コロナ禍とあんたがた戦国時代から未来を考える回
時は2022年8月9月。
世界では新型コロナウイルスが相変わらず猛威を振るう中、あんたがた界では今年4回目の煎が終わり、5回目の準備が進められていた……。
あんたがたとは?
GMから出題される問題をみんなで解いて、答えの場所に行くと、パスワード(ネプリパス)が書かれたガムテープが手に入る。
このパスワードをセブンイレブンのマルチコピー機に入力することで次の問題が手に入り、またそれを解く。これを繰り返していく、世界で最もwktkな遊び[要出典]、それが「あんたがた」である。
はい、というわけで。
atgt2022goの言い出しっぺ兼メインGMちゃん、さやちぃ。です。
Tランクとしては3人目のメインGMです。だから何だっていうわけじゃないですけど。
なーんか壮大なタイトルつけちゃって……このタイトルで書き上げられるんですか?大丈夫ですか?
まあ中身はあんたがたGMやった後のnoteってことで、普通のことも書くし、普通じゃないことも書きます。お気持ち表明もします。
心して読めよ!!!!
Twitterのあんたがたに挑戦しました2022GO
Girls Onlyのはじまり
goの始まりは、週末煎が終わった5月29日、ひゃんさんとのLINEでした。
「あんたがた女子会がしたい」
「そしてそのままそのメンバーで煎を作る」
……あれ、そういえば結局女子会してなくない??なんで??
煎作るなら人を集めないとですよね。
てことでもちろん私はまずRenさんに声をかけます。
Renさんに無理をさせたくはないけどRenさんなしで私が煎を開けるわけがないので……。
「さやちぃ。さんから呼ばれたらいくらなんでも断れないですね……」
勝ちました。これであとはもうどうとでもなります。(ホンマか?)
ここまでが5月の話。
いやー、我ながらここまでの動き出しはまあまあ早いですね。
……まあそれから紆余曲折はありましたが、開催目安の10人集まるか不安だったGMは14人集まって、システムはちゃんと完成して(ひゃんさんありがとう!!)、無事に開催にこぎつけたのでありました。
GO煎でやりたかったこと
さて、当初私がやりたかったこと、
それは「オンライン煎とオフライン煎の融合」でした。
もしこの世界でコロナ禍が終わったら、現地にガムテープを貼りたい。それを取りに行く勇者が見たい。
でも逆に、コロナ禍で生まれたバーチャル現地、what3wordsでの突撃の形はもう終わってしまうかもしれない。
だとしたら、この2つを合わせることができるのは、コロナ禍の中にあって、なおかつ感染状況が落ち着いてる状況しかない。
せっかくだから「今しかできない煎」を今のうちに作りたい、という思いでした。
実際には感染が大きく広がってしまい、リアル現地を使うことは諦めることになりました。
「7月末の1週間で、1日あたりの感染者数平均5万人以下」という目安を設定していましたが、2日で35万人を超えたので終わり。
……そういえば7月には日本を揺るがす大事件があって、その影響も出るんじゃないかみたいな話もありましたね。ああいうのって実際日本国民にどのぐらい影響与えてるんでしょうね。ちなみに私にとってはその後の秋葉原とか神泉とかの方が数百倍怖いです。そういう問題じゃない気もする?
さて各作問担当者には、「現地ヒントを変えることで、バーチャル用の現地とリアル用の現地の両方が出せるようにしてください」と言ってあるので、現地が2つある問題がどんどん生まれていきます。まあ規模感的には10人で10問ぐらいでしょと思っていたので、それより多く集まってくれて嬉しいです。
当初のストーリーの流れはこんな感じでした。
まずはオンライン煎として煎が始まります。というように参加者には見えています。しかしラストの問題がどうしても解けません。このあたりでGMの手記か何かを読み解くと、実はLINEbotの案内をするツイートは何者かによって追加されたものであることが発覚します。実際のGMはLINEbotを作らずに、現地にガムテを貼っていたのです。それに気づいたあんたがたが全ての現地をたどりガムテを集め、ガムテに書かれているネプリパス以外の情報を使うことによって、ラストの問題が無事に解けるようになります。めでたしめでたし。
……じゃあ、リアルに貼れなかったらどうしましょうね。
正直ここは全く考えてなかったというか、貼れないならごく普通のオンライン煎として、ごく普通のラストを考えるつもりでした。
あれは確かRenさんが言ったんだと思います、オンラインでも2周することはできるよね、と。
なるほど?となって方針を切り替えます。
……いや、オンラインで2周することはできます。そりゃ何周でもしようと思えばできます。
でも、何のために?どういう理由で?何の意味があるの?ただ冗長なだけでは?
