今のゴルフ場って?(4)コース売店
1年ほど勤めたゴルフ場を辞めた区切りとして、ゴルフ場に対する思いを忘れる前にnoteに纏める事に。
今回は「コース売店」に対する思いを纏めてみます。
コース売店の印象
仕事をしていたゴルフ場のコース売店は自動販売機とテーブルがあるだけで無人。カウンターや食器棚、水道の設備は残っていますが、しばらく使っていないので劣化がみられる状態になっていました。そこそこ品がある外見と比較して古びた印象の店内がもったいないなと感じました。
無人にした為ゴルフ場サイドのコース売店に対する意識の低下が起きている印象でした。
コース売店の必要性
コース売店に求められる事は「休憩」「飲食」が出来る事で、それを満たせばスタッフは必要ありません。
現状コース売店を無人化しているゴルフ場は「コスト削減」が理由と思います。実際スタッフを置いた分の利益を出すのは現実的な気がしません。
利益を出す場合「飲食」を充実させる事になると思うのですが、個人的にはプレー時間の遅延を招く気がします。
(日常的に進行が遅延するくらい予約を入れているゴルフ場であれば、強制的にコース売店で休憩させ「飲食」させる方法もありそうですが。)
勤めていたゴルフ場でも再度コース売店へスタッフを置く話も出ていたようですが、内装リフォームも必要だしネットワークを引く必要も出てくるので設備投資が馬鹿にならずストップしたようです。
スタッフを置くのであればコース売店だけの業務ではコスト的に厳しく、コース内トイレの清掃等のコース設備のメンテも担う必要があると思います。
本来はコース売店も含めてコースデザインがされていたと思うのですが、機能として「休憩」「飲食」だけが残ったと感じました。
(コース上にスタッフが常駐している事にメリットが有りそうですが、具体的な例は思い付きませんでした。)
これからのコース売店
スタッフを入れるメリットは少なく「休憩」「飲食」の機能だけが残るのは必然ではないでしょうか。年配のプレーヤの方にとってはコース売店スタッフとのコミュニケーションも楽しみだったかもしれませんが。
「飲食」に関しては自動販売機を充実させる事でサービス向上が狙えると思います。電子マネー決済機能付自動販売機や食品の自動販売機等の導入で機能的には十分。問題は自動販売機のデザインがコース売店に似合っていない事で、デザインが選択できる機種が出ればと思います。
「休憩所」としては快適に休んでいると思える環境の提供でしょうか。基本的に椅子とテーブルがあれば機能的には十分なので、ゴルフ場という非日常の気分を味わえる環境(デザイン)を提供する。内装だけではなく風景も含めて「数分間」の時間を提供出来る事が必要と思います。
(プレーヤがそこまで要求しているか不明ですが…)