「ホットロード」少女ヤンキーマンガ?

少年マンガには、不良マンガってたくさんある。古くは、「湘南純愛組」とか🙂。今度映画化された「今日から俺は」とか。「特攻の拓」なんてのも懐かしい。「今日から俺は!」なんで今頃の映画化なのか?だけど🤔。

少女マンガには、不良物、ヤンキー物って少ない。というか、あまり思いつかない。女子はあまりにもはみ出した世界には共感できないのかも知れない。男の子しか力と力の張り合う世界に、笑いも込めて感情移入できるのかな😅。

昔し、もう20代になっていたが、偶然書店で読んだマーガレット。紡木たくさん作「ホットロード」ゆう作品が掲載されていた。もう10代女子中学生でも無かったし、レディースめいた事をした経験も無かったけど、これは良いと思い、毎月の掲載が楽しみだった。

主人公 和希の心理描写が良かった。さりげない、当時の少女の言葉使い。母子家庭で育った女の子が、心の寂しさを抱えて、不良系の同級生と知り合い、無縁な社会だった暴走族に加わる。そこで頭候補の男の子、春山と付き合うようになる。

女の子目線で、族という少年少女の特異な社会との関わりが綴られる。女の子が孤独をどう感じながら、成長していくのかが心に残るマンガ、全4巻。

なんで、族になんて言うのはヤボな話し。父親の物が一つも無い、写真も無い家庭。母親は父親の死後、家庭のある男性と付き合っている。自分の存在価値がわからない主人公和希は、母親から自立していくためには、まず母親の愛を確かめなければならない。それがためには、普通より大きく逸脱しなければならない。意識的にした訳では無いだろうけど。

異性への憧れ、春山への思慕。春山のバイク大事故。それらを通して少女が大人になっていく過程が描きこまれている。

最後に和希は思う。母親でも誰でも「相手も生きている」こと😌。みな、自分の思い通りにはならない、それは、相手もまた生きているから。そんな台詞が、20代であったけど、心に残った。

数年前に映画化されたから、比較的若い人でも知ってそうなマンガ。能年玲奈さん、和希っぽいのはぽいけど、もっと大胆に金髪にして、振る舞いも大胆にして演技して欲しかった😯。登坂君は、マンガのイメージとは違うけど、まあそれはそれでゆう感じ🙂。

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