劣等列島 / ヤコビアン

映画「永遠の0」を観たときに感じたことを歌詞にいたしました。とはいえ戦争を扱う映画等の評論は賛否が分かれるモノと理解しておりますので、これはある一つの思想を強く主張するモノではないことだけは、最初に申し上げておきます。

よく「その人には、その人なりの悩みがあるんだよ」という言葉を耳にしたり、使ったりすると思いますが、他者を思いやってもその言葉を受け入れられるか、私は少し疑問を感じます。

「上にいくためには」という言葉も耳にすることがありますが、上とは何でしょう。彼らが見ている世界は上下に構造化されているようです。彼らは全員が同じ思想ではないということに感謝する必要がありそうです。

そして今目の前に見えているモノは確かなモノでしょうか。それも誰かが恣意的に見せているナニカかもしれません。

それでも今この地この時に生きるからには「強く」それだけは忘れずにいて欲しいという想いを込めました。
※強く:人間の本質的な喜びや幸せを理解し、ブレない自分を持つこと

主張が強く言葉も重かったので、最後の歌詞には、大人になっても0時を回る前には絶対寝たいという私のルールに対して、皮肉を言われたエピソードを込めて〆ました。

《歌詞》
今日を生きることもままならない
人がまだいるってこと知っているのに
今日も僕らは自分の欲求が満たされないことに嘆く

もううんざりあれがしたい これがほしい
誰かに認められたいなんて
どこまでわがままな自分がいる
それでいいのかNo No No

誰が炊いたかもわからない黒い煙まかれ
盲目のまま必死にもがき 上へ上へ
善悪の判断もないままに人を蹴落として 人を愛することすらもう

劣等列島 この世界は荒んでいた 命を繋けて守り抜いてくれた未来
その今がこれで僕らはどんな顔で向き合ったらいい?
なんて言い訳したらいいの?

君には何が見える?聞かせて
実態ない世界になにがあって
求める幸せはなんですか?
目の前からもう逃げないで

悲しい顔も喜ぶ顔も全部見せてくれ
格付けされた世の中で 強く強く
あたりをよく見渡せるように僕が風になる
吹き飛ばせすべてゼロから

劣等列島 この世界は荒んでいた 命を悪けて守り抜いてくれた未来
この小さな島を空から見渡して
自分の無知さを未熟さを知って

言いたいこと言いたい放題じゃいけないね ただ自分を信じてくれたらいい
ああ、もう、こんな時間早く寝なきゃ
子供みたいって?No No No

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