中森明夫『推す力』

最近、年齢の近い人たちが自身の人生の30,40年を総括をし

ていることが多い

クドカンはそういうの得意だからテレビドラマでモノ申してる感がある

曰く“こんな未来のために頑張って働いてきたわけじゃない”

中森明夫『推す力』人生をかけたアイドル論 集英社新書

中森先生も、終活っぽいかと思えるような「人生をかけたアイドル論」を上梓なさっている

表紙の推薦!篠山紀信さん、、、つい先日、鬼籍に

思うところがたくさんあるでしょうね

編集やってた時代にちょっとだけお仕事でかかわらせていただいた

流石のアイドル論

自分は昔から何故かちょっと上、3、4コくらい上の世代にはずっとライバル感を抱いてしまう

フォークギターと長髪が似合う世代

自分が入学したら卒業していく人たち世代のカルチャーに対する向き合い方って、なんか同世代以降と違う気がするんだよなぁ

実際ー先輩たちは長髪メインだったけど、僕らの同級生に長髪はいなかった

後輩なんかテクノっぽく刈り上げてたくらいで、とても長髪が似合いそうな奴はいなかった

一回くらい長髪にしたかったな

長髪世代を、ずっと追い越せない気が未だにしていて悔しい

中森先生は長髪ではかったが、まさにこの世代

華やかなるアイドルの歴史を紐解いていただき、とても懐かしくて今更ながら腑に落ちることも多かったし、やっぱりこの世代特有の重厚感すらあった

けれども本書に出てくる紛うことなきアイドルたちは、皆が皆、瞬間の煌きのあと、末尾の答え合わせをしたら正解だったのか、個人的に疑問だ

大きなお世話、勝手な感想だけど

編集やってた時代に何度か取材したアイドルたち、幸せになったのだろうか

とめどなく思い出す

ピンクレディー世代の、今熟年の前でUFOとか口ずさむと自動的に踊りだすというくだりがあって試してみたら本当だったw

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