第5話……作問担当(静岡編) Twitterのあんたがたに挑戦しました2019
Twitterのあんたがたに挑戦します2019
公式サイト 企画の内容などここにだいたい書かれています。
エンドロール スタッフや、活躍した参加者が書かれています。
目次
第1話……あんたがた。
第2話……現地担当(現地編)
第3話……現地担当(問題編)
第4話……作問担当(愛知編)
第5話……作問担当(静岡編)
第6話……全問デバッグの話。
第5話……作問担当(静岡編)
2つめの作問担当は静岡県でした。
(1つめ、愛知県については第4話をご覧ください)
えーっと、先に言っておきます。
この問題は、かなり特殊な問題だったと思います。
この問題の答えは、
東海道が丸子宿と府中宿の間で
本通りから新通りに分岐したあと
最初に曲がる角(にあるポスト)
でした。
今回のあんたがた全体で26問の問題がありましたが、
唯一、答えがはっきりとした名前にならない問題でした。
好き嫌いは分かれるかもしれないですが、
個人的には結構好きだし、
あんたがた、という企画の中には
こういう問題もあったほうがいいんじゃないかと思います。
そんな問題がどうやって生まれたのかについて。
まずはチーム分け。
現地担当はいもけんぴ。さん、相方は悠希さんでした。
推しすぎてつい太字にしてしまいました。
勝手に決めました。
悠希さん、今回のあんたがた全体の一推しGMさんです。
前回の記事でしれっと登場させてしまって
(あっ、記事の順番逆にすればよかった)
なんて思ったりもしてますが。
とにかく、準備の間1か月ぐらいずっと、
だいすきいいいいいぃぃぃぃぃっっっっっ。
って思い続けてました。
そもそも最初はどんな人なのかもよく知らず、
チームに分けられて2日後。
悠希「東海道五十三次の19次(府中宿)が現在の駿府城付近、20次(鞠子宿)が現在の丸子にあたるので、その間に設定するのはどうでしょうか。」
なるほど、東海道ね、
面白そう。
…………。
……ああああ、2019年だからか!!!!(ここまで1日かかった)
悠希「そうです!やっつけ仕事で作ってみました」
(第1案の画像が送られてくる)
えっ。
仕事が早すぎる!!!!
ちなみにこの問題は、
左右上に「20」「19」という数字があり、
その下に『東海道中膝栗毛』の
府中、鞠子のストーリーの絵が描かれている、
というものでした。
ところでこの時点で11月15日なんですけど、
この1週間ぐらい後に某所で某企画が行われました。
そうです。#アレ謎展EX です。
実はこの直後、GMグループ内にアナウンスがありました。
ましー「どんな理不尽な問題でも集合知で5分あれば解かれます。あんたがた開催時は参加者も多いので普通の謎解きの感覚で作ると1分以内に解かれます。作問担当各位はご留意お願いします」
そう、集合知、あんたがたとは恐ろしきもの。
GM全員が集合知を恐れ始めます。
……恐れすぎるぐらい。
そして各チーム、
問題をより難しくすることを考え始めます。
さてこのチームにも第2案が降ってきましたが。
……うーん。
正直よくわからなかった。
東海道の宿場の番号のほか、
東海道線や新幹線の駅番号、
国道1号の道の駅のコード、
安倍川の河川コード、
これらの数値をメルセンヌ数から計算させる。
うーん第1案の楽しさはどこ行った……?
2019もなんか死んじゃってる……。
せっかくなので2019をちゃんと生かしたいですよね。
例えば、
今☆年
とかって書くだけで20と19の間になりそうですよね。
とか言ってみるんですよ。そしたら第3案が来るんです。
上の方に大きく「今☆年」。
真ん中には道を表す線と川を表す線が交差。
そして下にはこれがあったんです。
(薄い字の部分は解説用、問題としては存在しないもの)
悠希「今☆年と赤枠が被っているので赤枠いらないかもです。
ベッドマークは弥次喜多さんが泊まったところ。」
弥次喜多さんが泊まったところにベッドマーク……好き……。
でも確かに今☆年と赤枠かぶりますよね。
右端から数えたら20番目と19番目なんだし。
そこで……
さやちぃ。「このぐらいの情報量で場所が特定できるのか気になる」
悠希「ああーなるほどです。
回答班の方々みんなすごくすごいから多分できるんじゃないですかね…コワイヨー」
コワイヨー
今年が2019で20と19なことに気づけばあとは自動的にベッドが9と11と15と19と21と25と29つまり弥次喜多の宿泊地の番号!!
