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「ひとりじゃない」ということ

こんばんは、闇と光の伝道師、愛と時間を叫ぶじゅにーです。

今回も企画参加もの。

最近、その手のものしか殆ど記事を書けていない氣がしますね。下手したらそれすらないと記事を書いていないかもしれない(^^;)

そういう意味では感謝ですね。

さて、今回のテーマは「始まる世界」ということで、一人で大変な思いをしている人へのエールや、体験談からの学び共有といったものであると把握しています。

詳細はこちらへどうぞ。

まあそれを書くぐらいだったら、職場でも何とかしなさいよ言われかねなさそうですが、今回は夫婦や親子の在り方について書いてみようかなと思います。

世の中を悲観し一人で生きていかないといけないと考えていた妻に手を差し伸べた話、とかでも良かったんですが、ちょっと纏める時間が足りなさそうなので今回は止めておきます。

では、以下よりスタートです。



 結婚であるとか男女のお付き合いであるとかを人に勧めるときによく言う言葉で「楽しいことは2倍に、悲しいことは半分に」みたいなことを聞いたことはありませんか?

 そして、実際にその立場になった時、本当に心からその言葉を正しいと思えますか?

 実際の所、正しいと思える人はあまり居ないのではないかと思います。結論から言ってしまうと、そのような立場において大概の人が実は「ひとり」だからです。

 婚姻という法的な繋がりはあれど、家族としての繋がりを築けないと氣が付けば「ひとり」になってしまいます。

 男性は家族との関わりを義務のように感じ。

 女性は家族を支えることを義務のように感じ。

 特に女性の社会進出が広がってからはそのような傾向が強いように感じます。今回はその是非には触れませんが。

 実際にやってみると大変なのですが、世の男性陣は家事の辛さをあまり理解出来ません。理解しようとしない、の方がしっくり来るでしょうか。

 女性が専業主婦であれば分業という形でバランスが取れていたものの、今は共働きでない方が珍しいのではないかと思います。

 そんな中で、男女の役割分担を本来は見直さないといけないのですが、世の男性陣、特に昭和の父像を見てきた人達は、今求められる父像との乖離を把握できていません。

 仕事をしていればいい、家では座って何もしなくてもいい、休みの日はゴロゴロしていればいい。

 そして「ひとり」になってしまいます。

 休みの日ぐらい子どもと遊んであげてよ、というような台詞を漫画などでよく見掛けたりしますが、概ね否定的な捉え方をされています。

 あれは別にゴロゴロされていると邪魔だから外に行け、という意味ではありません。子どもと繋がりを保たないと見放されるよ、という警告なのです。

 そして挙げ句の果てに「ATM」と揶揄され、定年を迎えて存在価値がなくなると家族が去って行くのです。

 女性が社会進出しているのだから、男性も家庭進出しないと公平ではないと思うのですが、その理解に至るにはまだ年月が必要なようです。

 さて、男性はそのような昭和の父像を埋め込まれ育っていきますが、女性はどうでしょうか。

 昭和の母像というと、良妻賢母なイメージでしょうか。家庭を支え、生活基盤を整えておく役割といった感じだと認識しています。

 しかしそこに社会進出という風が吹き込みました。

 女性は恐らく男性よりも適応力が高く、社会進出しながらも家庭を支えようと四苦八苦しているように思います。

 専業主婦でもそれなりに大変なのに、兼業主婦となるとその苦労は計り知れません。如何にして省力していくか、日々頭を悩ませていると思います。

 家事において家族の繋がりを強くするものは「炊事」だとわたしは考えています。

 しかし、その炊事こそ最も省力化が進んでいる所ではないでしょうか。冷凍食品、半惣菜、惣菜などなど。

 理想を掲げるとすれば、家族の笑顔のために料理をするというのが一番なのですが、今の女性陣にそこまでのゆとりはなく、お腹を満たせる物を用意するというものに変わっています。

 母の味は薄れ、外食産業の味に舌が慣らされていく。そして家族である必要も薄れ、皆が「ひとり」となっていく。

 この件は女性にばかり原因があるわけではありません。仕事のバランス的な側面もそうですが、そもそも男性陣の要求が高すぎる事が問題です。

 うちはそれこそ一汁一菜あれば問題なしで、そもそも一汁や一菜だけだったりすらします。

 妻はよくわたしのことに対して「仕事をして、料理もしてくれるなんて素晴らしい」などと言われるそうですが、なんてことはない、要求が小さいから可能なんです。

 一汁三菜で当たり前、品数が少ないと文句を言われる、そんな家族であればわたしは炊事など全うできません。

 素材からその要求を満たすものを心を込めて手作りするとなると、かなりの時間を要します。しかしそれが当たり前と育ってきた男性陣には、それに対する苦労を知らなければ、感謝の念も産まれません。

 仕事をしながらこなせるような物ではありませんし、そこの認識のズレも是正すべきだと思います。

 そもそも一汁三菜が適正量であれば、世の中にあんなにメタボなおじさんは溢れないと思うのですが、如何でしょうか。

 

 さて、問題点を挙げていてもなんの解決にもならないので、とりあえずどうすべきか考えていきましょうか。

 まず、男性陣には感謝の念が少ないように思います。そういった環境で育っているので仕方ないですが、ご両親は見えないところでお互いを尊重していたんだと思います。

 手始めに「いつもありがとう」と言いましょう。手作りの料理が美味しければ褒めましょう。

 家事が義務ではなく人生を彩る「権利」の一つと捉えられるようになると、不思議とやる氣も出て来ます。

 個人的には男性の家庭進出が望ましいですが、恐らく適応までには時間がかかるので、せめて女性に楽しく家事をして貰えるように氣配りしましょう。

 女性陣は、置かれている環境が大変だということをきっと伝えきれていないのではないかと思います。

 こればっかりは体験して貰わないと理解して貰えないと思います。いきなり丸投げしても出来ないと思うので、何かと理由を付けて一緒に家事をして貰いましょう。

 一緒に料理をする、掃除をする。子どもの行事に付き合って貰う。それらの大変さが分からない限り、男性陣は変えられないと思うのです。

 こう書くとまた女性ばかり苦労しそうですが、女性の方がうまく立ち回れると思うので、溜め込んで爆発する前にやんわりと変化を求めてみても良いのではないかと。

 

 今回のテーマは「始まる世界」です。これから笑顔溢れる家庭を始めてみませんか?

 お子さんがいらっしゃる家庭であれば、それを体感して貰うことも子育てとして大切なことではないかと思います。

 笑顔と感謝の溢れる世界へ。義務ではなく権利として楽しめる世界へ。

 あなたの少しずつの歩み寄りが「ひとり」を打破し、楽しいことを2倍にする環境に繫がると思います。


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闇の中、光を求め愛を叫ぶじゅにー
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