【ネタバレ有】Mr.Children tour 2024 miss you arena tour 8.24参戦記録
8月24日にセキスイハイムスーパーアリーナにて行われたMr.Children tour 2024 miss you arena tourに参戦してきました。感情を整理する為に書き記したいと思います。
ライブ終わった後に至福のビール飲んでホテルの部屋で1時間くらいかけてスマホにメモしたものを、改めて書き起こしたものになります。結構適当なこと書いてるかもしれませんがご容赦ください。
ネタバレを含みますのでご注意下さい。
⚠️以下、ネタバレを含む文章が表示されます。
1曲目『叫び祈り』
ライブ初披露曲。これはライブが終わってから気付いた事ですが、ホールツアーのアンコールラスト、そういえば『祈り〜涙の軌道』でしたね。誰も想像出来なかった本公演への繋げ方でした。その場で聞いていた僕は、この曲で獣の雄叫びを表現しているのだろうと。野を掻き分けて進むスクリーンの映像も流れていたので、この後は『ケモノミチ』が来ると構えて待ってました。しかし予想は外れ、というか事前に予想したセトリが大幅に外れる結果となりました。めっちゃ恥ずかしい…笑
2曲目『I MISS YOU』
白黒の世界の中で観客が息を飲んで聞いていたのが印象的。メンバーを包み込む可動式のスクリーンの演出が曲の荘厳さを引き立てていました。がなり声で“殺したいくらい嫌いです”と歌っていた桜井さんの声が耳から離れない。
3曲目『REM』
イントロが流れた瞬間会場がざわつき、一気にボルテージが上がっていく。今回のアルバムと対照的な超ロックな曲。“僕は何故血を流しているの?” “こんな自由を奪うような夢のない世界なら要らない要らない”という歌詞。なぜこの曲が選ばれたのか。中盤、終盤のとある曲に繋がる核となる曲という話は後ほど。キーの高い曲なのに原曲で…とにかく衝撃的だったな。
4曲目『アンダーシャツ』
ミスチルの曲の中でも指折りのロックソング。間奏の時に田原さんと桜井さんが向き合いギターを掻き鳴らすのがカッコよすぎました。歌詞アレンジもあって“平和でいいな戦争のない国”を“平和でいいなお花畑の国”としていました。昨今の世界情勢、社会への不満を代弁するに相応しい強烈な一曲でした、最高!
※LiveFansで調べたらライブでの演奏は1999年のDISCOVERYツアー以来25年ぶりだったみたいですね。
5曲目『Everything (It's you)』
ロックなラブソングだけど、ようやくmiss you味を感じられる曲が登場。「STAY〜」で観客の声出し解禁。桜井さんに煽られながら皆で何度も叫びました。桜井さんが観客のSTAYの上を歌ってハモり入れたりもしてましたね。
『MC』
“一秒、一瞬でも早く会いたかった”
“〇〇年前に作った曲です”
みたいな言い方が他の曲にもあったのが印象的だったな。曲一覧を眺めながら昔の曲多めにしようよと話し合いながら決めたのかなと想像。
6曲目『靴ひも』
“愛しくて切なくて君の色で濁っている”好きな人が出来た時にデート前に聴きたい曲ランキング第1位…笑
あの辛口評論家()オワ吉先生が絶賛してましたね。
“あぁ一瞬でも早く君の待つ場所へ”の“君”はファルセット使って歌ってたな。
7曲目『Fifty's map ~おとなの地図』
スクリーンにFifty's mapと映し出されてからの演奏。ホールツアーでは尾崎豊さんへの想いも述べていたけど、今回は特に何もなく歌い始めてた。ホールツアー同様、桜井さんの後ろを支えるサウンドの迫力に圧倒されましたな。
8曲目『青いリンゴ』。
ホールでは2曲目にやってたので削られたかと思ってたらやってくれて嬉しかったな。
山本拓夫さんの生サックス聴きたかったけど今回は不在で録音?爽やかなメロディーに色気のあるサックスが調和するmiss youの中でもかなり好きな曲。JENのドラムもカッコよかった。
9曲目『つよがり』
大好きなアルバムQからの選出。“愛しさのつれづれでかき鳴らす六弦に不器用な指が絡んで震えてる”僕の体が震えましたね。“たまにはちょっと自身に満ちた声で〜”は半拍空けて歌ってたね。繰り返したけど声が本当によく出てました。1回目の涙タイムはここだったな〜
『SUNNY劇場』
ルイージマンションに出てきそうな洋館、死の館でも言うべきだろうか。映し出され、SUNNYさんのキーボードとともにいよいよ本格的にアルバムmiss youの世界に吸い込まれていく。
10曲目『Areyou sleeping well without me』