このあたりは結構悩んだと思います。
やっぱり当初の予定通り「あんたがたにとっての2周目がGMが本来用意していたもの、2周目の情報を使わないとラストが解けない」という部分は変えないように、なんとかあのウイルス設定にたどり着きました……Renさんと高坂さん本当にありがとうございました…………
さて設定ができたところで、もう一度煎の流れをよく振り返ってみましょう。
あんたがたはウイルスに侵された煎の本来の現地を辿り直してハッピーエンド……あれ、ちょっと待ってください。ウイルスって本来いないはずのものですよね。もしウイルスがいなかったら、この煎のラストは……
大謎が、ない!!!!
これは大変です。このままではこの煎は、「大謎を考えられないGMがそのまま煎を開こうとしたところ、ウイルスのおかげで大謎っぽいものができてよかったね」になってしまいます。そんなことは許されません。我々GMは自前で大謎を考えなきゃいけないんです。
この時点で開幕5日前ぐらい。やっぱりあんたがたはこのぐらいギリギリまで作ってるものだよね!
とりあえずここまでの現地の英語w3wから何かを拾おうってことになりました。そういえばガムテープに書いてあるほうのリアル現地ヒント、w3wのヒントが書いてあるの不思議ですよね。これ実はラストで使うためにw3w単位で確定させなきゃいけなかったんですよ。決してLINE凸のためではないです。……そういう設定にしました。
ラストの現地は……当然リアルでガムテを貼るものとして考えます。ラストの現地なので誰かがすぐ行きやすい大都市、でも今までに出てきてないところ……ということで、候補を横浜、名古屋、神戸に絞ります。あとはGO煎のラストということで、略すとGOになるところがあるといいな……いやそんな都合よくあるわけ……あるじゃないですか、「グランドオリエンタルみなとみらい」なんて場所が。奇跡。
奇跡はまだ続きます。グランドオリエンタル、英語にすると、Grand Oriental……13文字。なんと、今までに作られている問題の数と同じです。つまりここまでの現地から1文字ずつ拾っていけばいいだけ。
さてどこにガムテを貼る(設定にする)か……グランドオリエンタルみなとみらいの近くには、バス停はあるけど裏側って感じだし、ポストとか電話ボックスとかはちょっと遠い……ん??
最寄りの電話ボックス、それは横浜ワールドポーターズの前にある六角形の特徴的な電話ボックスです。そこの上部のw3wが「///いつでも。いきさき。つながり」……。
そう、今までの全ての現地から1文字ずつ拾った結果が「///いつでも。いきさき。つながり」ですよ。ちょっと美しすぎではありませんか。こんな綺麗なものがこの短時間で見つかっていいんですか。見つかっちゃったんだからしょうがない。これでラストの現地は決まりです。
まああとは文字拾いを考慮しながら出題順を決めるだけですね。ただ1匁の現地をラストのために変えなきゃいけなかったり(ひゃんさんごめんなさい)この後も現地が微妙に変わったりしましたがまあ大丈夫大丈夫。
そういえば、今煎は結局現地凸なしのオンライン煎、になったわけですが、でもやっぱりオフラインでやりたかったんだということはアピールしてたなあという気がします。
2周目のネプリパスを、テキストでもガムテ風の絵でもなく、ガムテの写真で出したこと。これは初めてだと思います。
現地に実際に行けなくても、何らかの形でガムテを使いたいとは思っていました。あんたがたにガムテ作りミッションを出そうかと考えたこともあります。あと、「ラストに行くためには今までのガムテの写真が必要で、でも誰も現地に行ってないからガムテの写真がない、ならば自分で作ればいいじゃないか」みたいなストーリー設定とかも挙げましたね。このストーリーは「もしリアル現地にガムテを貼れたとしてもリアル現地に行かずにガムテを作れば解決できてしまう」って理由で自分で却下しました。
正直なところ、ネプリパスをガムテの写真で出したところで、本編には全く影響しません。こんなことをして本当に意味があるのかなと思いました。でも実際、これでオフライン煎をやりたかったGMの気持ちを汲んでくれた人もいたみたいで、ああ、伝わった、よかった、と思ったのでした。感動のウイニングランって感じですね。(なおラストがまだ残っていた模様)
もう1つ、これは2021Lite煎でもあったので初めてではないですが、オンライン煎でセブンネットプリントを使ったこと。
LINEbotからの出題かセブンネットプリントからの出題か。それぞれにメリットとデメリットがあると思います。LINEから出題すればデータとしてそのまま加工しやすいし、ネプリパスを自由に決められるし、有効期限切れにもならないし、ギリギリまでファイルを差し替えられるし、問題を手に入れるのにお金がかからないし、家から出なくていい……あれ、LINEのほうがメリット多そうですか……?
