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地球を背負わないこと。

私の毎日は
朝、満員電車に乗って、
適職とも思えないまま
なんとなく仕事をこなして、
いろんな人と言葉を交わすけど
触れ合うことはなくて、
いろんな情報を見て、
一人勝手に辛くなったりして、
私には何もないの。
命を燃やすものが。

『プリンセスメゾン』池辺葵 4巻

わたしは、満員電車には乗らないし、自分の好きなことを仕事にしているけど、

いろんな情報を見て、
一人勝手に辛くなったり

していることが、とても多い気がする。


わたしの父方の実家は農家で、家の周りは田んぼと畑ばかりなのに、誰も農業を継がなくなって、若い人が減り、小学生は今一人しかいない。

わたしが卒業した小学校は、あんなにたくさん生徒がいたと思ったのに、数年後には統廃合されてしまうことが決まっているという。


母方は漁村にあって、母の従弟たちは漁師さんだったのだけど、わたしのはとこたちは、東京に行ってしまっているそうだ。

正月に帰省した時、小学校のことを知って、それから何度もそのことを反芻してしまっている。


世界の未来を、すごく怖がっている自分がいる。
自分には、どうすることもできないのに。

「食べるものがなくなったらどうしよう?」
これまでは、伯父さんたちがくれた、魚がカニが、お米が手に入らなくなったらと、自分のことを心配している。


みんなが幸せでいてくれたら、わたしも安心していられる気がするけど、誰も幸せそうにも、安心しているようにも見えなくて、とても怖くなる。


だけど、そういうとき、不安になるんじゃなくて、今もっているもの、使えるもの、できることを、見つめていこうと思う。

その中で、自分にできるベストを尽くそうと思う。

また、同時に、自分の不幸を他人におっかぶせることだけは、すまいと思う。


それでいて、人の手をどんどん借りていこうと思う。

『人様に迷惑をかけてはいけない』
という言葉は呪いだ。

人に迷惑をかけてもいい。
その分人助けしよう。

人に助けられることを、いたずらに恐れたりしない。

『人様に迷惑をかけてはいけない』という考え方は、「信用収縮」にとてもよく似てる。

人を信じたり、人に信用されたりすることで、人を頼ることができて、人に頼られることもできるようになる。

信用拡大する方向で、生きていこうと思う。自分なりに。


そして、何より、人に話す言葉、こうして書く言葉は、人を明るい気持ちにさせるように。

事実は事実として書くけど、最後は必ず可能性を探し出して、明るく締めくくる。

その心掛けが、人をいたずらに不安にさせない。

いつも太陽に向かって歩く。

過去の人たちが、そうしてきたように私も。


神よ
変えることのできるものについて、
それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。
変えることのできないものについては、
それを受けいれるだけの冷静さを与えたまえ。
そして、変えることのできるものと、変えることのできないものとを、識別する知恵を与えたまえ。

二ーバーの祈り

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