10曲目から17曲目まで某曲を挟みながらmiss youの曲順通りの演奏。ホールもそうでしたが、この曲順は世界観を守る為にも崩してほしくないと思ってたので良かったな。
左側に椅子を置いて、部屋の一室で夜寝れずに明け方を迎えたかのような演出で座って歌っていました。確かホールでは不気味な赤い月が背景にある演出だったので魅せ方も全然違いましたね。
11曲目『LOST』
“年老いた2匹の犬が”で桜井さんがホール同様に脇にいって犬をあやすような仕草をしていた。照明に手を伸ばす表現も素敵だったな。おとなの地図同様、ライブ化けする曲だなぁと。鳥肌立ちまくりでした。
12曲目『アート=神の見えざる手』
右側に椅子を置いて相変わらず歌詞の異常さに合った演出、桜井さんの表情、そして歌い方でした。ホール同様P音🤬は貫通してましたね笑
山本拓夫さんがいなかったこともあり、怪しげな空気感は抑えられていたものの、スクリーンにLOVEはじめましたの時のような演出がされており興味深かったです。
13曲目『雨の日のパレード』
傘に血の雨が降る演出から始まりました。12-14曲にかけて全て“血”の演出が続きましたが、13曲目のこの演出を受けて序盤にREMを演奏していた意味を理解しました。血に塗れたどこかも分からない迷い込んだ世界の中にいる。そんな世界観を表現したかったのでしょうか。曲自体はSUNNYさんとのハーモニーが美しくて“見上げればレインボー”とサビの辺りでは虹がスクリーンに映っていましたね。
14曲目『血の管』
歌う前にスクリーンが降りてきて、桜井さんがその前に立ち、1人切なく歌っていました。
血の管歌うんやという衝撃が強すぎて、演出の詳細は覚えていないのですが、暗い会場の中、ひんやり冷たい空気が包んでいました。miss youの曲に見事に溶け込んでいたな。
15曲目『Party is over』
ホールツアー同様、田原さんと向き合ってアコギを鳴らしてからの演奏でした。個人的な話だが、miss youの曲の中で一番好きな曲なのでリストラされなくてよかった…笑
16曲目『We have no time』
久しぶりに観客がリズムを取って手拍子。ホールツアーの時にも感じた事だけど、特に中間部は演出を味わう事に重きが置かれていたなと。
最後のドラムで溜めに溜めて会場の笑いを誘っていました。
17曲目『ケモノミチ』
スクリーンには冒頭にもあった野を掻き分けて進む映像が流れてからの演奏。歌い方等はホール同様で、改めてバンドverの迫力は段違いだなと。母と見に行ったのですが、母は本公演でケモノミチが一番良かったと話していました。
ここでmiss youゾーン終了。
18曲目『365日』
4月の百年後芸術祭でも披露していましたが、今回冒頭はアカペラで歌ってました。ここからスクリーンの演出に時折姿を見せていた線に鳥が出現して“miss you”の文字(ここも記憶定かでない)も浮かび上がってました。ケモノミチの“君にラブソングを送ろう”からミスチル屈指のラブソングを繋げる…そのセンスにゾクっとしました。
19曲目『記憶の旅人』
この曲はアンコールラストに…誰もが思っていた事でしょう。この曲をラストにしない理由も最後になり納得したので後ほど書きます。
映画を観た方ならわかる、ランタンの演出がされていて思い出し泣きしそうになりました。映画の要素取り入れるんだ〜と感心してました。
『MC』
桜井さんが“楽しんでますかー”
会場を煽る。その後、“最近は人を貶めたり叩いたりという世の中だけど、誰かが誰かを讃えていこう”みたいな話をされていました。
20曲目『The song of praise』
手短に声出し練習をしてから始まりました。(確かホールはめっちゃ長かった声出し練習…笑)そういえば5曲目以降声出してなかったんよね。「STAYー!」以来の声出し。
それを忘れさせる中盤の演出という事だったんでしょうね、後からセトリを振り返って驚きました。スクリーンにはメンバーの切り抜き顔と吹き出しが映っていて、声出すところになると“wow”とポップな感じで現れる…
みんな笑顔になれる演出だったと思います。
『MC』
21曲目入る前に桜井さんが、“最近聴いてていいなーって思った曲やります 『End of the day』”というMCから始まりました。
長々と書いてきたのですが、この曲やってくれたのが嬉しすぎたので、共有したくて書いています。結論から……大号泣しました。
21曲目『End of the day』
イントロは嬉しすぎてピョンピョン跳ねてました。2番からの歌詞が全て大好きなのですが、
“もう可哀想なくらいに
自分がちっちゃく思える
End of the day
どのくらいの価値があるんだろう?
