
霊気走破とカラデシュの名称変更とか、リミテッドや構築における予想。
『挨拶と次元名称変更の話』
皆さんこんにちは。
『霊気走破』周りの情報が公開されましたね。
んで、次元の名前がカラデシュはアヴィシュカーになるらしいです。
・『霊気走破』に再登場する次元の1つ、『カラデシュ』次元は以降『アヴィシュカー/Avishkar』に改名されるとの事。
— 《青黒家の食卓》管理人、オリバ (@DimirUB) December 10, 2024
・"カラ/kala" (kālā, KAH-lah)にはヒンディー語で「黒」という意味もあり、人に適用される場合、侮蔑的や人種差別的な意味合いを持つための変更。…
発表されて数時間、既に賛否両論ですが、筆者としては『妥当性があるからOK』です。
まず、「人種差別に配慮して」という理由にアレルギーを起こしているユーザーがしばしば見受けられます。
「ポリコレに過剰反応しやがって!」という過剰反応を起こしている人々ていう構図。そしてカラデシュという言葉に愛着がある次元を愛しているファンの人々、ですね。
ただ、筆者としては以前に有った『EDH委員会が脅迫で解散を強いられた』事件からすると、妥当な気はしています。
暴力や威嚇を手段とする人間が、MTGのユーザーの中にいる、というのは悲しいことですが事実でしょう。
となれば、言語的なコミュニケーションが不可能な主義者がいた場合、刺激する可能性がある語句を先んじて取り除く、というのは、まあ、妥当性があると思います。
理想としては、そんな主義者との言論を以て協調の理解を図る、といったところでしょうが、まあ、現実的にそれは難しいですからね。
中庸、あるいは大人の対応と言っても良い。
んで、それをストーリー的にも『カラデシュ内の内乱、ファイレクシア陣営の侵攻を乗り切り、多元宇宙の存在が公となった今、あえて新しい名前を名乗る』という前向きかつ説得力のある理由が明示されていることもあり、筆者としては妥当性のある最適解に思えます。
今までは多元宇宙の存在は、プレインズウォーカーたちだけが知っている秘密でしたが、
ファイレクシアンのポータルを利用した侵攻により、その存在が一般の人々にも明らかになったわけです。
言うなれば、今までの次元の名前とはプレインズウォーカーという少数の魔術師たちが呼んでいた俗称であったはずですが、その世界に生きる名もなき市民たちが自ら称する呼称になったわけです。
平和と新たなる均衡を得て、そして領界路での新たなフロンティアへの道が拓かれ、その調和を象徴する新たなる名前を多元宇宙全土へレース開始の号砲と同時に響かせるのだ……!
……え、エモくない?
ってことで、『コレはコレで良いな!』と筆者は思っています。
『霊気走破案内の発表と、その斜め読み』
んでもって、その他の次元やレースそのものも第一報が入りました。
レースには様々な次元からやってきた10チームが参加している。
10チーム以外にも二軍リーグがあり、翌年のメインレース参加を目指して競い合っている。
優勝チームに与えられる霊気灯は『誰でもプレインズウォークができる“とされる”アーティファクト』。
霊気灯の正確な性能は誰もわからない。取説も設計図もなく、実験のしようもない。
下位部門のチームはアスパイアチームと呼ばれ、ほとんどは地方のローカルレースで出場権を得ているが、スポンサー選出などもある。
通る次元はアヴィシュカー以外に、アモンケットとムラガンダ。
コースはアヴィシュカーでスタートし、アモンケット→ムラガンダ→アモンケットと周回し、チェックポイントを通過してアヴィシュカーでゴール。
再興するアモンケット次元は、ケトラモーズとサブ=スネンという新たな神が現れた。
ギラプールグランプリは元々は闇レースだったが、公営化してからは年に一度開かれ、今回は二回目。
レースは一週間。ギラプールの日没にスタート、勝利条件はチェックポイントを全て通過してゴールすること。
昔はギラプールスプリントという闇レースだった。
スプリント時代は参加者は犯罪者と呼ばれていたが、ファイレクシアンの侵攻への対抗手段として呉越同舟的に共闘した。
グランプリの目的は多元宇宙にアヴィシュカーの権威を知らしめる目的もある。
『グランプリ出場チームの考察』
んで、グランプリのメインレースに出場する10のチームが発表されました。
それぞれについては先述した記事を参照いただくとして。
その内容としては、どう考えても『各色の組み合わせ』と考えるのが自然です。
MTGには2色の組み合わせは10個あります。
MTGユーザー的にはラヴニカのギルドの数として理解している方も多いと思います。
これが3色のサイクルという可能性もありますが、3色テーマを10個入れるとエキスパンションとしてリミテッドが遊べないように思えます。
ってことで、10のチームのそれぞれの色の予想とかリミテッドでの役割を考えていきます。
『#1エーテルレインジャーズ』

