【日記】iPhoneを水没させてはいけない7つの理由

2024年2月18日


3日前にiPhoneが水没した。大学の繁忙期が過ぎて数日間ゆとりがあったので、月末締切の作曲に取り掛かろうと久々に曲を作った日だった。作りかけの曲に歌詞をつけようと風呂場でデモ音源を流していた。深夜3時ごろだった。近所迷惑にならならないよう配慮して、最小の音量に設定し、耳にiPhoneを当てて聴いていた。いつのまにか寝ていた。いつのまにかiPhoneが水没していた。

まだiPhoneを水没させたことの無い方々には想像が難しいかもしれないが、iPhoneを水没させると大変なことがたくさん起こる。この日記がiPhoneを水没させるべきかどうか迷っている皆様のヒントになればと思う。


1. 不便

iPhoneが使えなくなると凄く不便だ。生活の全てを薄っぺらな金属板1枚に預けていたのだという事実に驚愕する。
出先で他人と連絡が取れなくなるのが不便だ。こういうときに限って大事な連続が立て込む。私のiPhoneが勝手に水没なんてしたばかりに他方に迷惑をかけてしまった。iPhoneもちゃんと謝っているので、どうか許してやってほしい。
地図が見れなくて不便。iPhoneを修理に出したくても修理業者がどこにあるかわからない。周りの人に場所を聞いても「なんで若いくせに自分でスマホの地図使って調べないわけ?なんなのこいつ。」みたいな態度を取られて不快。書店で紙の地図を買おうと思ったが、思ったより高くてやめた。
PASMOが使えなくて不便。2、3ヶ月前にモバイルPASMOに切り替えたのが失敗だったかもしれない。iPhoneが修理から帰ったら真っ先にやろうと思っていることは、モバイルPASMOから紙のPASMOに切り替えること。PASMOが使えないとなると切符を買うしかない。切符を買うのは10年くらいぶりだ。普段タッチするだけで改札を通過していたから意識することがなかったが、電車に乗るのには思っているよりもお金がかかっている。家と大学の往復に1000円もかかっていたことを知っておったまげた。新宿駅の駅員に「本当は定期圏内なのだが訳あってモバイルPASMOが使えない状況なのだ。どうにかタダで乗らせてくれないか。」と訴えてみたが、軽くあしらわれた。冷たすぎるだろ。「もう新宿駅なんて使ってやらねえ!」と吐き捨てて帰ろうかと思ったが、新宿駅使用禁止生活は流石に厳しすぎると思ってやめた。私ができるアンチ新宿駅運動はブログ内で駅員に「さん」をつけないことくらい。超パンク。

2. 金がかかる

驚くことにiPhoneが壊れると修理代がかかる。実はiPhoneというものは壊れないよう丁寧に使った方がお得だ。修理に10万円かかった。確か私の記憶では、ブラック研究室に所属しておりアルバイトを頻繁にすることのできないような貧困大学生から5万円以上の金額を請求することは法律で禁じられていたはずだ。(刑法ウンタラ条カンタラ項参照)修理屋は犯罪集団だ。いつか行政が動く。
お金がかかるというと、修理代だけでは無い。先に挙げた交通費も然り。心を落ち着けるために食べる美味しいご飯や、心を落ち着けるために飲む美味しいコーヒーにお金がかかる。心を落ち着けるために聴くYESのレコード(『Yes Songs』という頗る良いライブ盤)にお金がかかる。なぜだかわからないが、ネットショッピングが増える。今回私はiPhoneの保証期間外であったため修理に10万円もかかった。しかし、例え保証期間内だったとして、これらの二次的な出費にかかる費用も保証の範囲だっただろうか。否。各携帯メーカーは、スマホが壊れておかしくなってしまった心を落ち着けるためにかかる二次的な費用も負担する保証制度を作った方が良い。

3. 癇癪発動

癇癪持ちの方々には、特に、iPhoneを水没させることはお勧めできない。水没してからの数日間イライラしすぎて何も手につかない。「おい!iPhoneよ!なぜ水に落ちた!おい!生意気に風呂に入りたかったのか!おい!ばかやろう!このやろう!」
モノをすぐなくす×癇癪持ち=超最悪。最近流石に損失が大きすぎると思ったので、友人の相談のもと精神科とやらに初めて行ってみた。しかし診察という診察を行ってもらえず、アンガーマネジメントの本を処方されただけで終わった。本の代金1500円+本を紹介してもらうための初診料910円の価値がある本。せっかくなので買って読んでみようと思う。

4. 留年に王手

今日は私の所属する建築学部の卒業制作発表会の日であった。iPhoneが使えないので急な予定変更に全く対処ができない。私は当初の予定通り自分の発表数分前に大学に行き、発表し、即帰宅した。即帰宅したのは、iPhoneの修理屋にiPhoneを渡しに行くためだ。どうやらこれがマズかったようなのだ。前日にスケジュール変更の連絡が来ていたようだ。
どうやら私は現在、卒業制作発表会後の参加必須の説明会を放棄したヤバい奴という扱いになっているようだ。大学から家の電話に着信履歴がある。私の卒業制作が受理されなかったという旨の連絡が届いた。明日の9時に学部主任に会いに行くよう指示する旨の連絡が届いた。この日記が私の最後の言葉になるかもしれない。

5. 不健康

ジムに入館するのにもiPhoneが必要なのだ。

6. 環境問題

数日間『Pikmin Bloom』にログインできていない。ピクミンたちは花を植えられず退屈していることだろう。

7. 創造力欠如

7つ目の理由が思い付かない。

いいなと思ったら応援しよう!