でも我々はセブンネットプリントのほうを選んだんです。やっぱりそれは、少しでも本来のあんたがたに近い形でやりたい、って気持ちはもちろんあります。
それから、あんたがたの活躍の場でもあること。あんたがたのエンドロールでは、甜菜や勇者と並んでセブン班が表彰されてますよね。いや今煎は勇者いなかったですけど……。近くのセブンイレブンに行くだけでエンドロールに載れるチャンスですよ。印刷できなくても未遂班として載れたりしますよ。
LINEから問題が出てきた省エネ煎では表彰なかったですね。あれほとんど私が出したんですけど。
あとこれは私にとっては盲点だったんですが、誰でも簡単に問題を印刷できるということ。いやネプリだと20円かかるけどLINEから家で印刷したら無料じゃんって思ってました。どうやら家に印刷環境ってなかったりするらしいです。そっか一人暮らしの人って全員競技パズルやってるわけじゃないもんね……。
そして最後に、これは個人的な意見ですが、LINEbotにネプリパスを打ち込むのが無駄な手順だということ。いやあのシステム何のためにあるんですかね。突撃LINEがパスを返してそのパスを他のbotに入力するぐらいなら、最初から突撃LINEが問題を返してくれればいいのに、って思いませんか?あの1ステップ無駄じゃないですか?……まあ省エネ煎では私がそこを究めたんですけど。
まあいろいろ書いてきましたけど、そもそもあんたがたって、リアル現地にガムテを貼って、セブンネットプリントを使うのが本来の姿ですよね。だから、リアル現地にガムテを貼ることとセブンネットプリントを使うことに理由なんていらないはず。そこにあるのは感染拡大のせいでリアル現地にガムテを貼って取りに行かせるのは良くないよねっていう、「リアル現地にガムテを貼れない理由」だけです。貼れない理由がなければ貼ればいいし、セブンネットプリントを使えない理由がなければ使えばいい。それだけ。
SDGs
今、世の中ではSDGsが大流行しているので、何でもSDGsって言っておけばなんとかなります。みんな違ってみんなSDGs。
あれはいつかの会議のときだったと思うんですけど、誰かが「スーパーデバッグ班」って言葉を発したんですよね。それを聞いた私はすぐ「それSDGsっぽいじゃん」と思ってしまいました。薄々気づかれてるかもしれませんがたぶん私はSDGsに洗脳されています。
まあ「班」だったので最初は「Super Debug Groups」って言ったんですけど、Groupが複数はないんじゃないかって思ってGirlsに変えたんだったかな。DebugにするかDebuggingにするかは私の中では最後まで迷ってたんですけど、なんかもう私以外にとってはDebugで決まっちゃってたような気がします。
ちなみにSDGsは複数形なので1人では使えません。ひゃんさんっていう何でも解いちゃう最強の甜菜が一緒にいたからこそ使えたわけですね。あの人何でも知ってるし何でも検索できるし何でもアナグラムできちゃうし何でも解けちゃう。強すぎる。甜菜。
さやちぃ。といえば全問デバッグですよね。
さやちぃ。がメインGMをやるかどうかっていう話は今までもたびたび話題に上っていて、そのたびに、でもメインと全問デバッグはさすがに両立できなくない?みたいな話になっていたような気がします。
でも私が初めてメインGMとして開催するあんたがた、私の名前がメインとして載る企画、そんな企画で、私自身が納得してないものを出すわけにはいかないんです。そこはちゃんと見ておかなきゃいけないな、と。
