見出し画像

茶髪の男性に惹かれてる

春。新学期。
小学校へ入学した私は、同じMの名字である彼のことが目に止まった。

彼は茶髪だった。
はじめて茶髪の子供を見た。

誰もかっこいいとちやほやなんかしてなかったけど、私は密かに心惹かれてた。
誰にも言えない。当然本人にも言えない。
これはいわゆる、一目ぼれだった。

その後、授業をまじめに聞かない問題児であることが発覚し、私の淡い恋心は一瞬で無かったことになってしまった。



春。大学入学。
私はなんやかんやあり、テニスサークルに入った。
飲みサー(飲んでばっかりのパリピサークル)ではなく、私と同じような陰キャと陽キャの間に属するような人たちが集まるサークル。

そこで、ある先輩のことが気になった。

ひとつ年上の彼は身長が高くて、口元にほくろがあって、
そして茶髪だった。

何人かの先輩と、何人かの新入生とで、テニスのラケットを見に行った。
プリクラも撮った。その時から、もう私の中で何かが始まっていた。

だんだん距離が縮まり、夏をむかえ、二人で行った花火大会で気がついたら私の方から告白していた。
無事お付き合いがスタートした。

盲目的に彼にぞっこんになってた私は、
彼とちょっとだけ見た目の雰囲気が似ている、嵐の相葉くんのことも同時に好きになった。
そう、茶髪の相葉君だ。

残念ながら、翌年には破局することになった。



先輩と別れてから少しして、私はまた人を好きになった。
2回生になってから頻繁にサークルに顔を出すようになった同級生の彼。

当然彼も茶髪だ。でもただの茶髪ではない。
地毛が茶髪なのだ。

今思えば、サークル内で次の恋愛を良くできたものだぁなんて思うけれど、当時の私は猪突猛進。
同回生であるみんなに少しずつ打ち明け、周りから固めていった。

ほとんど私からアプローチだったが、彼から告白してもらい、晴れて恋人となった。

途中破局なんかもあったけれど、
この、地毛が茶髪の同回生の彼が今の旦那である。


特段、「茶髪の男性が好き」と思ったことはないけれど、
振り返ってみると、好きになった人のほとんどが茶髪だったと思う。


社会人になり、茶髪の男性を見かけることは減った。
女性は染めているイメージはあるけれど、男性はあまりない。

となると、地毛が茶髪の彼が大正解ということになるのだ。


春。新学期。
男性諸君。
ふわふわと新しい風が流れるこの季節に、髪を茶色に染めてみるべし。


最後までお読みいただきありがとうございました。

<あとがき>
つぶやきで済まそうと思ってたのですが、意外とかけちゃって、気づけば恋愛遍歴を語る記事になってしまいました。はずかしい。
ちなみに、過去お付き合いした方は他に「理系である」という共通点もありました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?