PauperEDH デッキの作り方①メインギミックと枚数比率
はじめましての人は、どうぞよろしくお願いします。
PauperEDH 流行らせたいおじさんの魚野メメです。
「PauperEDHに興味はあるけど、どうやってデッキ組んだらいいのかわからないよ」という方の一助になれば幸いと思い、自分が組むときはこんな風に組んでるよっていうのを書いてみることにしました。
例としてバルダーズゲートの戦いで登場した「重鎮、リルサ・レイル」を統率者に使用したPauperEDHデッキを組んでみたいと思います。
※注意※
当記事では
①統率者がコモンかアンコモンであれば伝説のクリーチャーに制限しません。
②パウパーの禁止カードも使用可として扱います。
③コモン1もコモンとして扱います。
最初に「PauperEDHって何ですか?」
簡単に言えばPauper(コモン限定構築)とEDH(100枚構築の多人数戦)というの合いの子です。
非公式フォーマット故、部分的に明確な決まりがなかったりします。
(統率者ダメージだったり、ライフ総量だったり…)
ご参加いただくコミュニティ次第かと思いますので、遊ぶ前に参加コミュニティによく確認しておきましょう。
統率者に選ぶカードはアンコモンを使うことが出来るというのが一般的なため、伝説のクリーチャーを使うことが出来ます。
レベル帯が合えば通常のEDHに混ざって遊ぶこともできなくはないです。
詳しく書くと長くなるので割愛します。
MTGwiki等を見ていただくのがよいかと思われます
手順の確認と必要枚数目安
大まかな手順としては次のとおりです。
今回はメインギミックのカード選びまでを行います。
【手順】
①統率者を決める
②統率者の能力に合わせてデッキのギミック、方向性を決める
③カードの役割ごとに必要な枚数を用意する
(1)メインギミック、統率者の能力に関連するもの…10枚~20枚
※今回はここまで
次回以降、以下を行います。
(2)マナベース…土地35枚+マナアーティファクト10枚
(3)除去、置物破壊…5枚~10枚
(4)ドロー、使いまわしなどのアド源…10枚~20枚
(5)全体のバランスを見て、不足を補うorメインギミックを強化する
①統率者を決める
今回のお題
「重鎮、リルサ・レイル」
重鎮、リルサ・レイル/Rilsa Rael, Kingpin - MTG Wiki
ETBでイニシアチブを得ます。
接死持ちなので攻撃を通しやすく、自身で殴りに行かなくても攻撃クリーチャーに接死を持たせられるので、イニシアチブを取りに行きやすいです。
ダンジョン踏破していれば更にパワー修正と先制攻撃+威迫を付与できます。
アグロ寄りのギミックジェネラルに分類されると思われます。
イニシアチブで入れる地下街は強力な効果が多いです。
(普通のPauperで猛威を振るっている模様…)
②デッキの方向性を決める
「イニシアチブをどう活かすか?」
リルサの能力はイニシアチブにまつわるものです。
また「攻撃時に接死付与」という能力はブロックを躊躇させますので、イニシアチブは他の人に回してしまっても、自分のターンが来たら奪い取りに行くというスタイルがとれそうです
(下手に守ろうとすると被害が増えるというのもあります)
イニシアチブは下手に維持せずパスしてしまいましょう。
リルサのダンジョン踏破ボーナスは強力ですが、どんどんパスすることを考えると他のプレイヤーと地下街探索の面で差をつけにくいと言えそうです。
何とかして、自分の手番で複数回地下街探索したいです。
統治者と違い、イニシアチブは「得たとき」に能力誘発するため、他プレイヤーから奪った後、自分のクリーチャーのETB能力などで再度イニシアチブを得ることで複数回能力誘発が可能だったりします。
また、一度地下街に入ってしまえばダンジョン探索でも先に進められる為、併用することで複数回地下街探索が出来そうです。
(地下街踏破直後にダンジョン探索してしまうと、ダンジョン踏破するまで地下街に戻れなくなるので注意)
地下街の一番下の能力が「クリーチャーを戦場に出す」なので、ある程度クリーチャーに寄せておくというのもポイントになりそう。
これらを踏まえると「ETBの再利用」と「ダンジョン探索併用」でアドをとるという方針がよさそうです。
「方向性確認、この戦略で本当に組めるかな?」
リルサ自身のETB能力で地下街に入れるので「ダンジョン関連のカード」「イニシアチブ関連のカード」「ETBの使いまわしを出来るカード」がコモンにどれくらいあるのかを調べれば、戦略的に無理かどうかある程度予想が立ちます。
メインギミックの必要枚数の目安は大体10枚~20枚です。
実際に数が足りそうか見てみましょう。
ダンジョン関連=青3、黒5(内、継続的に使用可能なもの4種)
イニシアチブ関連=青1、黒2、無色1
リルサ自身を加えて、この時点で13枚あり、最低限の枚数は確保できそうです。ETBの使いまわしを出来るカードについては後述しますが、たくさんあるので、今回は数えてません。
上記12枚を精査して使いまわし用カードをいくつか足せばギミックは動きそうな予測が立ちますね。
今回はこの方針で組んでみましょう。
③カードの役割ごとに必要枚数を用意する
(1)メインギミックのカードを選ぶ
ギミック用のカード12枚を精査した結果、次のカードを採用することにしました。
1:《ユアンティの毒牙刃/Yuan-Ti Fang-Blade》
1:《急な落下/Precipitous Drop》※除去を兼ねます
1:《隠し扉/Secret Door》
1:《近道探し/Shortcut Seeker》
1:《ゾンビ・オーガ/Zombie Ogre》
1:《アーラコクラの隠密/Aarakocra Sneak》
1:《物騒なバトルレイジャー/Vicious Battlerager》
1:《アンダーダークの探検者/Underdark Explorer》
1:《先駆者の松明/Trailblazer's Torch》
リルサ本人も含めてメインギミックに使えるカード10枚が決まりました。
ダンジョン関連は継続的にダンジョン探索可能なクリーチャーを中心に選びました。イニシアチブを取りに行く都合上、攻撃は通したいのでサボタージュ能力でダンジョン探索を行うものは相性が良さそうです。
リルサの能力で接死がつくため、ゾンビ・オーガの能力も相手に嫌な2択を迫れそうです。
イニシアチブ能力のものは全部採用しました。これらのカードは回避能力を持っていたりするので、イニシアチブを獲りに行く際にも有用です。
そして今回精査していて一番心が躍ったのはこのカードです。
これって、接死持ちに装備させるとブロッククリーチャーが全部お亡くなりになるのでは…?
しかもリルサの能力でどんなクリーチャーにも接死がつくのでは…?
今回までのデッキリスト
…次回に続く。
※何度か読みにくいところなどを手直ししていますが、あくまで2022年度7月時点での記事であることはご了承ください。