デバッガーとしての私は基本的に人を信用していません。自分のこともそんなに信用していません。
もちろん私がデバッグをしたところで見逃すバグはあると思います。でも、もし私が気づいていたはずのバグが、私がデバッグしなかったことによって残っていたとしたら。しかも初めての私がメインの煎で。それはもうデバッグしなかったことを結構ずっと悔やんで引きずると思います。
実際、私が見てなかったらバグが残っていた問題もありました。デバッグしといて良かったですよ本当に。
Renさんもnoteに書いていましたが、煎中に問題についてのアナウンスをしないで済みました。これが理想ですよ。このために私がいるんですよ。
〜ここでお詫びのコーナー〜
怪文書。あれは私はうまく重ねられませんでした。あれについては重ねられてる人はいるからいいかというのと、挑戦なんだからこのぐらいしても大丈夫だよねあんたがた??って気持ちで出しました。
あとこれは何度でも言います。スーパーマリオ64は絶対に許さない。
あ、アジト×タツノコレジェンズについては、私は「×は読まないのでは?」って言ったんですけど、作者がこれでいくって言ったのでそれで通しました。
……という話に関連して次の話題。
メインGM兼全問デバッグ班改め(?)SDGsの一員となった私は、先にも書いた通り自分が納得してないものを出すわけにはいきません。
とはいえ、それぞれの匁のメインになるのはやっぱり作問担当者だと思っています。いくらメインGMだからといって、作問担当者の意向を無視して自分の思い通りの形を押し通してはいけないと思います。メインGMっていう強い肩書きを持ってしまったからこそ、あまり強く言いすぎないようにしなきゃとは思っていました。圧をかけたくはないので……。
まあ、基本的には作問担当者の考えに合わせるけど、明らかに間違ってることははっきり指摘します。それは私がメインでもメインじゃなくても変わりません。
開催時期の話
あんたがたに、決まった開催時期はありません。いつでも開催できます。
ただ、特にオフライン煎だと、休日でないと勇者がいない、現地凸があるから時間がかかるなどの理由があって、連休あるいは祝日が近い週末あたりで開かれることが多いかと思います。
具体的にはゴールデンウィークと年末が多いですね。年末は今は天皇誕生日が無くなって祝日なしですが……。
お盆の時期……休みの人が多いはずなのにあんたがたが開催されないなあ、と思っていました。お盆煎あってもいいんじゃない?みたいな話は、スペースでもしてたんじゃないかなと思います。
さて私は2回連続であんたがたにあんたがた側で参加したことがないんですが、5月に週末煎に参加してやっぱりまたGMをしたくなります。これが最初の方に書いたGirls Onlyのはじまりの話あたりですね。まあ今から人集めて煎作ったらお盆あたりがたぶんちょうどいいよね、そう思ってました。
6月。
省エネ煎の告知ツイートが出ました。
……いや、知らなかったとはもう言いません。私が知らないはずの場所で企画されて、私に直接声がかかったわけでもないので、本来なら私は知らないはずですが……同じような時期に煎が企画されているらしいという話は他の人から聞いていたので……。
とりあえず早く人を集めて告知だけしちゃおうか、などと考えていた頃です。
あっちがお盆あたりでくるとしたら、こっちは私の都合も考えると全然連休じゃないけど7/23あたりにやらなきゃかなー、とか考えてましたね。
で、8/27から、という告知が6/14に出たみたいですね。2か月半前。今までのあんたがたから考えてもかなり早いですね。まだGM募集すら考えないレベル。
