コロナ診療のお金事情
こんばんは、闇と光の伝道師、愛を叫ぶじゅにーです。
今回も復帰1発目と同じく病院のコロナ事情「お金」編ですね。
常に経営状況を考える一薬剤師として衝撃は大きかったんですが、額が桁違いなのでピンと来ない人も居たかもしれません。
なので今回はもう少し身近な感じでいきましょう。
ではお二人さん、よろしくお願いしますね(^^)
「ヨシヒコや、ヨシヒコはおるか?」
「こちらに。如何なされました?」
「少々熱っぽくての。大したことはないと思うんじゃが……。」
「いけません閣下!今感冒様症状を呈すなど以ての外。早速検査せねば。」
「いや、寝てれば治ると思うのじゃが。氷枕が欲しかっただけで……。」
「なりませぬ!検査ですぞ検査!」
- P - C - R -
「で、どうだったのじゃ?だいぶ待たされた故もう落ち着いてきたのであるが。」
「陽性ですな。治療しましょうぞ。」
「待て待て、もう熱も下がってきたしなんてことはないぞ?寝てればそれで良いのではないのか?」
「発熱期間を10日間から7日間に減らす魔法のような薬があります故、そちらを使いまする。」
「いや、もう熱はないと……。」
「折角タダですからな、10日間入院してきっちりと受けなされ。」
「タダと言われてものう。ちなみに、本来ならいくらするんじゃ?」
「1本6万ですな。軽症例で4本、中等症で6本使いまする。」
「6万!!?かような風邪に対してか?」
「6万です。というか閣下は軽症のようなので24万ですな。あと、入院期間中はただベッドで寝ているだけでも病院側は1日10万請求出来まする。」
「入院期間は10日と言うておったな。治療が済みいつでも帰れるほど元氣になっても……」
「1日10万です。」
「耐え難い高熱で有名なインフルエンザでも入院はおろか治療薬も数千円だったと聞いておるが?」
「閣下、コロナとインフルを並列にしてはいけませぬ。前者は緊急事態、後者はありふれた風邪ですぞ。」
「正直、インフルエンザの方が苦しかったと思うのじゃが。」
「それはそうでしょうな。」
「コロナに対してそこまでする必要はあるのかの?」
「緊急事態ですからな。ワクチンも治療薬もある以上は使わねばなりませぬ。国民との約束ですしな。」
「約束……とな?」
「コロナ対策は各党格好の宣伝場でしたからな。公約にも多々掲げておったでしょうや。」
「マニフェスト……とやらか。とはいえ余はただの風邪であるぞ。そんな大層な治療は要らぬ。」
「ご心配召されるな。重症ともなればもっと素晴らしき治療が待っておりまする。約束ですからな。」
「既に恐怖なき風邪などに約束の履行は不要じゃ~!!」
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