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幸せは良いコミュニティから生まれる
人はどうしたら幸せになれるのか?
この問いは誰もが考えてきたことだと思います。
好きなことをやっているだけでは幸せになれないこと、年収が2倍になったとしても幸福度は9%しか上がらないということが「幸福学」によって科学的に検証されています。
幸福学とは、人間が幸せになるための心のメカニズムを科学的に解明してきた学問です。
人生を幸せにするのは何か
「人生を幸せにするのは何? 最も長期に渡る幸福の研究から」というタイトルで精神科医のロバート・ウォールディンガー先生がTEDで発表したプレゼンがあります。
700人を対象に75年追跡調査をした「ハーバード成人発達研究」の結果、愛情のある良い人間関係が幸せには欠かせないということがわかっています。
研究から得た3つの教訓
1. 社会的につながっている人は健康になる
2. 人間関係の質が大事
3. 良い人間関係は脳にも良い
簡単に言えば、良いコミュニティに属していると人は幸福になれるということです。逆に孤独になると1日にタバコを15本吸ってるぐらいの害があると言われています。
良いコミュニティって何だろう
特に今、オンラインコミュニティがたくさんあるんですが、オンラインでのつながりで、暖かく良い人間関係を作っていくにはどうすればいいんだろうか。
良い人間関係をつくるオンラインコミュニティのポイント
1. 積極的に関わることができる仕組みがある
おせっかいになってしまうのではと恐れて、消極的に関わるより、親切かどうかのギリギリのバランスを攻めながらも関わっていこうとする姿勢と、それをサポートする仕組みがあるかどうか。
2. 一緒に同じことをする仕組み
お互いに協力関係を作る仕組みがあるかどうかも大きなポイントです。
3.コミュニティ自体を一緒に作ることができるかどうか
コミュニティを一緒に作るというのは、今流行りのプロセスエコノミーとも通じるものがあります。メンバーが運営に関わっていける仕組みがあるかどうかというポイントです。
貢献することが幸福度を高める
完成されたものの中に自分がポンって入るというよりも、一緒に居場所を作ってより良い場所にしていくことに自ら協力できる機会が開かれているかどうかは大きなポイントになっているようです。
それは、他人のために自分のエネルギーとか時間とかお金とかを使うことができる機会がある、貢献できることが幸福感とつながっているからです。
全国わくわく商店街も、今からみんなで作っていくコミュニティっていうことで、上記3つのポイントを取り入れてコミュニティの仕組みを作っていきたいなという風に思っています。
幸せに関するお勧めの本
人はどうしたら幸せになれるのかということにヒントを与えてくれる3冊の本を紹介します。
1. 喜ばれる人になりなさい
「茂にい」と呼ばれ、全国にファンがいる、永松茂久さんがお母さんとのエピソードを綴った1冊です。
読むだけで、自己肯定感が上がり、誰かのために何か行動を起こしたくなっている愛にあふれた本です。
2. 損か得か
損得勘定で動かない人になるために「損か得かを考える」ことが大切だと教えてくれる1冊です。
利他で行動することが、結局は幸せにつながるうえに“得な”生き方だとわかります。
3. 99.9%は幸せの素人
幸福学研究の第一人者である前野隆司教授と『神メンタル』『神トーク』でシリーズ20万部突破のベストセラー著者がタッグを組んだ幸せに関する本の決定版!
「幸せの偏差値測定」「行動レシピ」など実用的に書かれているのもすごいところです!
まとめ
どうすれば幸せになれるのか、の答えは下記の通りです。
良いコミュニティに入り、利他の心で他者に貢献すること