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今のゴルフ場って?(2)コース

1年ほど勤めたゴルフ場を辞めた区切りとして、ゴルフ場に対する思いを忘れる前にnoteに纏める事に。
今回は「コース」に対する思いを纏めてみます。

コースの印象

自分が勤めていたゴルフ場のコースは比較的フラットで広目。スコアも出やすく気持ちよく周れる印象。バブル時期のコースとしてみると、要所要所に意味もなく立派な石を設置してあり気になるところも多い。
とは言え久しぶりに見るコースは奇麗で気持ちいい。この「気持ちいい」を感じてもらることがスコア以外のお土産になる必須項目と感じました。
そして「気持ちいい」の要素として最重要項目は「芝」。この「芝」を維持する為に朝夕とコース管理を行うスタッフの苦労を知り、たまに駆り出されて一緒に作業をする事で自分もコースに愛着がわいて来ました。

コースのメンテナンス

直接コース管理に関わったわけでは無いですが、正解があるわけでもなく、即効性があるわけでもなく、予算もない中でのメンテナンスは難しいなと感じました。
水はけの良し悪し、芝の病気、ディポッド修理、ピッチマーク修理、霜対策等。少ないスタッフの中、事務部門の私も作業に駆り出された事を考えると、他のゴルフ場もメンテナンスに対するコストは問題だろうと容易に想像できます。
本当にディポッドやピッチマークはプレーヤーが自分でやってくれと思うし、事務部門の自分がヘルプで作業を行うだけでコースに愛着を持てたのだからプレーヤーにも同じ気持ちでいて欲しいと思います。
「自分で傷つけたコースは自分で直して次回も気持ちよくプレーする。」という意識でいて欲しいし、実際自前の目土袋を持ってプレーするメンバーには感謝しかなかった。
とは言え「芝」「バンカー」「池」「木」「雑草」「カート道」「橋」「花」等をメンテナンスするコストを考えると、今どきのプレー料金は安すぎる。ゴルフ場以外の企業や組織とコラボする等の何かアイデアを考えないと維持はとても厳しい。

これからのコース

わざわざ言う事ではないけどコース状態を維持しつつメンテナンスのコストをどうやって下げるか(維持するか)。
コース管理部門を別会社にして複数のゴルフ場やゴルフ場以外の施設も管理するなど人と機材を共有する位、大きな変化を入れないとメンテナンスのコストを下げるのは困難。ホール毎にネーミングライツパートナーを募集しパートナーの広告をホールに出したり、カートに広告を入れる等は流石にコースの「奇麗さ」からほど遠い。
それと2019年のルール改正にあがった「プレー時間の短縮」の問題。
基本的にプレーヤーに対してのルール改定ですが、環境面から見れば導線を改善してプレー時間を短縮出来るならカート道の見直しも有りだと思います。
やっぱりお金が問題ですね。

#ゴルフ場 #コース #ゴルフコース

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