……ってぐらい瞬殺されたら嫌だなあ、と思ってました。
……まあ大丈夫ですかね。
そんな感じで、東海道の鞠子宿と府中宿の間、
ということを特定するパートは完成しました。
さて現地なんですが。
悠希さんの提案は、
東海道が安倍川を渡る安倍川橋の近く、
本通りと新通りの分岐近くにある弥勒緑地
でした。
そうです。
この時点で本通りと新通りの分岐使う気満々です。
そして、もうこの時点で言葉を使う気はないです。
まあこれまだわかりやすいですね。
川渡ってすぐ東なわけだから。そこの分岐を見ればいいだけです。
(と勝手に思っていますが、そんなことないかも)
と、ここで現地担当いもけんぴ。から連絡。
ちょっとここは行きづらいのでもっと府中宿寄りにしてほしい、と。
そこで次に考えられたのが、
東海道の曲がり角を使う案。
だって、言葉使わなくても図形で確定できますからね。
ということで次の案です。
んー……。
情報量が増えました。
こんな形の曲がった道見せちゃったら瞬殺なのでは……?
そこで考えました。
右のほうにある、
本通りと新通りの、安倍川じゃない側の分岐。
ここを現地にすれば、線を曲げなくても示せるのでは?
……困りました。
実は、いろいろ調べていて、
江戸時代に本通りを新通りに替えた
という記述は見られるのですが、
もともと、それ以前の東海道(本通り)の
通り道が全然わからない。
新通りの曲がり方は複数一致していて間違いなさそう……。
でもあの曲がり道を全部書いていたら瞬殺……
(たぶんそんなことはない)
でもこの道、川からしばらく2本とも真っすぐ伸びているので、
最初に曲がるポイントを指示すればいいのでは……?
ということで、あの問題は完s……
まだまだ。
私は、まだ1つ余計な情報がある気がしてしまいました。
川です。
すでに鞠子と府中の間、までは絞れてるはずだし
川なんて書かなくても、
東海道らしきものの分岐なんてそこにしかないですよね。
てことで川は消しちゃいましょう。
白黒でせばんのお財布にも優しく。
ということで、あの問題は完成しました。
悠希「静岡のあんたがたがこの高度に簡略化された図だけ見て静岡だって瞬殺してこないか怖くなってきました。」
それはこわい。
いもけんぴ。「ぱっと見なんもわからんです。静岡民ですが」
うん、大丈夫そうですね。
時は流れて12月23日。
夜中、日付も変わろうかと言う頃。
この問題はついに出題されました。
「今年」の解釈、「ベッド」の意味など、
いろいろ議論がされたようですが、
誰かが東海道中膝栗毛と一致することを発見。
これで「今年」が鞠子宿と府中宿を表していることが明らかになりました。
ここからが長かった。
正直、想定していませんでした。
大きな原因として、
・図の線が東海道を表していることがわからなかった
・右端の線の曲がり方が不正確だった(不正確にしたので)
・枠の形が変な形だった
あたりがあったと思います。
全部の正解がわかっていると、
他の考え方については思いつかないものですね……。
ヒントを出した時も、「本」と「新」が
「本線」と「新幹線」を連想させることには
全く気づきませんでした。
結局ポストローラー作戦により終わりましたが、
ローラー中もせめて東海道沿いのポストに行ってくれと思ってました。
なんで東海道の問題なのに東海道外したりするんですか。
うーん……。
結局、ちゃんと解いてもらえない問題になってしまったということで、
ちょっと悔しい気持ちが残りますね……。
個人的にはだいぶ好きな問題だったんですが……。
いや、えっと、
申し訳ありませんでした。
えっと、まだ続きます……。