これはさすがに「やられた」と思いましたね……。
これを受けてGirls Only陣営はどうするか、結構考えたし話し合いもしました。
でも結局私のやりたい気持ちを諦めるほどの状況ではない。ここで諦めたら絶対に後悔する。
私の個人的な持論ですが、あんたがたは、いつ誰がどのように開いてもいい、と思っています。
そんな私がここで開催を諦めると、「開催したい時期に先に告知を出されたことによって中止された煎」の前例を作ってしまうことになります。いや私がその事実を世に出さなければ誰もそんなことは思わないんですけどね。私の中ではそうなります。
そのような前例を作ることは、将来あんたがたを開催したい人にとっては、開催のハードルを上げてしまうんじゃないかな、なんて思ったりもしました。
まあ、先に告知を出したほうが偉いなら、告知したもん勝ちになっちゃいますよね。そろそろ来年のお盆の告知でも出そうかしら。
みんながあんたがたを開いてあんたがた界を盛り上げてほしいし、私も盛り上げたい。っていうことですね。
ましーさんが1人でやってた時代が終わって、誰でもあんたがたを開けるようになりました。あんたがた戦国時代です。いつでも誰でも開けるんだから毎月毎週あんたがたがあってもいいはずですよ。あれ、今月あんたがたないんですか?まだ間に合いますよ。
ということで急いで人を集めます。いやまだ集めてなかったんかいって感じですかね。いやまあ2か月前ってまあ普通の時期だと思いますよ。
結構みんな集まってくれましたね。あの集まってくれた皆さんはその時点で省エネ煎の存在は知ってたんですかね。
それはわかりませんが、会議で「8/27に別の煎があるけど8/11からにしていいか」って話には特に反対意見は出ません。
まあさすがにこの人数規模なら(リアル現地を使えるとしても)4日もあれば終わるでしょう。2週間前の週末で終わればそんなに後の煎に影響はしないと思います。ということで8/11からの日程で決行しましょう。
そんな感じで日程は決まりました。
準備期間はまあ長くも短くもなかったと思います。基本的には7月いっぱいが作問期間、残りがデバッグ期間って感じでしたね。
まあ私は10問ぐらいなら1週間あればデバッグできると思ってるので……という気持ちで土曜日を迎えたらなんと5日前でした。木曜日スタートの盲点。
そういえば今回はラスト以外は1問も作問できなかったですね……。原因はわかりきっています。煎2週間前の早押し謎解き交流会のための作問をしなきゃいけなかったからです。あんたがたのデバッグ期間を考慮すると早押し謎解き交流会2週間後のあんたがたはつらいですね。次からは(あれば)ちゃんと考えます……。
2022go総括
Girls Onlyについては、正直なところ最後の最後まで「私はここにいていいんですか?」という気持ちはありました。結局誰にも何も言われてないからよかったってことにします。陰で言われてたら知りません。言われてないといいな。
定期的にDiscordで女子会(という名の会議)を開いたわけですが、結局私は一度もボイスチャンネルで喋りませんでしたね。……いやあのメンバーで私を知らない人はほぼいないと思ってますけど、やっぱり私が喋っちゃうと女子会じゃなくなると思ってるので……。
……こういうこと書くと反応しづらいってのも知ってます。この話終わり。
GMがどんどんお嬢様化していったのは何なんですかね……?人は女子アピールを意識するとお嬢様口調になる……?
