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PauperEDH デッキをつくろう「度胸ある冒険者、トロヤン」※仮組みと反省
はじめましての人は、どうぞよろしくお願いします。
既にご存じの方は、お世話になっております。
PauperEDH 流行らせたいおじさんの魚野メメです。
今回はエルドレインの森で登場した「度胸ある冒険者、トロヤン」を統率者に使用したPauperEDHデッキを組んでみたいと思います。
※注意※
当記事では
①統率者がコモンかアンコモンであれば伝説のクリーチャーに制限しません。
②パウパーの禁止カードも使用可として扱います。
③コモン1もコモンとして扱います。
今回のお題
「度胸ある冒険者、トロヤン」
![](https://assets.st-note.com/img/1695690158071-ICSpSU7p7n.png)
緑青① 計3マナ1/3。
5マナ以上かXマナ呪文に支払える緑青を生むマナクリで、青+タップでルーティングもできます。器用なクリーチャーです。
実は、僕が管理人をしている対戦サーバーにいる、シミック好きのAさんからのお題です。
「シミック好きなんだけど、使ってみたい気にならないんだよね」
「統率者がトロヤンである必要性が全くないんだ」
というAさん。
こういわれると、いつものように「おもしろいデッキが
![](https://assets.st-note.com/img/1695690766568-G3GJcZAsSp.png)
と安請け合いしちゃうんですよね。
①デッキの方向性を考える
1)トロヤンが生み出すマナの使いみち
実はコモンのXマナ呪文には実用レベルのものは少ないです。
あるにはあるのですが、ほとんど赤に偏ってます。
青コモンのXマナ呪文はカウンター呪文で「Xマナを支払わないと打ち消す」のようなものになります。それだったら最初から確定カウンターを使えばいいので、採用は検討しづらいです。
緑はキヅタの精霊/Ivy Elemental や生育/Thriveくらいなので、パウパーEDH的には5マナ以上の呪文サポートと割り切ったほうが使い易そうです。
![](https://assets.st-note.com/img/1695691934088-86phfq4Ik3.png)
コスト5以上のものでおもしろそうなところで言うと、流浪のドレイク/Peregrine Drakeや記憶の壁/Mnemonic Wallのコンボクリーチャーや、錆ゴライアス/Rust Goliath等の試作能力系、エルドラージなんかが候補に挙がります。
熟考漂い/Mulldrifterや波ふるい/Wavesifterなんかもマナコストは5以上なので、通常キャスト・想起キャストで唱える際にトロヤンのマナで支払いが可能です。
また、同じエキスパンションで登場した空獣の追跡者/Skybeast Trackerや、エーテリウムの紡ぎ手/Etherium Spinnerなんかも5マナ以上の呪文を唱える際にオマケが付くようになるので相性がよさそうです。
![](https://assets.st-note.com/img/1695692050825-PeeAoR1jkv.png)
2)ルーティング能力について
ルーティング能力についても考えてみましょう。
すぐに思いつくところだとマッドネスや墓地肥やしに使ってのスレッショルド等でしょうか。手札の質を上げやすいので、デッキの潤滑油として活躍してくれそうです。
インスタントやソーサリーも引き込みやすそうなので、トレイリアの恐怖/Tolarian Terrorや謎めいた海蛇/Cryptic Serpentも使い易いかもしれません。
これらを踏まえてデッキを組み立ててみます。
②デッキリスト(素案)
上記①を踏まえて組んだ素案です。
重量級クリーチャーを使い易いように、トロヤンから2度3度繰り返しマナが出せるような構成にしてみました。
トロヤンを5マナ以上の呪文サポートとして使うことは決めたものの、「5マナ以上の呪文ばかり入れてしまうと、トロヤンが除去された場合に機能不全になるのではないか」ということも考慮し「トロヤンをアンタップしてマナ加速」+「トロヤン以外もアンタップ出来て、マナ加速可能」という構成を意識してみました。
③小ネタ集
ちょっとしたカードの組み合わせなどについても書いておきます。
【無限コンボ~ミラディン人のスパイ~】
1)アーティファクトを唱えたりするとアンタップするクリーチャー
ミラディン人のスパイ/Mirran Spy、乱打されるゴーレム/Battered Golem、鋼ヒレの鯨/Steelfin Whale
+
2)タップすることでバウンスさせる能力を付与するインスタント
消し去りの才覚/Banishing Knack、撤回のらせん/Retraction Helix
+
3)チス=ゴリアの歯/Tooth of Chiss-Goria
※ゼロマナキャスト出来るようにしておく必要があります。
親和持ちなので割と達成は容易です。
上記の組み合わせで無限パワーまでパンプが可能です。
手順としては、次のとおりです。
1)のクリーチャーに2)のインスタントでバウンス能力付与。
3)を使ってパワーを上げたいクリーチャーのパワー修正。
2)のインスタントでバウンス能力付与されたクリーチャーが3)をバウンス。
3)をリキャストするとバウンス能力付与されたクリーチャーがアンタップ。
以下ループ。
上記のループはチス=ゴリアの歯/Tooth of Chiss-Goriaをマイアの処罰者/Myr Enforcer換えても実行可能です。
ただし、パワーを上げられる訳ではないので、横にエーテリウムの紡ぎ手/Etherium Spinnerを置いて、無限トークン等で勝ちたいところ。
【ブリンクの使いみち】
想起キャストした熟考漂い/Mulldrifterや波ふるい/Wavesifterなんかをブリンクしたり、試作コストで戦場に出した錆ゴライアス/Rust Goliath等の試作クリーチャーを通常サイズに戻すのに使用します。
なお、今回は無限ブリンクは採用を見送りました。
今回の反省点
実際に組んでみて回した感想なのですが、トロヤン自体は役立っていたものの「統率者がトロヤンである必要性がない」という点について、否定できるほどの独自性をもたせられなかったように思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1695694403094-AM1AR4LRn6.png)
また「5マナ以上の呪文ばかり入れてしまうと、トロヤンが除去された場合に機能不全になるのではないか」ということも考慮し、「トロヤンをアンタップしてマナ加速」+「トロヤン以外もアンタップ出来て、マナ加速可能」という構成にしたのですが、結果として「トロヤンがいなくても回るんじゃないか?」を加速してしまったように思います。
少し構成を見直して、また組みなおしてみたいと思います。
最後に、僕が管理人をやらせていただいている対戦サーバーのリンクを貼っておきます。宣伝です。
(有効期限は2023/9/26から1週間です)
ではまた、次の記事でお会いしましょう。