企業分析(4743 アイティフォー)

お疲れ様です。なおきです。

今回は「4743 アイティフォー」の分析をしてみました。

この銘柄を分析した理由としましては、株探でROE向上ランキングをチェックしていた際に、5期連続で上昇しておりかつ、PERも低かったからです。

実際に分析してみると、事業内容もそうですが割安性の面からもかなり良い銘柄ではないかと感じましたので、その詳細を記載していきます。

事業内容

まずは、事業内容を調べてみました。
事業内容としましては、

「金融機関向けソリューション」「公共機関向けソリューション」「小売業向けソリューション」「ECサイト構築ソリューション」「RPA業務自動化ソリューション」「コンタクトセンターソリューション」の各事業。それらをつなぎ合わせる「基盤ソリューション」、システム導入後の保守、運用を提供する「カスタマーサービス」を提供。

というもので、要するにDXに関する事業を行っており、その中でも特にネットワーク構築や金融機関向け債権管理システムに強みがあるようです。

また、最近ではブロックチェーン技術を活用した事業にも進出しようとしているみたいです。

成長性

次にどれくらい成長余地があるのかを調べてみました。

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会社の目標としては2023年までに売上高210億円、営業利益32億円、ROIC及びROE13%以上の数値目標を掲げています。
仮にこれらの目標が達成されるとすると、売上高は約30%、営業利益は約45%の上昇余地があることになります。

また、過去の数値から純利益率を10%とすると、目標純資産は21億円となり、17%上昇することになります。
また、上半期成長率を計算すると、50.9%となります。過去2年の上半期進捗率は
前期45.7%,前々期41.6%と50%を超えていません。
それでも上方修正をしていたり、実績が予想を上回っていたりするため、今期も予想から上振れる可能性は十分あるのではないかと考えました。

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さらに、上記の内容から、直近の上方修正の可能性もありそうだと思いました。

また、財務面からみても自己資本比率が77.7%、有利子負債0とかなり安定していそうです。

目標株価

これらのことから、実際に目標株価を計算してみました。
まず、PERは四季報の実績PERを使いました。
売上高が過去最高値を更新しているため、ここでは高値平均の23.9倍として、1株益が17%上昇すると仮定すると、
2023年の株価は

23.9×(65.6×1.17)=1834.4円

となり、現在の株価は836円のため、2年弱で2倍以上上昇する可能性がありそうです。

同業他社比較

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同業他社と比較するとPBR,PERが低めで、EV/EBITDAも低く割安であることが分かります。

ちなみに、EV/EBITDAとはEVが企業価値でEBITDAが収益力のため、その企業の価値がその収益力の何倍であるか、そして収益力に対して価格が割高か割安かを複数の会社で比較するための指標です。

これらのことから、同業他社と比べても特に問題はなく、むしろ割安なため購入してもいいのではないかと考えました。

購入株価

購入するにあたって今回は年単位で保有しようと思っているので、月足チャートを見て売買することにしました。

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月足チャートから、60ヵ月移動平均線の押し目の814円で購入したとすると、
売却株価
安値・・・708円(直近の安値)
高値・・・1834円(目標株価)
となり、リスクリワード比率は1:10となりかなり良さそうです。
そのため、目標株価を上記のように設定して、814円で指値注文を入れてみることにしました。

最後に

最後までお読みくださりありがとうございました。

気になった点やアドバイス等がございましたらコメントを頂けますと幸いです。

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