含まれる部族が人間とエルフはともかく、ヴィダルケンとドワーフが共通する色であり、かつ政府が編成したグランプリ用チームなので白は確定。
もうひとつの色は速さとピア・ナラーの色である赤、飛行と発展の青のいずれかでしょう。
『#2チャンピオンズ・オブ・アモンケット』

所属メンバーにいるバスリ・ケト、そして新キャラクターであるザフールが猫のゾンビということなので白は確定。
もうひとつは緑・青の要素がなく、赤はレースなので取れますが、まあゾンビの黒が有力ですね。
『#3クラウドスパイア・レーシング』

前大会の優勝チームであり、チャンドラも所属する注目チームですね。
もちろん、速度を重んじ、かつチャンドラがいるので赤は確定。
黒と緑の要素がないので、民衆支持の白、発明の青と組み合わせると思われる。
『#4ガイドライト・ボヤージャーズ』

チームリーダーは雲水核という名前の機械であり、漢字の名前ということは神河、あるいはムー・ヤンリンの出身次元である沈夢との関連を感じさせますね。
謎の次元への帰還を目的としていますが、そこは上記のふたつのいずれかなのか、あるいは新次元なのか。
実験する機械生物なので青は確定。
緑の要素はないが、発想の赤、団結の白、利己主義の黒は取れそう。
『#5スピードデーモンズ』

スピードと死と薄暮のデーモン、悪辣な男たち、黒は即答。
もうひとつは犠牲の赤、と言いたいところなんだけど、
メインレーサーであるウィンターは二枚カード化されており、1枚は赤緑黒なんだが、もうひとつは緑黒。
で、緑のキャラであるおたからちゃんを人質にしていることもあり、緑もありえそう。
多分、スピードデーモンって個人名でもあるよね。その名前からすると赤黒っぽいんだけどね。
『#6ゴブリン・ロケッティアーズ』

ゴブリンと火薬の組み合わせなので、赤は確定。
チームリーダーのレッドシフトという名前、そしてダレッティが所属することからしても堅そう。
死への挑戦なので黒、ブーストゴッドへの崇拝で白、本能の緑、マッドサイエンティストの青と、全部取れるんじゃない?
『#7アラクリアン・クイックビースト』

緑は即答。
アラクリアという未知の次元から、クイックビーストという主父から産まれたビーストである様子。
獣との共存を主としていることもあり、もうひとつの色は白で決まりでしょう。
乗り手のカラドーラ、相棒のラゴリンというキャラ設定からしても間違いないように思える。
『#8スピード・ブルード』

非言語的な謎の集団であり、リーダーはアーチック。
緑は確定。夜行性と昆虫の黒が有力とは思いますが、本能の赤、自己成長の青でも成立はしそうではある。
『#9キールホーラーズ』

未知の次元より現れた鮫人間であるコルダタンが率いていることもあり、青は確定。
その中のリーダー、ハウラーが船長と呼ばれ、その仲間としてカーリ・ゼヴとラガバンがが登録され、速度や冒険を重んじる海賊的な役回り。
荒っぽい集団でかつ鮫、赤青で確定に思えます。
『#10ジ・エンドライダーズ』

