今のゴルフ場って?(10)コンペ
1年ほど勤めたゴルフ場を辞めた区切りとして、ゴルフ場に対する思いを忘れる前にnoteに纏める事に。
今回は「コンペ」に対する思いを纏めてみます。
コンペの印象
「コンペ」はゴルフ場にとってはありがたい団体のお客。基本的にはお祭り気分で来場する方が多いので昼食時の客単価が高い。プレー後にコンペルームを使用して頂くとさらに客単価が上がる。平日は100%予約が埋まる事は無いので、コンペが入る事はとてもありがたかったです。
とは言え1年程の勤務で何度かトラブルに遭いました。大体原因は幹事でした。「対応出来ないとの回答を無視」「無償でコンペ景品を要求」「コンペ受付放棄」等々。
コンペはお客主催の「競技会」なので幹事が責任者の自覚が無い場合にトラブルが起きた記憶です。ですのでコンペ慣れした幹事様には感謝感謝でした。逆にコンペ慣れしすぎでわがままを言う幹事もいて、こちらは厄介な存在でしたが。
コンペの機能
スコアを競いつつ「お祭り」としてゴルフを楽しんでもらえるイベントで、ゴルフ場やメーカー主催でオープンコンペも開催しています。ゴルフを「内向き」ではなく「外向き」に楽しむ事が出来ます。
コンペの種類は「社内懇親コンペ」「企業取引先接待コンペ」「友人コンペ」「ゴルフ仲間コンペ」「オープンコンペ」等ありますが、それぞれ「接待」「コミュニケーションツール」「健康維持」の意味付けがあります。
ゴルフ場としては「集客」「収益」をアップする為のイベントで、お客としてはよりゴルフを楽しむ為の「イベント」。お客主導で「集客」「収益」が上がるのだから、ゴルフ場にとっては有難いイベントでありお祭り。特に平日のコンペはゴルフ場の経営上も重要な存在。
ゴルフ場とお客にとってwin-winの関係を保てる「お祭り」でした。
これからのコンペ
「接待」としてのコンペは世代が変われば少なくなるでしょう。
「コミュニケーションツール」としてのコンペは引き続き続くと思いますが、「お祭り」としてはもう少し簡素化されるかも。豪華な景品を用意するよりWEBを利用した景品やサービスの提供へ変わっていくと考えています。「接待」は別ですが。
コンペを主催者の幅が広がれば良いなと思います。他のゴルフ場ではやっているのでしょうが、企業の宣伝や販売促進と紐づけたイベントとしてコンペを利用して欲しいと考えています。