゃねぇか。
医者任せで治療して、治らなかったら、「治りませんでしたねぇ」で終わられることもありうるんだから、手術に踏み切る前に、いっぺん鍼灸は試してみるべきでしょう。
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