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支配者スイッチ 「マスメディア」

こんばんは、闇と光の伝道師、愛を叫ぶじゅにーです。

今回は支配者スイッチ第2回。

正直需要あるのか分からないですが、もう書いてあるので放出します。

本日の題材はみんな大好きだったテレビの話。最近でこそテレビ離れが進んでいますが、未だご老人には効果絶大ですね。

もう過去の遺物へと変わりつつあるので、取り上げても大丈夫でしょう。

それでは、今日もポチっとな♪






「閣下、ご機嫌麗しゅうございます。前回に引き続きこのヨシヒコが支配者講義を担当させていただきます。よろしくお願い致します。」

「(何故名前を押し出してくるのだろう…?)うむ、今回もよろしく頼む。」

「では閣下、今回は大衆の操作方法についてお話させていただきます。」

「簡単に言うが、人はそう易々と操れるのか?」

「可能でございます。まずは情報源を用意し、大衆が得る情報をそこに限るように仕向けるのです。」

「情報源はどうすれば良いのだ?」

「既存の新聞・ラジオに加え、今後の要となる映像と音声による情報源をご用意いたしました。名をテレビと申します。」

「テレビか。しかし、この戦後の荒廃した状況でこちらに都合の良い情報ばかり流していても聞く耳など持たんのではないか?」

「問題ございません。多数の有益な真実と共に、ほんの少しミスリードを混ぜるのです。」

「基本的には真実が綴られていると思わせれば良いのだな。」

「さようでございます。天気の予報など生活に直結した情報や、時事の出来事など与えておけば、造作もないことかと。」

「しかし、新聞と違い各家庭にテレビを配って回るわけにはいかんだろう。そこはどうするのだ。」

「テレビを憧れの的と認識させれば良いかと。すなわち、情報だけではなく大衆娯楽も享受できるようにすれば良いのです。野球や官能などが相応しいでしょう。一家に1台設置したくなるようにすれば良いのです。」

「放送する内容は誰がどうやって作るのだ?ただでは誰も動くまい。」

「作るのは専門職となりましょうが、すべて国が作るのは困難であるので、ある程度民間にさすれば良いでしょう。国からは国営放送を用意し、あとは民間に任せ放映権を支払わせれば良いのです。民間からは放映の最中に宣伝でもさせてやれば文句もありますまい。」

「テレビを見るたびに宣伝できるようにすれば良いわけだな。」

「大衆がよく見る内容を作れば宣伝効果が上がります故、あらゆる手を使って娯楽を生み出すことでしょう。」

「国が先陣をきって娯楽に走るのは体裁が良くないからな。娯楽は民間に任せ国が情報を統括すれば良かろう。しかしそれだと国の資金はどこから出すのだ?」

「基本は民間の放映会社に払わせれば十分かと思われますが、テレビを設置する国民からも徴収すればなお良いかと存じます。」

「民間には宣伝を依頼する企業から多大な金が支払われるであろうからそれだけでも良さそうだが、国民から徴収してもおかしくはないな。その案頂戴するぞ。」

「ありがたきお言葉。テレビの内容が充実し、国民がほぼテレビを見るようになれば情報により大衆を操作することなど造作もないことかと。」

「新たな事業として産業も潤い、なおかつ大衆を意のままに操れるというのはなかなか便利なものであるな。」

「テレビの影響力が確固たるものとなれば、特定のものを広く大衆に広めていくことも可能でございます。」

「して、何を成す?」

「閣下、それはまた後日に致しましょうや。まずはテレビ、広めていきましょう。」

「あいわかった、そちの案全面的に許可する。早速準備にかかれ!」

「御意。」

「次回もまた楽しみにしておるぞよ。」

「有り難きお言葉。」





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闇の中、光を求め愛を叫ぶじゅにー
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