PauperEDH デッキの作り方②マナベースと除去、置物破壊枠
はじめましての人は、どうぞよろしくお願いします。
PauperEDH 流行らせたいおじさんの魚野メメです。
「PauperEDHに興味はあるけど、どうやってデッキ組んだらいいのかわからないよ」という方の一助になれば幸いと思い、自分が組むときはこんな風に組んでるよっていうのを書いてみることにしました。
今回は実例としてバルダーズゲートの戦いで登場した「重鎮、リルサ・レイル」を統率者に使用したPauperEDHデッキ構築の第二回です。
※ちなみに全三回
※注意※
当記事では
①統率者がコモンかアンコモンであれば伝説のクリーチャーに制限しません。
②パウパーの禁止カードも使用可として扱います。
③コモン1もコモンとして扱います。
前回のおさらいと手順の再確認
前回はデッキの方向性、メインギミックを決めました。
今回はマナベースと除去関連のカードを選んでいきます。
【手順】
①統率者を決める
②統率者の能力に合わせてデッキのギミック、方向性を決める
③カードの役割ごとに必要な枚数を用意する
(1)メインギミック、統率者の能力に関連するもの…10枚~20枚
※前回はここまで
今回はつぎの(2)(3)を扱います。
(2)マナベース…土地35枚+マナアーティファクト10枚
(3)除去、置物破壊…5枚~10枚
※以下は次回です。
(4)ドロー、使いまわしなどのアド源…10枚~20枚
(5)全体のバランスを見て、不足を補うorメインギミックを強化する
↓前回記事のリンクです
(2)マナベースを作ろう
マナシンボルの比率とかは現時点で未定ですが、とりあえず青と黒が1:1くらいになるように組んでしまいましょう。2色までであれば、色の割合は1回組んでから調整するくらいで十分だと思います。
マナベースを先に組む理由は、後から後から入れたいカードが出てくるのが目に見えているので、最初に動かしてはいけないベースを固めておきたいという理由です。目安ですが土地35枚+マナ関連カード10枚から調整を始めるとよいかと思います。
最終的に微調整で減らすのは2枚程度、増やすのは5枚くらいまでかと思います。軽めの統率者でも除去が飛んでくると2度、3度とリキャストすることになります。ある程度のマナ基盤は必要になるのです。
土地を削ってリキャストできずに統率者不在で機能不全のまま敗北してしまっては、おもしろくありません。負けてもいいのですが、ゲームにならないのは困りますよね。
今回はディミーアカラーなのでマナサポートはアーティファクトに頼ることになります。コモンのマナアーティファクトを選ぶ際ですが、僕は2マナ域、3マナ域を概ね半分ずつ入れたところから調整を始めます。
2マナ域のカードは「秘儀の印鑑/Arcane Signet」が便利です。
ギルド系の印鑑やダイヤモンド系のカードも比較的入手しやすく安価です。
今回は以下5枚。
1:《空色のダイアモンド/Sky Diamond》
1:《虹色のレンズ/Prismatic Lens》
1:《ディミーアの印鑑/Dimir Signet》
1:《秘儀の印鑑/Arcane Signet》
1:《精神石/Mind Stone》
3マナ域のカードは「アドが取れる」「墓地対策が可能」といった便利カードが出てきます。今回は以下5枚。
1:《眷者の装飾品/Bonder's Ornament》
1:《拡大鏡/Magnifying Glass》
1:《ネットワーク端末/Network Terminal》
1:《名誉ある家宝/Honored Heirloom》
1:《ナヴィゲーション・オーブ / Navigation Orb》
「ナヴィゲーション・オーブ」だけマナが出るアーティファクトではなくて、土地を伸ばすアーティファクトなのですが、理由は後述します。
つぎは土地の比率の目安ですが、大体2色出る土地10枚、島10枚、沼10枚、その他5枚といった感じです。今回は以下を選びました。
1:《統率の塔/Command Tower》
1:《オパールの宮殿/Opal Palace》
1:《ディミーアの水路/Dimir Aqueduct》
1:《霧霊堂の橋/Mistvault Bridge》
1:《陰鬱な僻地/Dismal Backwater》
1:《ディミーアのギルド門/Dimir Guildgate》
1:《ギルド門通りの公有地/Gateway Plaza》
1:《岡門/Heap Gate》
1:《海門/Sea Gate》
1:《黒竜門/Black Dragon Gate》
1:《バジリスク門/Basilisk Gate》
1:《英雄の鍛錬所/Forge of Heroes》
1:《ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel》
1:《砂漠/Desert》
1:《ボジューカの沼/Bojuka Bog》
1:《囁きの大霊堂/Vault of Whispers》
9:《沼/Swamp》
1:《教議会の座席/Seat of the Synod》
9:《島/Island》
「ナヴィゲーション・オーブ」を入れたのは「バジリスク門」を入れたからですね。今回のロマン枠です。インスタントタイミングでは撃てませんが最大で6打点上がります。「岡門」も便利です。
アーティファクト土地を採用しているのも「ネットワーク端末」用のアーティファクトが無い、といった事態が発生しないようにです。
(3)除去カード、置物破壊を入れよう
続いて、最低限確保しておきたい除去や置物破壊についてです。
これらの目安は大体5枚~10枚です。
積極的に行いたい行動ではないのですが、最低限入れておかないと、場合によっては詰んでしまいます。何が怖いって「土牢/Oubliette」の存在です。
サイドボード入れ替えとかがないので、何かしらの対処札がないと統率者をフェイズアウトされたまま、何もできずに終わってしまう場合があります。
(フェイズアウトは統率者領域に逃げられません…)
その他にも「リスティックの研究/Rhystic Study」「神秘的負荷/Mystic Remora」等、放置しておくと危ない置物は多いですし、いざというときにクリーチャー除去もできるようにしておかないと不安です。
というわけでこの枠で僕が今回選んだのは以下です。
1:《大群への給餌/Feed the Swarm》
1:《鴉変化/Ravenform》
1:《殺し/Snuff Out》
1:《悲劇的な過ち/Tragic Slip》
1:《土牢/Oubliette》
1:《墓所のネズミ/Crypt Rats》
1:《残響する真実/Echoing Truth》
1:《転覆/Capsize》
1:《秘儀の否定/Arcane Denial》
1:《払拭/Dispel》
少し多めに積みました。置物を壊したり、バウンスしたり、お守り程度にカンスぺを入れたりしています。
接死を気にせず、トークンで雑に受けられると嫌だったので、トークンの製造元を処理したいという気持ちから選んだカードです。多めに入れてしまったので、デッキの形が歪んでいそうなときは、枚数見直し対象です。
今回までのデッキリスト
…次回に続く。
※何度か読みにくいところなどを手直ししていますが、あくまで2022年度7月時点での記事であることはご了承ください。