祖母から聞いた「見える人」
ホラー、怪談、本当にあった怖い話…
すっごく苦手です!!全力で避けて過ごしております!!笑
ですが自分でも不思議なもので、「怖くて絶対見れない、見たくない!」類の話と、「心惹かれる不思議な出来事や存在」の線引きは、実は結構曖昧だなぁと思ったりもしています。
あんこぼーろさんのこちらのお誘い!
私自身の体験は全くないのですが、「聞いた話でもOK」とのことで何かないかなあと考えてたら、ひとつ、ありました…!
祖母の知人の、見える人
祖母は明朗快活でおしゃべり好きで、友達の多い人です。
私がまだ小学生くらいの頃でしょうか。祖母の家にみんなで集まっていた時。なにかのきっかけで、祖母が、「知人に『見える人』が居るの」という話をはじめました。
その見える人を、わかりやすくAさんと呼びます。
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ある日Aさんが車を運転していると、突然、車道の目の前に人が走り出てきました。
Aさんは急ブレーキを踏み、結果、後続車に追突されてしまったそうです。
警察を呼び、車を降りて事情を説明しあう。Aさんは、「人が走り出てきたでしょう。だからブレーキをかけました」と話します。
すると後続の運転手さんは、
「飛び出てきた人なんて見なかった。周りには誰もいなかったのに、Aさんが急に止まるからぶつかってしまったんだ」
と主張したそうです。
その時はじめて、Aさんはああ、あの人はそうだったのか、と気付いたんだとか。
それ以来、Aさんは決して自分では運転をしないそうです。
現実に生きている人と、そうでない人の見分けがつかないくらい、はっきり見えてしまうから。
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「テレビ番組で騒がれるような心霊スポットにも、絶対に近寄らないと言ってたし、色々と大変みたいよ」と、祖母はしめくくりました。
この話をしている時の祖母は、疑っている様子も怖がっている様子もなく、至って普通に雑談をしているという感じでした。
そのおかげ?なのか、子どもだった私もその話を怖いとは思わず、(そういうこともあるんだなあ。大変なんだなあ。)という感じで受け止めていました。
今でも、自分で何か見えるということは無くても、解明できない不思議なことや存在って、世界にはあるよなあ。と思っています。
夢で会う
余談ですが、亡き父や、亡きわんこが夢で会いに来てくれたことがあります。夢は夢ですが「会いに来てくれた」と確かに感じる夢でした。それも、私がなんとなく不思議な存在を信じている、由縁です。