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TFX-Artist 〜アーティストへの道〜 #1「アンカーポイントを制する者はTFXを制す!」

TFX-Artistである程度の基本的な操作を覚えて、そこから更に上を目指す人に向け、「TFX-Artist 〜アーティストへの道〜」を連載したいと思います。@884takでTwitterもしてますので、フォローして頂けると嬉しいです。
さて#1は、私がTFXを操作する上で最も心掛けてほしいと思う「アンカーポイントの設定」についてです。初回から非常に地味ですが、ここをクリアすればテロップのレイアウト操作がとても素早くなります!

Anchor (アンカー)とは?

選択中レイヤーに対し、拡大・縮小、回転、せん断が変化する時に固定する位置を設定します。また、選択レイヤーに対し[Justify]や[Align]を行った後に文字の追加を行いたい場合、 [Anchor]を設定することで現在の位置を維持したまま文字の追加が可能になります。
(TFX-Artist 操作マニュアルより)

テロップを作るとき、もっとも多い操作の一つが、テロップを大きくしたり小さくしたりしてレイアウトを決める作業です。できるだけ操作手順を減らし、効率的に進めていきたいところです。
その時、重要になってくるのがアンカー位置の設定です。テロップを拡大/縮小する時、むやみにその操作を始めてはいけません。まずはアンカーの位置を確認・設定し、どの方向へ拡大/縮小していくのかを把握しておきましょう。

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まずアンカーの位置を決めよう!

下図のように、右下にテロップを置く場合を考えます。アンカーの位置が、例えば左下で拡大を始めるとテロップはセーフティラインをはみ出していきます。

上達への道_001_003

この後に左に移動させてもいいのですが、再び拡大/縮小をしたい場合、またしても移動の操作をすることになります。


右下にテロップがある時は、始めからアンカーの位置を右下にして、拡大/縮小するのがもっとも効率の良いやり方です。

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ど真ん中にテロップをレイアウトする場合は、アンカーの位置を真ん中にして拡大/縮小し、大きさを決める方が効率的ですね。

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なおTFX-Artistは、Ctrl+テンキーでセーフティ合わせの位置決めを行うと、自動的にアンカーがそれぞれの位置に設定されるようになっています。この仕組みも上手く使いながら効率の良い操作をしましょう。

テロップを作り始めたばかりの人は、やたらと「拡大/縮小」と「移動」の操作を行ったり来たりしがちです。まず完成形を思い描き、最小限の手数でテロップをレイアウトする。それを意識することがTFX上達への第一歩です。

文字詰めをする時もアンカーを!

文字と文字の間にカーソルを置いて文字詰め(Alt + ← or →)を行うと、レイヤーの中央にアンカーを設定した場合でも、左合わせで文字間が詰まってしまいます

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これだと、再びセンターをとる操作をすることになるので、スマートではありません。センターをキープしつつ文字間を調整できるのがベストです。

実は、この操作をしている時、動かしている値は文字の「オフセット」です。カーソルのある位置から右側の文字全てを動かしているだけなので、アンカーの制御はありません。

アンカー位置をキープしつつ、文字詰めを行うには「カーニング」で調整する必要があります。Ctrl + K で「カーニング」を操作する状態にしてから、一文字選択 →「Alt + ← or →」と操作することで、選択した文字の右側の文字間を調整することができます。

下の動画は「オフセットの操作」と「カーニングの操作」の違いです。
いずれもアンカー位置はレイヤーの中央です。

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カーニング」を操作すれば、センターをキープしたまま文字が詰まることがわかります。

う〜ん。私としては、、、
文字と文字の間にカーソルを置いて「Alt + ← or →」の操作で「カーニング」調整が効いてほしいところですが、どうなんでしょうか???

「アンカーポイントを制する者はTFXを制す!」



Best regards,
884tak


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