End of the day 今の自分に”
Apple Musicとかで聴いてても涙した事なかったのに、“どのくらいの価値があるんだろう”を歌ってる辺りで、日常生活のあらゆるシーンが思い浮かび、自分は無価値な人間だ、なんて思う日があった事を思い出し、涙が出てきて止まらなくなりました。2回目のお涙タイム。
“羽ばたける日は来る きっと来る
とりあえずそう信じて
あと少し そう信じて”
ミスチルにしては珍しい、捻りのない火の玉ストレートの前向きな歌詞で軽快なメロディーが続く応援ソング。そんな曲で気がつけば溜まった涙をタオルで拭いながら、音を奏で続ける彼らを見つめていました。本当に聞けてよかった、一生忘れないです。
22曲目『未完』
これもまさかの選曲。今年に入りハマっている曲とSNSで投稿していたので、嬉し過ぎて飛び跳ねました。桜井さんがギターをかき鳴らしてからの演奏。キーの高い難曲、休みなしで歌い続けているのに口から音源を超えていて鳥肌が立ちました。
スクリーンに出現していた鳥の意味、そしてREMで歌っていた“自由”のない世界からの解放。これまでの演出の答え合わせの時間となった事を悟りました。
1番2番を軽快に歌い上げ、音楽は小さくなりMCへ。桜井さんが“僕たちは50周年に向けて歩み始めています。皆さんと音を奏でていると、普段は畳んでいる羽が心に生えてくるのを感じます。皆さんにも羽が生えた状態が1日、1週間とずっと続けばいい…皆さんが日常に戻って見失いそうになったらこの場所に戻って来てくださいね。待ってまーす!”ざっくりとこんなニュアンスの話をされていました。
とにかく感動するMCでした。
ここから再び演奏に戻り
“「いっそ飛べない鳥の羽なんか もがれちまえばいい」そう ほざいてみたって試練は手を緩めちゃくれない”
をオクターブ下で歌う。
そして、音が大きくなり
“だから もうユニフォームを脱いで 脱いで
自由 自由 自由!!”自由を計9回叫んでいた。
震えた。
そしてラスト
“相変わらず僕はノックし続ける
し続ける”
“し続ける”のシャウトがとんでもなかった。
いつも思う事だけど、こんな大曲に“未完”ってタイトルついているのが良いんだよな。拍手喝采、暫く鳴り止みませんでした。
ただただ感動。
23曲目『終わりなき旅』
30周年のスタジアムの1曲目がこの曲でしたね。あの時は通過点に辿り着いたという意味での演奏。未完終わりでよかった、蛇足だ。こんなコメントも見かけた。この曲は彼らとファンの歩みを止めない為の薬のようなもので、定期的に披露され続けるのだと思う。35周年、40周年どこか旅の途中で、また聴いて…そして50周年…高い山を目指そうっていうファンへのメッセージと受け止めた。聞けてよかったです。この曲を多く語る必要はないでしょう。
最後はみんなで叫んだ。桜井さんも叫んだ。
ナカケー側からみてたけど、だいぶキマってました…笑
最高でした!