全体で見れば非常に楽しかったし、非常にやりやすいメンバーだったんじゃないかなと思います。機会があればまたやりたいですね。次こそはみんなでガムテ貼りに行きましょうね。
あんたがたの未来
ここまで書いてきてやっと未来の話になるんですか。長すぎませんか。
……もう少しお付き合いください。
あんたがたという企画は、今まさにどんどん変化してきていると思います。
オンラインで突撃・出題ができるようになったとか、誰でも煎を開くことができるようになった(今までもできなかったわけではないけどやる人がいなかった)とか、そういう感じですね。
ここからは、今後変わるかもしれない、変わろうとしている、そんなことを書いていきます。
ガムテープについて
あんたがたという企画の中で、おそらく現在最も問題視されている部分でしょうか。
あんたがたという企画の性質上、「GMが公共の場所にガムテープを貼る」という行為が発生します。
もともとあんたがたはひっそりと(?)行われていた企画だったので、こういう部分は「バレて問題にならなければいい」と考えられていたと思います。
最近のあんたがたは一般の人に協力を求めることがあります。行きづらい場所が現地になると、あんたがたが自分で行かずに、そのあたりにいる誰かに協力を求めようとすることが多いですね。本当は何日待ってでも誰かが行くべきだと思いますけど。
2021年末煎の八丈島現地だったと思うんですけど、そうやって協力を求めたときに、勝手に貼らないでみたいなことを言われたような気がします。そのあたりからこのガムテ問題が大きくなったんですかね。
解決策としては、ガムテを使わずにその場所にある何か(ただしストリートビューなどではわからないもの)を利用する、という案があります。例えば道にある何かに書いてある固有の番号なんかですね。セブンネットプリントを使うならそれをなんとかしてネプリパスに変換しなきゃいけないですけどね。
ガムテを使うことにこだわるのであれば、ガムテを直接貼るのではなくて何か別のものに貼って置いておくとか、ガムテの粘着面を使わずに磁石で貼り付けておくとか、という感じでしょうか。実はgo煎はリアル現地が使えたら磁石案を採用する予定でした。ただこのあたりも「勝手に何か物を設置する」という意味ではどこまで許されるかわかりませんが……。
コンプラ班について
ガムテの話とも関連しますが、最近のあんたがたではGMにコンプライアンス担当(コンプラ班)がいることがよくあります。
あんたがたってコンプラとか気にするようなものだったんだ!?という感じは少しありますが……それはあんたがたが「遊び」の域を超えてしまったからなのか、「遊び」にもコンプラが必要な世の中になってしまったからなのか……。
完全に何をやってもいいから好き勝手やる、という感じではなくなっているかもしれないですね。
個人的にはあんまりきっちりと形式ばった企画にはしたくないなぁというか、大人がとやかく言う感じにはしたくないというか……うーんなんかうまく言えないですが、そういうのをあんまり気にしたくないなぁと……これは単に私が幼いだけなんですけどね……。
GMの匿名性について
あんたがたのGMは、基本的に煎が終わるまでは誰がいるかわからないことになっています。
個人的にこれが非常にめんどくさいなあ、良くないなあ、と思っています。
これは過去にもツイートしたことがあって、その時には「GMの居住地から現地がバレやすい」「GM個人のツイートから邪推されやすい」みたいなことを言われたんですよね。
うんまあ、私は別にどっちでもいいんですけど、まあGMが誰かを公開しないというのが当然という空気ならそれに合わせて誰にも知られずにGMをしたいんですよね。まあそれはそれでいいんですけど。でもなんかもやもやすることとか、めんどくさいこととか、そういうのがあるわけですよ。
まず、そもそも煎中にTwitterで参加してない時点で怪しいよねという話ですね。
私は2020gw煎に参加した時はツイートを一切せず、スプシの書き込みだけで参加しました。でもTwitterに書き込まないと甜菜になれないのはまあいいとして、全然情報共有できないんですよね。不便すぎました。
次に参加したのは2021年末煎。前の記事でも書いたので皆さんご存知かとは思いますが、私はぴにゃ!(@pina_pepel)というアカウントを作って参加しました。これはこれで快適でしたね。私がGMかどうかは他の参加者たちはわかってないし、私は私でせばんにも甜菜にもなれました。情報共有も楽でしたね。ただ、あんたがたに参加するために毎回アカウントを作り直すのも面倒だし、この方法を使うのは私だっていうのももうバレますよね。
それから今年は週末煎と省エネ煎、この2つは普通にいつもの自分のアカウントで参加しました。週末煎のときは煎開始まで全く煎に触れずに、開始時刻に突然参加し始めてあんたがたを驚かせる作戦(何の?)でした。省エネ煎はgo煎メインやった直後なのもあってまあGMなわけないのみんなわかってるでしょと思ったからですね。
