情熱大陸「7人の切手デザイナー」がめちゃくちゃ良かった【感想文】
どうも、はちびっとです。普段テレビを観る機会があまりないのですが、たまにやっているデザイナー特集はチェックするようにしています。
結論からいうと、めちゃくちゃ良かった!ウェブでアーカイブも観れるので是非みてほしい(30分番組)
切手という印刷物の価値
一般的な印刷物と違い切手は金券という公的な価値を持ちます。
決定的な責任の違いですよね。
切手という小さい枠内で表現する難しさ、楽しさ
切手はサイズが決まっていてその中で季節や地域に応じて様々なデザインが制作されているようです。デザイン全般に言えることですが、枠内にいかに情報をいれるか?が難しい所でもあり楽しい部分でもあるなぁ~・・・というのが伺えました。
魚をモチーフにするにも水族館に出向き、実物をみて資料をとりそれを専門家がチェックをして間違いがないようにする。公的なものだからこそ、間違いがあってはいけない。
映像では、魚の突起を印刷のエンボスで表現していて印刷物ならではの魅力で素敵だなぁと😀
絵柄なんてのはオマケ
「大事なのは◯◯円だとか日本郵便とか、日本というのが大事であって絵柄なんていうのはオマケだと思っているんですよ(笑) ぶっちゃけ、究極のところは・・・」
「だからこそ、そのオマケの部分に工夫とか遊び心をね、忍ばせるっていうのがね、価値があるんじゃないかなと思っています」
切手デザイナーならではの視点だな・・・と思いました。
他社と比べて売るものではないので、なるほどなぁと。
自分も遊び心や隠しコンセプトいれるというのはいつも意識していますし、大事なことだと思っています。
ユーザーがそれに気付いてくれるのも嬉しい。
デザイナーの名は出ない
切手にデザイナーの名はでません。
商品を手にとる人、広告をみる人は誰がデザインをしたか?
なんて気にしていません。そもそもそんな発想すらないでしょう。
一部の超有名なデザイナーを除けば、影なる存在なのです。
でも、ふとした瞬間に素敵だな、綺麗だな、使いたいなとか思ってもらえるとデザイナーとしては嬉しいんですよね。
「おいしい牛乳」「クールミントガム」などで有名なデザイナーの
佐藤卓さんは「対象と対象のあいだをつなぐ存在である」
という風にお話しています。
自分もそのように思います。
昨今は、お仕事をするとSNSなどでご紹介頂いたりすることが
多いのでありがたい限りですね😄
さいごに
デザイナーと言っても
・建築/プロダクト/紙/ウェブ/ユーザーインタフェース
・包装段ボールの切り込みを設計している「包装管理士」で有名な岡崎義和さん ・・・etc
色々な方がいます。そんな中、今回は切手デザイナーにスポットがあたったというのは、とてもワクワクしたので記事にしました!
実は世の中にこんな仕事があるんだ~と知ってもらえると嬉しいです!
■ウェブでアーカイブ視聴できます (30分番組)
「日本郵便 切手葉書室 切手デザイナー #1307」
※この記事はFANBOXからの移植です。