アンコール
24曲目(En.1)『Hallelujah』
歌う前に桜井さんがMCで、“アルバムQから、hallelujahを歌います。hallelujahという言葉は宗教的な意味合いが強くて…僕はキリスト教徒ではないけど、感覚的にはわかります。誰かを讃えあっていけたら〜小編成でお送りします”みたいな結構長めのMCでした。(ちゃんと覚えていられなかった、すみません)
この曲は澄んだ空気の朝に似合う曲だと思っていて、終わりなき旅で皆が発散して禊を済ませたかのような環境下での演奏だったからか、胸にスッと入ってきました。
キー下げがこれまた心地よくて良かったね。
“優秀に暮らしていこうとするよりも
君らしい不完全さを愛したい
マイナスからプラスへ
座標軸を渡って 無限の希望を
愛を 夢を 奪いに行こう 捕らえに行こう”
ただただ桜井さんの声に聞き入っていました。最後は観客の顔がスクリーンに映し出されながら神々しい雰囲気の中でゆったり手拍子しながらhallelujahの大合唱。
このまま次の曲に突入パターンかなとも思ったけど終わり。素敵な空間だった。
25曲目(En.2)『優しい歌』
原曲優しい歌キター!!心の中でガッツポーズしました。“どちらに転んだとしてもそれはやはり僕(君)だろう”指差し。最高に盛り上がりましたね。ホールではBank Band verっぽい感じだったけど、断然原曲がいいですね。
本編5曲目靴ひもで“靴ひもも結ばずに駆け足で飛び出して”と歌い、アンコール2曲目優しい歌で“スニーカーのヒモを結んだならさあ行こう”がエモすぎた。
26曲目(En.3)『Sign』
大好きな曲、周年ツアーでしかやらないだろうと思っていたので不意打ちをくらいました。
この曲も多くを語る必要はないと思いますが、miss youにフィットする往年の名曲を演奏してそろそろお別れかなとソワソワしながら聞いていました。歌ってくれてありがとう。
27曲目(En.4)『in the pocket』(最新曲)
歌い始める前にメンバー紹介。田原さんが桜井さんを紹介して騒つく…笑
そして最後のMC、“泣いてる人もいれば、本当に楽しんでる?って顔の人もいるけど、その全てをsignの歌詞じゃないけど何ひとつ見逃さず家に持って帰りたいと思います”と締めくくっていた。
そして最後の曲が始まった。
“心はずっと不安定で
カーテンのように揺れるけど
吹き抜ける風の心地良さを感じて
ただ今を楽しんでいたい”
これが50周年を目指す彼らのスタンスなのだろう。今を楽しく。記憶の旅人でなくin the pocketをラストに持ってくるのはそういう事なのだと。前向きな気持ちで終わるツアーになるなんて予想していなかったけど、これが彼らが示すファンへの想いなんだろうなと。
楽しんでやってくよ〜と。
確かに受け止めました。
そして、演奏曲数はなんと27曲!!
(本田圭佑さんもびっくり!)
彼らのエネルギーが衰えるどころか増している何よりの証ですな。
全体の構成では、スクリーンに映し出される直線が波線となり鳥が羽ばたく演出、本当に見事だったと思うな。REMが核となり“血の演出、未完に繋がるMC。REMがめっちゃ効いてたね。心が痺れて、沁みて、泣いて、踊って、飛んで、温かな気持ちになって…いいものを見せてもらいました。
約束の場所、出来たしな。
またいつか、彼らに会える日まで。
見失いそうになったらあの未完の
MCを思い出したいと思います。
それでは。
セットリスト
1:叫び 祈り
2:I MISS YOU
3:REM
4:アンダーシャツ
5:Everything(It’s you)
6:靴ひも
7:Fifty’s map ~おとなの地図
8:青いリンゴ
9:つよがり
10:Are you sleeping well without me?
11:LOST
12:アート=神の見えざる手
13:雨の日のパレード
14:血の管
15:Party is over
16:We have no time
17:ケモノミチ
18:365日
19:記憶の旅人
20:The song of praise
21:End of the day
22:未完
23:終わりなき旅
アンコール
24:Hallelujah
25:優しい歌
26:Sign
27:in the pocket(最新曲)