まあこうやって、参加するたびにどういう形で参加するかを考えなきゃいけないわけです。いやお前それ楽しんでるだろって言われたら反論できない気もしますが……。でもやっぱりそういう変な参加形態を取ってしまうのは、「自分がGMのときに、参加していないからGMだと決めつけられて、公表してもいないのにバレたくない」というのがあるからなんですよね。最初からGM明かす前提ならここまでしなくていいのに。
次に、主にGM経験者の中で「GM人狼」と呼ばれている、誰がGMにいるかを予想する、あるいは特定しようとする風潮ですね。
まあ個人の中で予想するのは勝手にすればいいと思います。ただGMの可能性がある人に話しかけて情報を得ようとか、どうにかしてGMを特定しようとか、そういうのは違うと思うんですよね。
そこまでしてGMが誰かって知りたいですかねえ……終わったらどうせわかるんだから。
そしてもう一つ、私がどうしても許せなかったもの。
誰にとは言わないですが、こんなことを言われました。
「私は参加者になりたいんですが、煎を開いてくれませんか」
ちなみにこれを言われたタイミングはひゃんさんとの話からRenさんにも声をかけた後です。まさに煎を開こうとしてるタイミング。でも私はこの人をGMに誘う気はないし(go煎だったのもあり)、自分がGMをする気だということを公表する気もありません。当然こう言われても「はい、やります」とは答えられませんよね。そしてもちろん「やります」って言わなかったからと言ってやらないとは限らないですよね。
一緒にGMをするのであれば当然お互いGMであることはわかるので、「一緒にGMをしたいので煎を開いてくれませんか」ならいいんですけどね。まあたぶん本人は悪気もなく言ってると思うし、やっぱりGMを明かさないことが根本の問題なのではという気がします。
新しいあんたがた
変わろうとしているところではないけど、今後あるかもしれないと思っていることについて書くコーナーです(?)。
突然ですけど、皆さんあんたがたの規模ってどのくらいが好きですか?
だいたいGMの人数と問題数が同じぐらいになるのかな、という印象がありますが、いくつぐらいがいいんですかね。
できる人が揃えば2人いればできるよねっていう話がありましたね。問題ごとに作問担当とデバッグ担当に分かれるイメージで。
いや1人でやってもいいと思いますよ。年末のアドカレみたいに。あれは煎に数えるようなものじゃないけど。
……さすがにリアル現地で1人で全国旅に出るのは無理あるかな……。
あとはGMを公募するかどうか……そもそもGMは公募するようなものではなくて、平和煎あたりから募集が始まったんだと思うんですけど、また最近は募集しない煎が増えてますね。募集がないと、GMをやりたがってる人が誘われないとGMになれないとか、新しいGMがなかなか入ってこないとか、そういうあたりが問題になるでしょうか。でも募集しないほうが安心できるメンバーを集めやすいっていうのもありますよね。募集して集まった知らない人をまとめるのは難しいですし。
それから、あんたがたはいつも告知があって、それから少しして企画が始まることが多いですよね。
告知がないあんたがた、ってあってもいいんじゃないかなぁとちょっと思いました。何気なくTwitterに上がっている一枚謎が実はあんたがたへの入口だったり、流行りの死角謎みたいに気づかれにくいところからあんたがたが始まったり……。そんなことしたら一生気づかれないまま終わる可能性もありますけどね。
まあ、あんたがたは「あんたがたに挑戦します」なので、必ずしも解ける必要はない、本来なら何日かかってでもヒントなしで解けるまで待ってもいいはず、っていう長期煎もあってもいいかもしれません。でもそれはネプリパスの有効期限との相性が悪そうですね……。
そんな感じで、今までにない新しい形のあんたがたはいくらでも作れると思います。問題を解いたら現地がわかって、その現地に対してなんらかのアクションをすることによってなんらかの方法で次の問題が得られる。このぐらいの要素さえあればあとはだいたい何をしてもあんたがただと思います。ホンマか?
というわけで、新しい形のあんたがた、お待ちしています。私もまたそのうち出します。
最後に
かなり長い記事になってしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございます。
次の煎は10月にある #atgt2022samma らしいです。ンがmになってるところが好きです。皆さんどっち派ですか?
そしてたぶんその先の予定は立っていません。誰が立ち上げてもいいんですよ。いつやってもいいんですよ。11月でも12月でも。いや10月末とかでも。
……公開前に文章全体読み返してみたんですけど、うーん完全に私のわがままだなぁ、うーん…………。
ここに書いた通りにならないと納得しないとかはないです。皆さんが思い思いのあんたがたをしてください。私はGMだろうとあんたがただろうとそれを楽しみます。それが一番大事ですよ。
ということで、また次のあんたがたでお会いしましょう。では。