✅有馬記念の予想〜過去傾向とラップ診断から〜
有馬記念の予想となります。
この記事は使えそうな過去傾向と過去のレースラップから考察していきます。
本命馬と対抗、推奨買い目も記載してますので是非ご覧ください。
それでは予想の方に入ります。
想定上位人気馬
コース分析
過去3年のレースラップ
2021年レースラップ
2020年レースラップ
2019年レースラップ
中山競馬場芝2500mの右の内回りを使用。
コーナーを6回も回るアップダウンの激しいトリッキーなコース。ある種宝塚記念のコース形態とも似ている。
中山適性はもちろんこのコースを経験している馬にも注目してみていきたい。
前半400m地点までは11秒台が刻まれ先行争いの影響でポジション取りも激しくなる傾向。
2年前のバビットが逃げたレースは前半から中盤にかけて12秒台と比較的落ち着き、中弛みが顕著に見えた。
過去3年のレース映像をみて、2500mの中距離戦で高低差も激しく脚を溜めたいことからパンサラッサやバビットのような逃げ馬がいても中盤のペースが激化することは考えにくい。
また東京競馬場とは違い中山競馬場はアップダウンもあり、外に振られないコーナリングも重要になってくるので3コーナー過ぎるまでは平均よりのスローペースと想定したい。
ペースが上がるのは残り1000m地点。ラップも11秒台へ突入し各馬が仕掛け所を探る形になる。
直線は310mと短いためその直線に入る前の3コーナーから4コーナーにかけてスパートすることを頭に入れておきたい。
わかりやすいレースが2年前のクロノジェネシスがコーナーから次のコーナーにかけて押し上げ差し切ったレース。
コーナー通過順位が「12.12.3.3」と数字を見ても歴然だ。
直線に向くラスト3F→ラスト2Fにかけて加速し、ラスト2F→ラスト1Fにかけては減速する。
一瞬の切れ味というよりかは4コーナーからじりじりと長い脚を使える馬に展開利のあるレース。
逃げ馬は基本的には全滅。
残り200mが減速する非常にタフな減速持久力戦と想定したい。
逃げ馬、先行馬よりかは中団あたりからロングスパートを活かせる後半要素の高い馬を狙っていきたいレースだ。
過去傾向
有馬記念では、2020年クロノジェネシス、2021年エフフォーリアと、単勝1番人気馬が連勝中で、1番人気馬は過去10年で6勝を挙げている。
→1番人気の信頼は高いレース。
同年にJRAの平地GⅠを勝っていた馬が〔6・3・7・21〕(3着内率43.2%)と好成績を収めている。
2022年G1優勝馬→イクイノックス、タイトルホルダー、ジェラルディーナ、ヴェラアズール、ポタジェが該当。
過去10年の前走別成績を調べると、3着以内馬の30頭中22頭は前走がJRAのGⅠだった。
前走G1組→イクイノックス、タイトルホルダー、ジェラルディーナ、ヴェラアズール、エフフォーリア、ボルドグフーシュ、ディープボンド、ジャスティンパレス、ポタジェ、アカイイト、ウインマイティー、ボッケリーニ、イズジョーノキセキが該当。
中でも菊花賞が3着内率46.2%と好相性を誇っている。
菊花賞組→ボルドグフーシュ、ジャスティンパレスが該当。
過去10年の年齢別成績では、3歳馬が勝率、連対率、3着内率の全てでトップとなっている。なかでも、同年にJRA・GⅠを勝っていた3歳馬は〔3・1・2・2〕と3着内率が75.0%に達しているうえ、有馬記念での単勝人気が1番人気だった馬は3戦全勝と圧巻の成績を残している。
3歳馬→イクイノックス、ボルドグフーシュ、ジャスティンパレスが該当。
考察
ラップ適性から導いた展開は、中盤までスローペース、そして早仕掛けから直線で減速持久力戦。
3歳馬を中心とした勢いのある馬が活躍するレースでもある。
3コーナーから4コーナーにかけて押し上げる自在性とコーナリング性。
直線に入った段階では中盤よりややや前目に位置しておきたい。
豪華なメンバーだけに過去レースから馬と馬の能力比較をしていきたい。
本命馬・対抗馬の考察と推奨買い目
今回の出走馬をみて確実に逃げたいのはタイトルホルダー。次いでウインマイティーか。
