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TFX-Artist 〜アーティストへの道〜 #2「Lookコピー」よりも「Lookペースト」を使え!

皆さまいかがお過ごしでしょうか?
「TFX-Artist 〜アーティストへの道〜」#2です。前回に引き続き、TFX-Artistでテロップ作りが上達する極意を伝授します。

どうやってLookを決める?

テロップを作るとき、レイアウトを決める作業の次に多い操作は、装飾などのLookを決める作業です。その際、一からエッジやシャドウを追加するよりも、多くの場合はすでにあるテロップのスタイルをコピーするところから始まります。
Alt→E→C→LでLookのコピーを行い、対象のテロップにCtrl+Vでペーストをする。人によってはLookコピーをショートカット設定に割り当てている人もいるでしょう。しかし、この操作の考え方はDekoからの流れを汲むもので、それに縛られている人が多いです。

Lookペーストを使う!

TFX-Artistには、Look・Font・Font Family・Style、それぞれをペーストする機能があります。こちらの方をショートカットに割り当てることを私はオススメします。「何をコピーするか?」よりも「何をペーストするか?」に重点を置きます。

例を挙げます。
テロップAのLookとFont Familyを使って、テロップBを作る場合

上達への道_002_004

コピーに重点を置いた操作方法だと、

上達への道_002_003_002_1

選択A → Lookコピー → 選択B → ペースト(Ctrl+V) →
選択A → Font Familyコピー → 選択B → ペースト(Ctrl+V)
となります。

ペーストに重点を置くと、TFX流の操作は

上達への道_002_003_003_01

選択A → コピー(Ctrl+C) →
選択B → Lookペースト → Font Familyペースト
となって大幅に作業工数を減らせます!

選択をしたら、とりあえず Ctrl+C でコピーを行い、何をペーストするかは後で決めます。後で決められるというのも、汎用性が高いところです。いったんコピーさえすれば、Lookだけペーストする、Fontだけペーストする、Font Familyだけペーストする、といったことが後で何度も自由に使いまわせるようになります。
一般的に、様々なアプリケーションを考えてみても、ペースト時により多くの機能を持ち合わせていることがほとんどです。TFXのLookコピーやFontコピーといった機能は忘れてしまって構いません。

ショートカットを設定する!

ペースト(貼り付け)のオススメのショートカット設定例
・Lookペーストは、Alt+L
・Fontペーストは、Alt+F
・Font Familyペーストは、Alt+M
・Styleペーストは、Alt+S
といった具合でしょうか。

上達への道_002_005_02

(TFX ver3.3以降は「貼り付け」で検索

上達への道_002_005_01

(TFX ver3.2までは「Paste」で検索

Lookペーストは最も多く使うものなので、思いきって F1 など分かりやすい場所にワンボタンで仕込むのもありです。
人によってショートカット設定は様々ですが、よく使うものは左手の指が届く範囲で、Alt+〜、Ctrl+〜などのコマンドを仕込んだりするのも操作が快適になる方法です。 

今までの操作に慣れてしまうと、なかなか新しいやり方に手が出せなくなります。しかし、今回紹介した方法を覚えれば、ずっと操作が楽になること間違いありません。

「Lookコピー」よりも「Lookペースト」を使え!


Best regards,
884tak

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