滅びゆく次元、ガスタルより来た世紀末な集団。
傭兵として働いていたというメンバーたち、荒くれものたち。
ファー・フォーチュンたちも霊気供給のマシンを手に入れて走り抜ける。
まあ、民衆英雄なので白とかも取れるでしょうが、傭兵と荒くれ、向こう見ずにガス欠を起こしまくるという性質からして、赤黒でしょう。
『まとめ』
『エーテルレインジャーズ』 白赤or白青
『チャンピオンズ・オブ・アモンケット』 白黒or白赤
『クラウドスパイア・レーシング』 赤青or赤白
『ガイドライト・ボヤージャーズ』 青赤or青白or青黒
『スピードデーモンズ』 黒緑or黒赤
『ゴブリン・ロケッティアーズ』 赤黒or赤白or赤緑or赤青
『アラクリアン・クイックビースト』 緑白
『スピード・ブルード』 緑黒or緑赤or緑青
『キラーホーラーズ』 青赤
『ジ・エンドライダーズ』 赤黒
で、ここからはパズルです。
まず、筆者の中で『ビースト』の緑白、『ホーラーズ』の青赤、『ライダーズ』の赤黒は確定なので、他の組み合わせから抜きます。
んで、赤黒との二択だった『デーモンズ』が緑黒で確定……という要領で、全部の色を当てはめていき……。
『エーテルレインジャーズ』
白赤or白青『チャンピオンズ・オブ・アモンケット』 白黒
or白赤『クラウドスパイア・レーシング』
赤青or赤白『ガイドライト・ボヤージャーズ』
青赤or青白or青黒『スピードデーモンズ』 黒緑
or黒赤『ゴブリン・ロケッティアーズ』
赤黒or赤白or赤緑or赤青『アラクリアン・クイックビースト』 緑白
『スピード・ブルード』
緑黒or緑赤or緑青『キラーホーラーズ』 青赤
『ジエンドライダーズ』 赤黒
こうなった。
で、それを踏まえて、次の項目へ。
『リミテッドでのアーキタイプはどうなるか?』
筆者は緑を軸にして色を表記すると脳が処理しやすいので、緑からはじまり、緑の友好色との組み合わせへと書いていきます。
緑赤:ゴブリン、エネルギーアグロ(ロケッティアーズ)
緑白:乗騎(クイックビースト)
緑黒:デーモン、墓地利用?(デーモンズ)
緑青:墓地追放? +1+1カウンター?(ブルード)
赤白:機体、操縦者(レーシング)
赤黒:生け贄、犠牲、速攻(ライダーズ)
赤青:アーティファクト、海賊、霊気(ホーラーズ)
白黒:ゾンビ(アモンケット)
白青:飛行、エネルギー(レインジャーズ)
黒青:アーティファクト、即席、機体(ボヤージャーズ)
意外としっくり来た。
ただ、この組み合わせだとピア・ナラーが白単になっちゃうんだよね。
いや、既存で赤白でカード化してるから良いっちゃ良いんだけど。
これ、一個ズレてるだけで全部ズレるので、どうだろうねえ?
個人的にはブルードが青緑じゃなくて緑黒に見えるし、デーモンズも第一印象は赤黒なんすよねぇ……?

しかし、墓地利用なんだよなぁ……?
ロケッティアが赤黒とかの可能性もありそう。


オイオイオイオイオイ。
既存の発表カードと全然噛み合わねぇぞオイ。
まあ、部分的に……まあ……はい、正解発表を待ちましょう。
『構築どうなるの?』
まず、構築目線で注目なのが『デーモン部族』です。

スピードデーモンズで確実に収録されますし、現状パイオニアでも活躍しているカードです。

これより強い2マナのデーモンが出たら構築で活躍する確率が高い。
次に注目なのが『サムト』です。

アモンケット次元の関係者ということでカードとしての収録も考えられます……が、恐らくアモンケットチームは緑赤ではないです。
とはいえ、今回は速度に重きを置いた次元ということもあり、速攻持ちは絶対に量産されます。
元々、構築水準というには半歩足りないというクラスのカードなので、何か速攻強化のカードがあればチャンスがありそう。
恐らく再録されると思われるキーワードとしては『乗騎』も注目です。


元々はサンダージャンクションの固有キーワードでしたが、クイックビーストの存在からして、ほぼ確実に再録キーワードとして選ばれることでしょう。
んで、アンデッド……ゾンビであるレオニン……つまり、ゾンビ猫と思われる『ザフール』の存在から猫・ゾンビ、ロケッティアーズの存在からゴブリンも新規を貰えると考えて良いでしょう。
全てファウンデーションズで部族強化されたカードたちですね。
ちょっと前に書いといて僕の記事でも取りあげてたから読んでね!(ダイマ)
あとは筆者の予想が当たっているならデパラの再登場ですかね。

ドワーフ部族はエーテルレインジャーズに所属していると明言されていますが、その中に彼女の名前はない。
個人的には、これは彼女が赤白であるチーム、クラウドスパイア・レーシングに所属しているためではないか、と邪推しています。
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画像はMTG日本公式より引用しています。
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