テンの早い単騎の逃げ馬がいないことで前半はタイトルホルダーがスローに落としこむ展開になるだろう。
ただ、これは有馬記念というG1レースなので他馬はタイトルホルダーを簡単に逃すわけにもいかず隊列はある程度固まった団子のような状態を想定したい。
さらにこのレースは、後方からの追い込み馬とハイラップを刻むだけの逃げ馬の成績は良くない傾向も出ている。
狙う要素ある馬は3コーナーから4コーナーにかけて押し上げられる自在性と中山コーナリング適性。内枠は必然的に有利にはたらくレースでもある。
そしてレース展開は前半スローからの後半早仕掛けの減速持久力戦と想定していることから、中盤から早めに仕掛けてロングスパートかけれる馬を狙いたい。
そんな中、
本命として狙いたいのが◉ジェラルディーナ
前走のエリザベス女王杯では12.6 - 10.9 - 11.8 - 12.6 - 12.4 - 12.3 - 12.2 - 11.8 - 11.9 - 12.3 - 12.2のラップタイムで差し切り勝ち。
ラスト4Fから加速ラップが刻まれる早仕掛けの展開でラスト2F→ラスト1Fにかけほとんど差のないラップを刻んでいる非常にタフなレース。直線入る段階で外目にフラれたが35.4秒の最速上がりタイムで勝ち切ったのは評価できる内容だろう。
さらに大外枠と重馬場を考慮してこれだけの後半要素の高さを見せたのは驚いた。
2走前のオールカマーでは、外回りコースを内から好位でじっくりと折り合う形。
前半1000mは61秒のスローペースでラスト5F12.0 - 11.9 - 11.8 - 11.7 - 12.1の後半に比重の傾く後半特化型のラップ。ここでもラスト1Fまでほとんど差のないラップが刻まれるロングスパート戦。
中山競馬場はやはり早めの仕掛けが大事で最後まで長い脚を使える馬に勝機がある。その中でこの馬は好位の内から出し抜いたのはやはり後半要素に長けた馬と考えられる。
スタートの反応も良いので中団からでも好位からでも折り合えることができる。
ナミュール、テーオーロイヤル、デアリングタクトを負かしている点からも能力の物差しは十分かと。タイトルホルダーを目標にできる絶好のポジショニングが取れそうだ。
過去4戦全て馬体増できておりまさに今が充実期。中山2500mをこなす器はあると思っている。
そしてTwitterでツイートした過去10年の勝ち馬の傾向から
この3つをクリアするのはイクイノックスとジェラルディーナ。
中山適性を考慮すると展開利があるのはジェラルディーナ。
以上のことから勝つ要素を持ち合わせているこの馬を自信の本命として狙いたい。
○タイトルホルダー
宝塚記念のコース形態は今回にある種似たようなトリッキーなコース。
そこで結果を残せたのがこの馬。
その宝塚記念で12.5 - 10.4 - 11.0 - 12.1 - 11.6 - 12.1 - 11.9 - 11.8 - 11.9 - 12.0 - 12.4のラップでレコード勝利。
ラスト4F最速の後続振り切る圧巻の内容。中盤な中弛みがなかった展開でこれだけの後半要素を見せてきた。早めに振り切る展開に持ち込めたので展開もむいた。
天皇賞・春ではディープボンドに7馬身差つけての1着。
ラスト5F12.0 - 11.9 - 11.5 - 11.7 - 13.2のラスト3F最速の早仕掛けの持久力戦。
この馬の勝利してきたラップを見ると早めの仕掛けで後続を寄せ付けない減速持久力戦。
直線で一瞬のキレ味タイプでは分が悪いので先行策をとり、早めに抜け出す形が得意なタイプ。
今回は明確な逃げ馬がいないことからこの馬がハナを奪えるチャンス。
スローに落とし込んで理想の競馬ができそうだが、重馬場の凱旋門賞から反動を考慮しての2番手評価。
▲ボルドグフーシュ
△ヴェラアズール
⭐︎イクイノックス(馬体の成長はピカイチ)
以上の見解でいく。
推奨買い目
本線は単勝。
ワイドは相手を3頭に絞る。
3連系を買うなら3列目を増やした方が良さそうだ。
単複は厚めに。
この過去傾向馬券も3連単か3連複で買ってみます。
過去傾向を立証させたいですね。
みなさん、見ていただきありがとうございました。
参考になりましたら幸いです。